私の名前は渡若造
2年前、後期高齢者になった記念に正月にゴルフ場に2泊して3日連続ラウンドを体験しました。
今年は「喜寿」77歳を迎えるので、今回も想い出づくりに3日連続ラウンドをしようと思い立ち、即刻決行しました。
少しでも立ち直りたいと思い、新しいドライバー(ブリジストンJGR、Rシャフト、ロフト10,5)を購入・持参しました。
一日目は習志野カントリークラブ空港コースを選びました。ここはアコーディアゴルフがEVERGOLFと称して、低サービス・低料金のモデルコースなのです。
「芝先案内人のコース拝見」にも掲載(写真を参照)されていますが、バッグの積下し等はすべてセルフ、プレーは当然セルフ、基本的にはロッカーを使わない、シャワーのみで風呂はなし、食堂のメニューは数種類、ロッカーは別料金で上下二段で小さい等が特徴です。私はこのようなゴルフ場があっていいと思っているので、自分の目で確かめたかったのです。
ネットのカキコミは「コースは狭い」「ティグランドからピンが見えない」「グリーンが難しい」「距離がない割に難易度高い」「風呂がないのは駄目」等でしたが、「詰め込み過ぎで待ち時間が多すぎる」の批判が多くありました。アコーディアの運営するゴルフ場は、料金を低めに設定し集客を図るのが特徴です。空いた日に当たれば儲けものですが、混んだ日に当たれば不満だらけなのです。
私は詰め込み過ぎで、ハーフ3時間・昼休憩1時間20分程度を予想していました。もしそれ以上なら幾ら低料金でも値打ちはないと思っていました。
行ってみると練習グリーンを始めコースの手入れはまずまずです。グリーンは傾斜がきつく難しかった。距離は若者には少し短め、高齢者には短いとは言えなかった。
飛ばし屋の上級者でなければピンが見えなくとも支障はない。心配していた詰め込み過ぎですが、金曜日でしたが思いの外、進行がスムースでスタートから終了まで5時間30分でした。支払った金額は、朝の軽食と練習ボール1箱、ロッカー代108円、ゴルフ税は免税で5,000円弱と安かった。当日のような進行なら低料金を考えれば完全に満足です。一つ気になったのは置き放しのゴルフクラブの盗難はないのかとの危惧でした。
ネットの「一人予約」で出会ったのは60歳代半ば・40歳代2人が同伴者です。40代の一人はハーフ36で回る好スコアだった。勿論私が断トツの年長者ですが、ゴルフをしている限り年齢差の違和感はありません。これがゴルフの良い点です。
二日目はセントラルゴルフクラブの西コースです。
事前に電話で問い合わせました。同伴者が若くてアスリート系なら並みのオジサンの組に替えてくれと・・・大丈夫並みの人です、との返答で安心して行ったのですが、セントラルだけで年間50~100ラウンドこなしている強者揃いの3人でした。3人はフルバックの黒マーク7129yから打ちました。私は自分の力量を認識して白マークです。皆さん飛んで上手かった。黒ティならショートホールでも200y前後が3つもあります。そこを3番アイアンやユーティリティクラブでワンオンさせるのです。私は白マークでも乗せることが出来ない。飛ぶ人が羨ましい、若いのは羨ましいなあ、近くに住んでいるとゴルフ環境最高だなあ、と感じながらラウンドしていました。彼等は老人の私に気を遣っていろいろ話しかけてくれました。好い人柄でした。スタートから終了まで6時間30分は土曜の連休日を考えれば順調な方でしょう。
三日目はセントラルゴルフ東コースです。スタート時刻が遅いのでテレビの『ゴルフ侍』をロビーで見た。71歳の菊池勝司プロに挑戦するアマは60歳のハンディ1の侍だった。途中までしか見なかったが、2人は明らかなミスを何度も犯していた。この2人でさえ大きなミスを犯すのだ。ゴルフはミスの繰り返しとそのリカバリーだと改めて悟りました。
3日目の私は2打目をウッドで打つのでバンカーインを繰り返し、ボギーとダブルボギーの繰り返しに終わりました。バンカーショットは18ホールで延べ13回の自己新記録です。腕が悪いが頭も悪い。所要時間6時間50分は日曜日だから仕方ないか。
3日間楽しく過ごせました。目土盛造さんが言う「冬場のスコアは気にしない。練習です」を意識していたので、スコアの悪さからくるストレスを感じなかったのがよかった。予報を上回る好天、初めて対面する同伴者は人柄がよくマナーが良かった。ゴルフ場の従業員とも親交を深めた。申し分なかったツアーだが、唯一例外を述べるなら中高年者は丁寧な挨拶をして別れるのに、40歳代の若者は3日間とも簡単に去って行ったのに寂しさを覚えた。世代の違いかも知れないが、目土しながらラウンドする姿に感心していただけに奇異に感じました。
同伴者9名の中の最年長者は66歳、40歳代が4名もいた。断トツの高齢者が一緒にプレーできるゴルフは貴重なスポーツです。健康・元気さ・行動力だけが私の取り得です。私の交遊する周辺には認知症や原因不明の発病が相次ぎ、大半の人がゴルフをやめました。改めて『健康が最大のお宝』だと喜んでいます。今回の同伴者は将来の目標だと言ってくれました。80歳まではゴルフも卓球も続けられ、年齢以上のレベルでいたいと夢見ています。連休中の帰途は、事故渋滞と自然渋滞が重なり4時間40分を要し、延べ330kmの運転だったことを付言します。
平成28年1月12日 渡 若造
渡 若造さんのゴルフライフ