NHKの番組に登場しました・・・<番外編>

2005.11.08

平成17年10月26日の19時50分頃、電話が鳴った。福岡の友人から「渡さんがNHKに出ていますよ」との電話だった。急いでテレビをつけると、民主党の前原代表が映っていた。新聞を見ると、番組は<クローズアップ現代>で『前原路線で再生なるか民主党』とのタイトルであった。
福岡の友人に続いて、立て続けに5人から電話があった。さすがに、NHKは全国ネットの上、ゴールデンタイムの放送だから何千万人もの人が見ているのだろう。

実は10月10日の小雨降る祝日だった。3日連休を我々リタイア組は時間を持て余していた。
ゴルフ練習場は混んでいるし、買い物に行っても駐車場は一杯なので、土・日・祝日は家で静かに過ごすだけであるからだ。連休も3日目、小雨になったので最寄り駅まで散歩がてらに出かけた。400人くらいの人がいて、何事かと思ったら、民主党の前原新代表が来るので待っている群集だった。私も前原代表には期待しているので、40分程待っていた。彼は電車で到着し、短い演説を行った後、握手をして回った。私は野次馬として見ていた。
帰ろうとすると、民主党の運動員らしき女性が寄ってきて、「アンケートに答えて下さい、民主党に対する意見を述べて下さい」と言うので、話し出したら急にテレビカメラとマイクロフォンが近づいた。私は驚いたが、そのまま5分ほど話続けた。どこのテレビ局かと見たが、表示がなく分からなかった。
当夜、注意深くニュースを見たがどのチャンネルにも出ないし、誰からも電話がなかったので、没になったか、民主党のPR用の取材かと思っていたのである。

電話を受けた時は、私の場面は終わっており残念に思っていたが、当夜遅く再放送があるとの知らせが知人からあり、ビデオ録画をセットした。翌日、ビデオを見たが、私は民主党への意見を4つ述べたのだが、そのうちの一つを語っている場面が、数秒間流れていた。
電話をかけてきた友人の一人は「渡さん、実物より若く、映っていましたよ」と言うので期待して見たが、それはそれは、爺さんそのものに映っており、ガックリでありました。翌日から近所の人や趣味の会の人達、そして飲み屋の女将さんや常連客から「見たよ」とか「天下のNHK、しかもあの番組に出演とはたいしたものだ」と驚きやお褒めの言葉を沢山頂戴しました。
私も、変なオチャラケ番組でなく、立派な教養・政治番組で良かったと思っております。
私がテレビに出たのは2回目です。10年前、九州朝日テレビに仕事上のインタビューで出たのですが、放送された当夜、博多の中洲へ行ったらホステスから「見たわよっ」と早速言われたことを思い出します。

このエッセイの連載は、ゴルフに関連する内容を書いているのですが、今回はまったくゴルフと関係ありません。もしも、ゴルフに関するインタビューだったら『女子プロのへそ出しはやめろ! コースでの喫煙をテレビは映すな!』と声を大にして叫びたかったのに残念でありました。


− 私の名前は渡若造 33話 −

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