前回はアベレージゴルファーのスコアを分析しましたが、今回は上級者のスコアを分析してみます。
ゴルファーは「ゴルフ日記」さんです。彼は40歳代の半ばと若く、ゴルフ狂と言ってよいくらいゴルフを愛しているハンディ7の上級者です。今回は上級者とアベレージゴルファーに共通点はあるのかを述べてみたいと思います。
ご本人より報告されている『ゴルフ日記』のデータを使います。
距離の長さとスコアの関係を調べてみました。期間は2004年4月〜2005年4月の13ヶ月で、135ラウンドが対象です。
<ゴルフ日記> <渡 若造>
7000y〜 86.7 15回
6800y〜7000y未満 85.4 56回 95.0 4回
6600y〜6800y未満 84.8 9回 87.2 19回
6400y〜6600y未満 85.3 20回 87.1 11回
6200y〜6400y未満 82.8 28回 85.8 42回
6000y〜6200y未満 86.3 4回 83.3 9回
〜6000ヤード 78.3 3回 83.9 9回
このように、上級者でも距離が長くなるとスコアは悪くなります。しかし、7000yの長さでも大幅に悪くなることはありません。一方、アベレージゴルファーである渡若造は6800y以上になると一挙に悪くなります。回数が少ないとはいえ、この傾向は変わらないでしょう。なお、ゴルフ日記さんの6000ヤード〜6200ヤードは86.3と良くないが、回数が少なく悪天候の日が2回あるためと思われます。
季節の違いを見てみましょう。
<ゴルフ日記> <渡 若造>
3月〜5月 86.0 85.4
6月〜8月 82.3 85.6
9月〜11月 83.2 86.7
12月〜2月 87.0 84.4
ゴルフ日記さんは明らかに夏場が良く、冬から春が良くないと出ています。
天候・コースコンデションが不明なので、この数字の比較だけで、傾向値を示唆するのは早計だと判断します。が、ゴルフ日記さんによると、5月からは芝が生え揃ってきてアプローチが決まりやすいが、冬から春先にかけては芝が生え揃っていないため、ライが悪くなりアプローチの難易度が上がるのでスコアが出にくい。また、冬場は寒さのせいでボールが飛ばないのも要因と思われるとの事でした。
しかし、渡には季節によるスコアの変動はありません。何ででしょう?ゴルフ日記さんに聞いても?とのことでした。
因みに私のゴルフ記録ノートブックには、ラウンド毎に、天候・長さ・コースレート・パッティング数・バーディ・OB・パー・ボギー・ダブルボギー以上・バンカー・パーオン率・パーセーブ率が記録され、1ヶ月ごとに各種データの集計とグラフを記入しています。皆さんも記録を付け、反省材料だけでなくゴルフ談義のネタにされたら如何でしようか。そして、このように自分だけでなく、友人・仲間のデータと比較してみるのも面白いのではないでしょうか。