今回はアベレージゴルファーのスコアを、『少しは科学的に』分析できないかとの意図で、傾向を探ってみます。
ゴルファーの名前は渡若造です。来月満66歳を迎える初老で、身長167.4センチ、体重65キロ。
中学時代に卓球を、高校時代に軟式庭球を少し経験しただけで、本格的なスポーツ歴はありません。
また、本格的にジムでトレーニングしたり、ランニングしたりのトレーニングを実施したことはありません。
心筋梗塞発病でゴルフラウンド6ヶ月間禁止になったので、再開した2003年5月からの2年間のデータを分析してみました。天候は雨天は殆どなし。レギュラーティ使用が殆どでバックティ使用は極めて少ない。
ノータッチプレー、OKパットありのデータです。
まずコースの距離の長さとスコアの関係を見てみましょう。総ラウンド数は94ラウンドです。
6800ヤード以上 95.0 4回
6600〜6800ヤード未満 87.2 19回
6400〜6600ヤード未満 87.1 11回
6200〜6400ヤード未満 85.8 42回
6000〜6200ヤード未満 83.3 9回
6000ヤード未満 83.9 9回
明らかな傾向は、距離が長くなるに従ってスコアは悪くなっている。逆に6000ヤード未満のコースは狭くて、グリーンが小さいので、距離が短くても良いスコアに結びついていない。6800ヤード以上のスコアは95.0と悪いが、回数が4回しかなく、キレテしまっているので、もっと回数を積み、精神的に粘りを見せれば5打近く良くなると思われます。
次ぎにコース・レートとスコアの関係を点検してみます。第19回で報告したように、コース・レートはハンディ0のプレーヤーがいくつで回れるかを示すものです。本来は世界基準でコースの難易度を査定したスロープ・レートによる比較をしたいのですが、スロープ・レートが示されていないのでコース・レートで間に合わせます。
コース・レートのあるゴルフ場でのラウンドは総回数85回です。
コース・レート72.0以上 98.0 2回
71〜72未満 89.2 6回
70〜71未満 86.9 25回
69〜70未満 85.4 35回
68〜69未満 83.6 15回
67〜68未満 82.0 1回
66〜67未満 82.0 1回
これを見ると、アベレージゴルファーでもコース・レートによってスコアが異なることが明確に分ります。
コース・レート72.0以上のスコアは98と悪いが、回数は2回であり、2回とも風が強かったので、天候が良く、精神的に粘りがあれば、5打近く良くなると思います。
今度は季節による違いを見てみましょう。
3〜 5月 85.4
6〜 8月 85.6
9〜11月 86.7
12〜 2月 84.4
冬場はラフが枯れており、ラフに入っても打ち易いので、少しだけスコアは良かった。春先は芝が生えていないし、風が吹き、雨が多いのでもっと悪いと予想したが、さしたる差異はなかった。私のデータでは秋が最も悪かったが夏の疲れかも知れない。病気発病前の2年間をも分析してみると、9〜11月が最も良いスコアだったので、季節による差異はないと言えるのではないか。もっと多くのデータ(ラウンド数、人数)で分析すべきなのだろう。
恥ずかしいが、ついでに他のデータを公開すると、私の実績は「パーセーブ率42%「パーオン率27%」「バーディ1Rで0.5個」「OB数1Rで0.5個」「パッテイング数1R32」となっています。
ド素人のデータなんて参考にならないが、自分なりに分析し、ゴルフ談義の話題にするのは意義があるのではないでしょうか。以上、お粗末な披露でした。
この分析を送付しようと思いながら、天気がよいので本日、今年2回目の競技会に参加した。
このコースのバックティからプレーするのは3回目であった。6742ヤード、コース・レートは71.2である。
真面目にプレーしたら、バーディ2個、パー6個、ボギー9個、ダボ1個、パッティング数は30で、スコアは41・40の81とよかった。「バックティでも、やればやれるではないか! 優勝かな?」と思ったら5アンダーの人がいて第2位でした。久しぶりに賞品の花瓶を戴きました。