スロープレーが最も嫌われる

2004.09.22

一緒にプレーしていて不愉快、楽しくない、もう二度とこの人とゴルフはやりたくないと感じることが、たまにある。仲間に嫌われる人はどんな人かを列挙してみよう。

 ・ショットをはじめ、あらゆる動作が緩慢で、スローモーな人。
 ・逆にすべてが早過ぎる人。グリーン上で他人が打とうとしているのに先に打ってしまう人。
 ・聞きもしないのに教えたがる人。
 ・他人がティショットする時、近くに立つ人。
 ・冗談のつもりだろうが、口汚く罵る人。
 ・バンカーに足跡を残したまま出て来る人。
 ・パッティングラインを踏む人。
 ・異常な真剣さでプレーし、スコアにこだわり過ぎる人。
 ・自分のミスをキャディや同伴者にあたり、周囲を不快にさせる人。
 ・自慢の度が過ぎる人。
 ・毎ホール自分のスコアが分からなくなる人。スコアを間違える人。
 ・コースの中で、他人がいる傍で携帯電話をかける人。

この中で、最も嫌われるのはスロープレーである。
スロープレーの人は、ティショットやパッティングだけに止まらず、すべてのショットが遅いのである。
また、こういう人はショットだけが遅いのでなく、あらゆる動作が鈍いので困ったものだ。例えば、ティグランドに上がってからティを探したり、何回も素振りを繰り返す。打つかと思えば再び素振りに入る。実力が伴わないのに、時間をかけてグリーンを読む。全ホールでキャディにラインを聞く人もいる。数本クラブを持って行けばよいのに1本しか持たず、ショットの度にキャディを呼びつける。後ろの組が待っていてもまったく急ごうとしない。

長いゴルフキャリアの中で、この『スロープレー』だけは、私には解決方法が見つからない。
ショットでは、速い人は3〜4秒で打つ。プロでは倉本昌弘が代表的である。普通の人で7〜8秒、遅い人で12〜13秒。待ち切れないでイライラするのは15秒以上かかる人である。女子プロで某外国選手が該当する。

 このスロープレーヤーと私が同じ組で、毎ホール後続の組が待っている場合は、私は気になってゴルフにならない。やんわりとスピードアップを呼びかけても、本人は無頓着で気にしないことが多い。
おまけに「急がせるので面白くなかった」とでも言われると、もうお手上げだ。外国で体験したことですが、何度も注意を喚起したのに聞いてもらえず、気にしていたら、後続の現地外国人に怒鳴られたことがあります。
ショートホールで、2組パスさせたら3組目以降からもパスさせろと要求されてしまった。

 スロープレーヤーが取引先であったり、年長者であると注意の仕方にも神経を使う。注意を喚起しても改らない人には解決方法がない。従って、そんな人と私は一緒にプレーしないことに決めている。
なお、スコアで大叩きするのとスロープレーとは全く次元が異なることを申し添えます。

 明るく、爽やかに、品格よく、そして最も重要な『スピーディにプレーする』ことを心がけ、未知のゴルファ―との交流を広げ、ゴルフライフを楽しめるよう念願しています。


− 私の名前は渡若造 8話 −

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