私の名前は渡若造
前回、ゴルフ用の眼鏡を替えたら、乱視の矯正が強く平衡感覚がなくなり滅茶苦茶になり、20年来記録したことがない108のスコアとなったことを報告しました(第83回参照)。あの記事を見て、友人が眼鏡着用でハンディ7の人にアドバイスを聞いてくれました。私も眼鏡店に再度相談しました。
両者に共通したのは、「ゴルフ時だけ眼鏡着用はダメで日常からその眼鏡を着用せよ」とのアドバイスでした。眼鏡店からは「眼鏡はきっちり着用せず、少し下にずらすように着用しなさい」と進言がありました。
私は自動車運転時を含め外出時はこの眼鏡を着用するようにしました。そして意地になって、この眼鏡で克服するぞと決め、練習場へ通いました。最初の1か月でアイアンを打てるようになり、次の1か月でウッドクラブを打てるようになりました。1回100球で15回、延べ1500球を費やしました。コースで確かめると、ショットは好いがパッティングが全くダメなのです。以前はフックラインに見えていたのが、今度は逆にスライスラインに見える。同伴者から「いつも左側に外していますよ」と言われました。また、遠方がよく見えるのでショート気味になります。1カ月間練習グリーンや自宅の練習用マットで繰り返しましたが、まだ回復とは言えません。
「眼鏡を替えると3か月」と聞いていましたが本当でした。加齢に伴う眼の衰えは大きく、こんなに苦労するとは思っていなかった。
白内障を手術する際は、ゴルフを考えるとレンズの選択は大変難しいのではないかと思います。
記録帳からデータで確認してみました。私にとって絶頂期のハンディ10の56歳時のパッティング数は1R31.1でした。今年は前の眼鏡で33.0、変更後は36.2となっており、明らかに眼の衰えと感覚の鈍さが出ています。(註:このデータはグリーン上の打数を数えており、プロ競技のデータとは異なります) 加齢はパワーの衰えだけでなく、感覚の衰えと眼の影響が大きいのが特徴です。
毎日曜日にテレビで『ゴルフ侍』を見ていますが、かつてのトーナメントプロでも我々と共通する老化が見られます。70歳超のプロには顕著です。
日本の人口構成は、70歳以上が全体の20%を超えたそうです。 高齢ゴルファーはゴルフを楽しみながら、それなりに技能向上に励みましょう。
眼鏡を新しく替えて以降の成績を列挙すると次の通り。
多摩 45・42の87 パット数34 3パットなし
ムーンレイク茂原 46・48の94 パット数41 3パット5回
トーヨー 43・45の88 パット数31 3パット3回、バンカーのミス8打
多摩 46・45の91 パット数39 3パット4回、バンカーのミス2打
上総富士 46・44の90 パット数36 3パット3回
丸の内 43・43の86 パット数36 3パット2回
70歳以上の皆様からのご感想等をお待ちしております。 look@kagayagolf.com
平成30年9月25日 渡 若造
渡 若造さんのゴルフライフ