『私の名前は渡若造』執筆に際して

2004.06.15

私はワタリワカゾウ(渡 若造)と申します。エッセイ執筆に当たり一言挨拶申し上げます。
加賀屋ゴルフの開業直後に私は新聞広告を見て、Sゴルフクラブの購入を加賀屋ゴルフに依頼しました。
代金支払いのため、当時の勤務先を訪れた前田社長と初めてお目にかかり、ゴルフ談義に花を咲かせました。
あれから8年の歳月が経ち、突如私は加賀屋ゴルフへ電話をかけたら、前田さんが電話に出たのですが、私は名前を名乗っていないのに、私の勤務先の方ですか?と聞くではないか。
私は驚いた。余程、私の話し方に特徴があるのか、それとも強烈な印象を与えたのか、どちらかだろう。
これは私と前田さんは何かの糸で結ばれているのだろう。これも長い人生の何かの『ご縁』だと感じて、その後3つの会員権の売買を依頼したり、友人を紹介したりして彼と付き合っている。
彼は私より20歳以上若いけれど、事業家として立派に経営しているし、組合やゴルフクラブの役職を実務家として広範囲に活躍されている。ゴルフが私より上手であることは言うまでもない。そんな訳で年齢差を感じずに付き合っております。
この度、彼から「加賀屋ゴルフのホームページに何か書いて欲しい」と依頼されたのですが、政治や社会問題を扱うのは相応しくないし、ゴルフ関連に限定すると題材がなかなか見つからず苦労しますが、ここは気楽に考えて、思いつくままに書いてみることにしました。
読者の皆様、気楽に、寛大な気持ちでお付き合い戴きたいとお願いする次第です。

私は、5年前に民間会社を定年退職し、一切の仕事につかず、当然収入はゼロで、年金と貯金の取り崩しでゴルフ中心に遊んでいる身分です。定年直後、平日の昼間に街を歩いていると、何か社会の落伍者のように思え引け目を感じたものです。老人クラブに出入りすると交際相手は年配者ばかりで、「俺はまだ若いのだぞ」と心の中で叫んでいました。そんな心境から時事川柳に、渡若造(私、若いぞ!)と自ら命名し応募したのが文章を書き始めた始まりです。
満65歳の若き爺さん、ゴルフ歴30年。時には鋭く、時には若い感性とウエットな表現で考えるところを述べてみたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
これが私の始球式の第1打です。


− 私の名前は渡若造 2話 −

前へ 次へ