クラブが顔面を直撃

2006.02.23
最近はゴルフが下手になる一方なので、ゴルフより卓球に熱を入れている。従って、ゴルフ練習場へ顔を出す回数が減っていた。ところが今年になって、卓球の合間にゴルフコースへ数回出かけてみると、不思議なことに調子がすこぶる良いのである。80・78・77・81のスコアはどう考えても良過ぎる。コースが6200〜6400ヤードと比較的短く、自分に合っているコースの上、天候が悪い日は行っていないという事情があるとはいえ、成績が良過ぎる。パッティングとアイアンショットが好調だからである。おかしいなぁ、練習も少ないのに好調過ぎる、なんとか2月下旬の沖縄遠征までこの調子を持続したいと思い、練習場に出かけた。
 練習を終えて待っている人に打席を譲るために、ボールが入っていた籠を片付けようとしゃがんだ瞬間、何かが私の顔面を直撃した。瞬間、何が当たったのか分からなかった。変だなぁ、こんなところに鉄棒でもあったのか?と不思議に思った。事実は前の打席で練習している人のバックスウィングで、ゴルフクラブが私の額を直撃したのだった。私のオデコは見る見るうちに膨らみ、大きなタンコブが出来た。痛いというより額の皮が突っ張るので気持ちが悪い。手を当てると1センチはタンコブが突起しているようだった。
周りの者が冷やすよう勧めたので、氷で1時間ほど冷やしていると、タンコブは半分くらいに小さくなった。

帰宅後、念のため整形外科で診察を受けた。
レントゲン写真を2枚撮り、簡単な検査を受けたが『異常なしで、単なる打撲で済みそう』と一安心。医師が言うには「多分、心配するような事態ではないだろう。但し大病院では3カ月くらい経過後に異常を訴えて来る人がたまにある。幸いにも当たった所が最も骨の強固な箇所だったのが良かった。5センチ下にずれていたら、失明か骨折だっただろう。額の場合は骨にヒビが入ることはまずない。あるとすれば脳に異状を来たすことです・・・」であった。

実はこの3週間前に、卓球のゲーム中に隣の男性がボールを追ってきて、私の顎を頭で突き上げる事故があった。
私の顎は衝撃で青く腫れるし、これこそ骨にヒビが入ったのではないかと痛かった。顎は10日間ほど痛みがあった。漸く痛みが取れた頃に今回の出来事が起きたのである。前打席の人は懇意にしている人で、彼にも心配をかけてしまった。今回の出来事はまったく予期しない事態だった。籠を前打席との境界においていたのだが、通常では起きる筈がないことが起こる。籠は自分のマットの後方に置く、前の打席の人の動きをよく見るべきと反省することしきりである。

今回は一度だけの診察なので健康保険を使い費用は安く済んだが、念のためゴルファー保険の会社に確認してみると見舞金が出るとのこと。ゴルファー保険は、ホールインワンとクラブの損壊の他に傷害の3点セットで組まれている。ホールインワンは3回も給付して貰ったし、今回は少額とは言え、見舞金まで頂戴し有り難い保険である。こんなアクシデントが起こり得るから、皆さんにもゴルファー保険に加入するようお奨めする。

卓球に引き続き、ゴルフの事故が起きた。『二度あることは三度ある』という格言がある。
三度目は良い方の当たりがあって欲しいので、滅多に買わないジャンボ宝くじを5100円分購入した。抽選結果は加賀屋ゴルフホームページ100万アクセス記念コンペの前日に発表される。
私はコンペ当日、満面の笑顔でティグランドに立っているかも知れない。


− 私の名前は渡若造 40話 −

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