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芝先案内人のコース拝見

番外編 理事長杯戦記1 芝先案内人のコース拝見

振り返ると、江戸崎C.C.の理事長杯予選を通過し、1回戦敗退から既に5年の年月が経過していました。あれから、江戸崎C.C.のクラブ競技のハンデはJGAからクラブハンデに変更となり、自分のハンデも「11」でしばらく留まっていました。
江戸崎のクラブハンデは定期的に見直しをしてくれるので、モチベーション維持には良いかもしれません。
「11」あったハンデも2年ほど前に「12」に変更され、今年の4月には「14」の通知が届き、ある意味「がっかり」別の意味で「頑張って縮めよう」と言い聞かせていた矢先の理事長杯予選突破でした。こうして、2回目のマッチプレーレポートを5年ぶりに報告することができます。
この5年間でハンデが増えてきていることを見ても、あまり競技での成績が良くないのが判ると思います。
理事長杯予選では、その傾向の通りにスコアは「47、47」8オーバーと惨敗のはずが
BUNちゃんからの連絡で予選通過を知らされる。(BUNちゃんはコースより対戦表をFAXで入手していた模様)家に帰って郵送されていた対戦表を見て、本当に通過したんだと改めてビックリ。(強風に見舞われたとはいえ、皆さんスコアを落としていたようだ)
ハンデが「14」に増えたお陰で予選突破出来た。
さておき、通過したからには悔いを残さない戦いをしたいと心に決めて、前日の土曜日には久しぶりに近所の練習場に向かった。
最近の傾向として、スエーが気になっていたが案の定、上下左右のスエーがありミスショットが出やすい。直前の練習であれこれ、いじっても仕方ないので6番アイアンで両足を閉じ体の軸を意識した練習に切り替えた。それを続けていたらリズムが安定してきたのでこれを明日も意識していれば大丈夫と言い聞かせ、次に苦手のバンカーショットの練習をたっぷりとした。高くティアップされたボールをSWでバンカーショットをイメージしたショットをすることをたっぷり続ける。
そのお陰で、バンカー恐怖症も少しは消えたと思う。
日曜日当日は4時に起き、ゆっくりと準備をして5時30分に出発。6時40分にはコース到着。
コース練習場はいつものことながら満員に近い状態。昨日の練習場での良いイメージを残すために練習場にはいかず、まずはレストランで腹ごしらえ。スルーでのプレーなので朝靄うどんにする。朝食後身支度をして練習グリーンに行くと1番組がスタートをしていくところだった。しばらく練習グリーンでパッティングするが、それにも飽きその後は柔軟ストレッチを行い待機する。待機している間に普段よく付くキャディさんが、「14もあったんだ、対戦表見るまで知らなかった。楽勝でしょう、頑張って」と声を掛けてくれた。1番組スタートから30分が過ぎてもBUNちゃんがチェックインしていない。どうしたのかと心配していると、少しして余裕の表情で到着。流石、常連さんは違うね。

いよいよ1回戦の始まり、対戦相手は一回りちょっとも歳上の方でハンデも1枚しかもらえない。ドライバーの飛距離も同じようなものでセカンド地点もほぼ一緒。

1番はお互いParの引き分け、その後2ホールをアップする。
2アップのままで、6番Par3の220ヤードはティショットが天婦羅気味で手前のバンカーに掴まる。相手は手前に1オンしている。昨日の練習場のイメージでゆっくりと振ったSWは見事にピンそばにより、パーとする。練習の成果が出た。相手もパーで引き分け。
7番、8番と落とし、9番引き分けでオールスクエアのまま前半終了。
10番もボギーで引き分け、何とか先にアップしたいと思うが焦ってはいけないと言い聞かせ、一打一打に集中した。11番長いPar4は3オン狙い、ピンの近くに寄せて、ねじ込みパーとして1アップ。12番Par4はいつもセカンドで失敗するホール。ティショットはお互い右サイドのラフ。右サイドからは木がスタイミーなので、先にバンカー手前にレイアップする。相手も同じくレイアップをしようとしたがダフリのミスショット。このホールもパーで2アップ。11番から流れがこちらに向いてきたようだ。13番Par3もパーで上がり3連続パーで3アップとする。14番はボギーだけどアップする。
4アップなので、15番がドミーホール。ティインググラウンドでその旨を相手に確認する。このPar4も距離がありなかかな難しくパーが取れないホールだ。
3オン狙いでティショット、セカンドと完璧だったが、サードでショートし4オンとする。相手はセカンドを左に運び、サードでミスしてグリーン手前、4打目もミスして乗せるだけ、5打目のパットはホールを通り過ぎ、この時点でOKが出てゲームオーバー。
5&3での勝利となる。
実にマッチプレーは神経を使う競技だ。普段では味わえない独特のものがある。
また、集中力も一段と必要だ。この感覚は一度味わうと忘れられない。
次の対戦相手が決まるまでの間、レストランに行くが朝にうどんを食べたので、あまり空かない。軽食のカツサンドとコーヒーで済ませる。
2回戦の対戦相手は、予選の時に同じ組だったハンデ5下の年長者。
18ホール中、8枚のハンデがもらえるが、5下上級者には歯が立たないと半ば諦めと複雑な気分でスタート。
1番、2番とパーを取られて2ダウン。3番ハンデホールはお互いパーで一つ返す。

4番長いPar4もハンデホールだが、ティショットはミスして左ラフ、セカンドは右に打ち出し林手前、サードは案の定で木の枝に当てて落下、4打目も枝に触れて落下、5打目でグリーン手前。相手はセカンドでグリーン左手前まで運んでいる。ここで運が味方しだした。相手のサードはシャンクでグリーンに乗らず。こちらの6打目アプローチは何とピンに当たり、はじかれもせずにそのままピンを伝ってカップに落下。それを見た相手は4オン2パットでダボ。ハンデホールのためオールスクエアになる。
その後、5番を落とし、6番引き分けで7番を取り、8番引き分け、9番は落とし前半戦は1ダウンで折り返し。
後半戦の10番は取られて2ダウン、11番Par4はハンデを生かして取り返すが、次の12番を落として2ダウンのまま。13番Par3は絶好のバーディチャンスを2パットのパーで引き分け。今思えば、このホールでバーディを逃したのは痛かった。

この時点で前の組は勝敗が決まりハウスに引き上げる。ここから先は前に人がいないので貸しきり状態。14番はハンデを生かして引き分けに、15番もハンデ分で取り返し1ダウンに。16番Par3は引き分け。17番最後のハンデホールでお互いボギーとし、取り返しオールスクエアとなる。
勝敗は18番ホールに持ち越される。「オールスクエアだね」と先方から念を押させる。
ここから信じられないことが現実となる。
ドライバーはやや当たりが薄いがフェアウェイ、相手のドライバーはそのはるか彼方先に
セカンドのスプーンは会心の当たりで残り100ヤード地点へ。それを見た相手はセカンドで右の林に。100ヤードからのサードも完璧にピンハイに着ける。相手のサードは林からグリーンを狙うがバンカー手前に落下、4打目は大きくグリーンオーバーで5オン。
やっと来たバーディトライ、決めたい一心で打つがスライスラインのバーディパットはカップをかすめて止まる。それを見てOKが出てゲームオーバー。1アップで準々決勝進出となる。お二方にはお世話になり、ありがとうございました。
本当にマッチプレーは色々なことを学ばせてくれます。
振り返って考えると、天候にも恵まれたのかもしれない。晴天でもそれほど暑くなく清々しい気候だったので、2ラウンドでもバテバテにならずに済んだこと。集中力を最後まで保てたこと。いくつもの要素で勝ち進めたのだろう。途中からは、足、腰のはりと膝の痛みに耐えながらのラウンド。歩きで2ラウンドは自分でも信じられない。最後は腰が廻らずにミスをする回数も増え、つくづく体力をつけないとダメだと認識させられた。
次回も全力で悔いを残さずにプレーしてきます。

掲載日:2012年05月17日(写真は過去のものを利用)

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