ゴルフ日記

京 16ホール 曇りのち雨 6,811y イン? アウト42

 今日は生まれて初めてアーリーバードというゴルフに臨む。3時45分に幕張の自宅を出発し、途中コンビに寄り、4時20分、コース到着。この早さなのに、数名の方々がコースに到着している。
 気温は23度とちょいと寒いくらいである。
 カートにバッグを積み、今日のメンバー神奈川県のM.Tさん、東京都のF.Sさん、千葉県のH.Sさんと伴にインコース10番へと向かう。暗くて道もあまり良く見えない。
 まだ少し薄暗い中、4時49分、10番をティーオフ。
 10番387yミドルは、ドライバーはフェアウェイへ。PWでのセカンドはど引っ掛け。アプは寄らずボギー発進。3人はアーリーバード経験者で、夜露で重いグリーンにピッタリ距離を合わせてくる。
 11番176yショートは、5アイアンで打つも当たりがショボク手前のバンカーイン。寄らず入らずボギー。この頃から明るくなってくる。が、曇り空の為、良くは見えない。
 12番519yロングは、ドライバーは右のラフへ。3wでのセカンドは芝の下を潜ってしまいテンプラ右OB。で、簡単にダボ。
 13番422yミドルは、ドライバーは左にぶっ飛び隣の12番のラフへ。6アイアンで戻してボギー。
 14番345yミドルは、3wで打つもまたまたテンプラ球。残り180yを5アイアンで打つもグリーンに乗らず。アプは5mにしか寄らなかったが、これを沈めてナイスパー。しかし皆にかなりの遅れを取っている。
 15番395yミドルは、ドライバーはフェアウェイをヒット。残り135y上りを9アイアンでピン手前11mに2オン。なんとか2パットで凌ぐ。しかし、最近はエンジンのかかるのがとにかく遅い。
 16番399yミドルは、ドライバーはへナチョコ球だが、フェアウェイへ。残り165yを7アイアンでピン横6mに2オン。無難にパー。
 17番521yロング、ここで痛ましい事件は起きる。まずオナーの私は左のラフへドライバーを打つ。続いてH.Sさんが打ったが更に左の1ペナゾーンへボールは飛んだ。そして、F.SさんとM.Tさんはフェアウェイへ。まず、私のボールを左のラフで発見。が、H.Sさんのボールは発見出来ず。で、4人で傾斜地を必死に捜索していたのであるが、私が手前のラフを捜索中、私の10mほど後ろから「アッ、痛い!」という声がしたのであるが、その声と伴に、私は背後からバキッという音も聞いたのである。
 苦痛に顔をゆがめながら、M.Tさんは「やっちゃったー」。私はすぐさま「骨折したんじゃない!」
 傾斜地から走り下りる際、誤まって足を滑らせてしまい、きっと踏ん張った時に衝撃に耐えられず骨折したものと思われる。。すぐさま、携帯電話を取り出し、コースに連絡しようとするF.Sさんに「まずは119番!」と叫ぶ私。骨が完全に折れて血管も傷つけているのであろう、右足首少し上から滲み出るような出血も見られる。
 なんとかH.Sさんと二人して抱きかかえてカートに乗せようとしたが、M.Tさんのあまりに痛がる様を見て、二人で運ぶのを断念し、F.Sさんの電話が終わるのを待ち、3人でなんとかカートの後部座席に乗せる。私は後ろの座席でM.Tさんを支えながら半ケツ状態でカート後部座席にしがみつく。
 「俺のせいだ!俺が左に打っちゃったからだ」と狼狽するH.Sさんが早くハウスへ戻ろうと運転するのだが、スピードが速いので振動の度に顔をゆがめるM.Tさんを見て、私とF.Sさんは「もっとゆっくり!」と叫ぶ。
 時間の経過は分らないが、17番から18番に向かう途中(恐らく電話をして5分ほど)でサイレンが聞こえた。
 ハウスに戻ると、救急車はすでにハウス前に待機していた。すぐさま、支配人からキャディさんから一体何事?と心配そうに集まってくる。救急隊の方がM.Tさんのシューズとソックスをやんわりと脱がせた。
 時刻はすでに7時くらいの為、いつものメンバーの方々が続々集結しており、どうした?どうした?と集まってくる。
 しかし、時は経ってもお盆だからなのか、なかなか搬送先が決まらない。ようやく搬送先が成田の赤十字病院と決まり、私は救急車の中に付き添いとして乗り込む。救急車に自身が乗ったことは何度かあるが、付き添いで乗ったのは今回が初めてであった。
 この救急車の中で、私は自身の丁度2年と1週間前に起きたあの悪夢の骨折事件を思い出しながら「俺も再起したんだから、Mちゃんもすぐ良くなるから!」と話していたのだが、「これが今日の俺の運命だったんだね」としみじみと話すM.Tさんの言葉を聞いた時、心が締め付けられる思いだった。
 救急車は間もなく、成田の病院に着いた。待合室にいると、すぐさまH.SさんとF.Sさんが到着。3人で待合室で待機。お医者さんから骨折は2箇所で、手術をしなければならないと聞かされた。が、当然の如く、神奈川県のM.Tさんは地元での治療を望んだ為、民間の搬送車で神奈川へ向かう事となった。
 11時半に搬送車に寝かされたまま乗り込むM.Tさんを見送り、我々は近くのレストランで食事を摂り、とりあえずコースへと戻ったのである。
 13時にコースに到着し、一旦我々は清算をし、残していたカートから荷物を取り、帰ろうとしたのだが、ゴルフがしたいというH.Sさんの頼みを聞き入れ、アウトコースを13時45分に出発したのであるが、外は、気の毒なM.Tさんの涙雨であろう、ずっと雨だった。
 このような諸事情から、今日のアウトコースの日記は綴らないこととしました。