2007年9月14日
プレースタイルについて
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 今週前半はずっと雨模様であった。重馬場のグランドでは通常より距離が長く感じられプレーヤーは大変となります。が、これで茶色く変色していた芝にも元気が甦り、ゴルフ場のメンテナンス的には良かったようで、昨日の千葉カン梅郷、今日の鶴舞ともにフェアウェイは青々としておりました。

 これまで、今年の会員権は動きが弱く、営業的には良くないとこのコーナーでも書いてきました。しかしながら、8月の後半から弊社においては少しずつ成約件数が増えてきました。
 今年のこの現象は、これまで潜在的な売り手さんが市場に売りを出さなかったのも一因だったのですが、ここに来てとうとう、その潜在的売り手さんも我慢仕切れなくなったのか、売り手さんからの売却依頼が入り、市場が活性化した事により少しずつ成約件数が増えてきているのだと思われます。

 さて、今週はプレースタイルについて書いてみましょう。
 ゴルフのプレースタイルはといいますと、徒歩によるプレースタイルと乗用カート使用のプレースタイルとに分かれます。そして、更にはキャディを付けて廻るスタイルとセルフによるプレースタイルとに分かれます。
 今週はそのうちのキャディ付プレーとセルフプレーとについて書いてみましょう。

 プレーヤーは皆、それぞれ考え方が違います。キャディ付を好まれる方々も大勢おられるでしょうし、セルフプレーの方を好まれる方々も大勢おられる事でしょう。
 ここで少し話を変えます。
 さて、ゴルフ会員権を購入したい方は、自分の気に入ったゴルフ場で沢山のプレーをしたい、多くの回数をそのゴルフ場でプレーするので安くプレーしたい、競技に出てみたいが為に購入します。
 また、いつも仲間を誘ってプレーするのが大変。だから自由に一人で行きたいが為に会員権を購入されるはずです。
 で、今週はこのうちの、行きたい時に自由に一人で行きたいから会員権を買うんだという人が会員権を買う前に考えておられた方が良いと私が思う点について書いてみましょう。
 ご存知のように、各ゴルフ場のプレースタイルはコース毎にマチマチであります。このコーナーでも時々触れていますが、私はキャディ付のプレースタイルを好みます。
 では、その最大の理由とは何なのか?(尚、これからの文言には皆様にとって少し癇に障る表現が出てくるかと存じますが、どうかお許し下さいませ)
 一言で述べるなら『セルフプレーだと大概、キャディ役を引き受けてしまうから』であります。
 私は大変我儘な人間ですが、私のゴルファーとしての長所は、人に気を遣いながらプレーが出来る点であります。(本当にゴメンナサイ)
 仲の良いもの同士でのプレーであれば、セルフでもあまり気になりません。が、会員権を取得し、一人でゴルフプレーに行った際、同じクラブのメンバーであってもその日初めてプレーをご一緒する方とラウンドすることも当然のごとくあるでしょう。
 その際セルフ慣れしている方々は、グリーンに近づくにつれて自ずとパターを持って行きます。また、ホールアウトした時に、自身のウエッジ類などを忘れずにカートまで運びます。また、いち早くホールアウトした方がピンフラッグを持って待機するという行動も取られるでしょう。が、慣れない方だとパターも持って行かない方や、グリーン近くにウエッジ類の忘れ物をしょっちゅうする方、場合によってはピンフラッグも知らん顔の方もおられるかもしれません。
 このような時、どうしても私のような者(気遣いをしてしまう人)はピンフラッグを最後に刺す役やクラブ運搬業務等のいわゆるキャディ役を必ずと言ってよいほど受け持つことになります。
 そうなると、段々と疲れが溜まってきます。また、プレーも雑になり憂鬱にもなり始めます。このような事があるから、私が一人予約やフリーで行く時にはどうしてもキャディ付コースに行きたくなる訳であります。
 また、私はプレー時間にも気を遣います。たとえ空いている日であり後ろが来なくても、私の場合は前が空いていたなら、どんどんと前に進行しようとします。その為、今まで私と同伴された方々の中では、前も後ろもいないんだから、もっとのんびりとゴルフを楽しみたいよと思われた方もいるかもしれません。
 しかし、私は日頃からプレーファーストを心がけて実践しているからこそ、いつのプレーにおいても迅速にプレーが出来ているんだと思っています。そして、いついかなる時でもプレーヤーがこれを実践し、この気持ちを各プレーヤーが持てば、少なくともハーフ2時間半以上掛かるということは絶対になくなると信じています。
 つまり、気を遣うというのは、自分の今日の同伴プレーヤーのみならず、その日の来場ゴルファー全員にも気を遣うということが大事だと思っています。
 もし、キャディ付ゴルフ場であるなら、たとえ遅れているパーティがあってもキャディがいるので、その場でキャディさんが「もう少し急ぎましょう」とプレーヤーに申し上げ、時間に対してもアテンドすることも出来るでしょう。
 このように進行のことを考えても、せっかちである私はキャディ付コースの方を好むのであります。

 ですから会員権を選ぶ際にはご自分の性格もよーく考えて選ぶようにした方が賢明な訳です。
 会員権を選ぶのに性格まで考える?そんな話は今までどこのゴルフ雑誌にも掲載されたことはないかと存じますが、私としましてはかなり大事なことかと思い続けておりましたので、今週は敢えて独りごとに取り上げました。
 尚、これらのことについてご興味を持たれた方は、調査結果が20064月7日4月14日4月21日号の独りごとに掲載してありますので、どうぞご参照下さいませ。

 以上、今週の独りごとでした。