新年を迎えて心新たに

2006.01.12
読者の皆様、あけましておめでとうございます。
昨年末は、芝先案内人さん主催による「コンペ」の案内を貰ったので参加しました。会場は江戸崎カントリークラブでした。江戸崎は2回目ですが、早朝、江戸崎カントリークラブに向かう車の表示外気温度はマイナス3度の寒さでした。
コンペ参加者は、芝先案内人さんと加賀屋ゴルフ社長のゴルフ仲間だから若い人が多いだろう、上手な人が多いだろうと予想して行きましたが、何とコンペ参加者の半分が30歳代、半分が40歳代でした。50歳以上は私だけだったのではないでしょうか。私は断トツの年長者でした。私の同組は加賀屋社長と若いお二人でした。若いお二人は、私の長男と次男より1歳ずつ上であった。そんな環境下で私はプレーに臨んだ。3人はうまくヒットすればプロの卵を連想させる弾道がはるか先に飛んで行く。400ヤード以上のホールでも楽々パーオンする。若さは最高の宝で、羨ましかった。一番若い人に、芝先案内人さんとの関係を尋ねたら、インターネットを見て、はるばる長野県伊那市から来たとのことに再度びっくり。インターネットの出会い系サイトによる犯罪・被害が頻繁に報ぜられるが、良い方のこんな出会いがあるのか、と世の中の変化に若き爺さんは驚いたり感心したり。
ゴルフプレーの方は、私は青マークでも7番ウッドが冴えてパーを拾ったので、前半はべストグロス。後半は2発もOBを出して自滅。コンペの結果はダブルぺリアの不運があり、ブービーメーカーに終わった。しかし、ウッドショットを身につければ、若い人にもある程度ついてゆけることが分かったので、新たな意欲が湧いてきた。いつも、ゴルフも卓球もカラオケも70歳前後の男女とお付き合いしているので、久し振りに若い人と交流して私は大いなる刺激を受けた。
「握り」は、社長・芝先案内人さん・BUNさんともオールチャラで目出度し、罪なしであった。

今年の年始は寒い上、混雑しているのでコースへはもちろん、練習場にも行かず、寝正月と読書で過ごした。
横峯良郎著『さくら咲く』を読んだ。著者はご存知、横峯さくら選手のパパである。3人の娘をプロゴルファーにするため資金を使い果たしたこと、お金のことで離婚寸前の危機に至ったこと、猛練習をさせていること、何故キャディを自分がしているか等書かれているが、感心したのは良郎パパの教育論である。パパは私より20歳も若いが、しっかりした考えを持っておられ、私はパパを見直した。また、さくら選手にプロゴルファーとしての心構えやマナーを説いている。パパは立派である。

昨年、寄せられた感想の中に「渡若造を読んでいて気になるのは、強気で我が道を行く若造さんらしくなく、飛ばなくなったとか、スコアが悪くなったとか言っていることです。弱気にならず、ゴルフも卓球もカラオケも精進し、もっと上手になり、ますます人生を楽しんで下さい」という励ましの言葉があった。九州の友人からの年賀状には「少し気になるのは、渡さんのゴルフのレベルが落ちていませんか」との添え書きもありました。

渡若造、新年を迎えて、心新たに奮起して『よーし!ゴルフスクールに入って出直すか』『3年先のグランドシニア選手権の入賞を目標にやるか!』と燃えてきました。

この連載も早くも第37話に至りました。内容がマンネリになってはいけないので、適当な時期に『引き際』を考えたいと思っております。そんなことを考えながら、あと少しの間、感ずることを書いてみます。


− 私の名前は渡若造 37話 −

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