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設計する in 相模原ゴルフクラブ

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バンカーの手前で止めようと打った 5I がすごくいい当たりでバンカーに入ってしまいます。
バンカー越えの 5I は、バンカーにしっかりとダイレクトに入ります。
誰もが経験した、不思議な理論でしょう。
これは、5Iだけでなく7Iなど他のクラブでも同様です。

ドライバーも同様でしょうか。
ドライバーでもバンカーの手前でいいと思って打ったショットはひっかけて、ぜんぜん手前過ぎるってなぜなのだろう。
ドライバーは、しっかり振ったほうがよさそうです。
いやいやしっかり振らないといけない設計になっているのであろう。

ゴルフクラブって、設計上重心が棒(シャフト)の延長上になく、芯に当てるのが難しいことか。
シャフトの回転とクラブヘットの回転(ローテーション)もあり、難しい道具なのことか。
だから、クラブを開いて握るとか、オープン(クローズ)スタンスとか、あって、いろいろなボールが打てるのだと。考えているだけで難しくなりますね。

1/6の重力の月でゴルフをしたアポロの船長は、きっと重心とか考えず打ったボールははるかかなたへ。
1000ヤードは飛んだとか。うらやましいです。まーロストボールになったでしょうがね。

アポロに乗って月でゴルフをするだけの財力はないので、小田急線に乗り神奈川県にある相模原ゴルフクラブに行きました。
相模大野駅から、クラブバスで20分ぐらいです。
朝も夕方も30分毎にバスがあるのは、とても便利です。

千葉の袖ヶ浦・千葉カン、東京の小金井、埼玉の飯能とそして、いよいよ神奈川の相模原に来ました。関東名門めぐりしてます。

大きなクラブハウスに到着すると、ドキドキして、とても緊張します。
東京駅丸の内を思わせる赤レンガの外壁は、とてもおしゃれです。
入口部分は、とても広く、フロントまでの距離を感じました。2パットでも行かないぐらいです。
室内は吹き抜けがあり、また内装にも赤レンガを利用しており、すばらしい設計デザイン。

ロブショットでも届かないぐらい高い吹き抜け天井の中、中央にある迎賓館を思わせるような階段を上がり、2階レストランに行く。
そこには中庭の竹、窓面から見えるコースの松が緑いっぱいのエネルギーをくれます。
すっかり、ゴルフ場での朝食が好きになっていた。洋定食ですね。

練習場は、とても充実しております。
西コースも、東コースも、両方にアプローチ練習場があります。
パター練習は、4か所のスタートすべてにあります。しかも、広い。

西コースinスタートは、バスに乗って3ホール分ぐらい移動してからのスタートです。
ここにも、第二クラブハウスがあります。昼食もできるそうです。

本日は、東のAグリーン(メイン)です。青ティで、一番後ろの一つ前になります。
といっても、6881Yあります。ちなみに、一番後ろですと、7269Yととても長い。
ここは、それぞれロングが3つあり、パー74の設定になっております。
1955年オープンで、これだけのレイアウトを考えたのですから本当にすごい。

夏の暑い日でしたが、木が大きく、日影がたくさんあり楽でした。と言うより、2打目は必ず日陰から打っている感じです。
FW中央に上手く打てれば、難しくはないのですが、少し曲げると木がかなり効いております。FWに打てないと、ボギー、ダボとなってきます。

グリーン周りのラフが厳しく、大苦戦です。また、グリーンが早かったです。9.1フィートだとか。秋はもっと早くなるそうです。


東OUT
PAR 4 5 5 4 3 4 4 3 5 37
王子 4 5 5 5 5 5 5 4 5 43
東IN
PAR 4 3 5 4 4 4 3 5 5 37
王子 6 4 7 6 6 5 3 4 7 48

出だしの3連続パーで、調子に乗ろうとしたのですが、そこからはボギーとダボの連続。
ミドルホールで完全に、やられました。
納得のいくコースです、とても満足のいくコースです、自分の技量が足りないだけです。
自分にないもの(ショット)が非常にわかりました。

せっかくなので、追加ハーフを行く事にしました。
10時前のスタートで、2時間+40分+2時間でプレー出来、すぐに西コースに行く事に。
10時前のスタートで、追加ハーフ行けるのはうれしい。
前がいなく、1時間30分で16時に終了。


西IN
PAR 3 4 4 5 3 4 4 4 5 36
王子 4 4 6 6 4 7 6 3 6 46

癒し系と聞いていた西コースですが、距離がありました。
スタートがショートなのですが、11番399Y、12番436Y、13番590Yと続きます。
東は平坦ですが、西はアップダウンと言うよりアンジュレーションがあります。これがまた絶妙な設計であります。

相模原は、途中途中でコース設計者から声が聞こえてきます。問いかけてきます。

 『あなたは、FWに打てますか』
 『この木の上を超える弾道で打てますか』
 『フェードでないとグリーンには行きませんよ』
 『木の下をライナーで行けますか』
 『逆目のラフからアプローチできますか』

57年前の設計者に言われた感じですが、その問いに答えられないショットが続きました。コースと会話しながら、ラウンドです。

今日は、まさに林間コースの醍醐味を味わいました。
1955年オープンしたゴルフ場で、現在になってその価値を知りました。
建築の設計と違い、何十年後の木の成長とともにその設計価値が出るのかもしれません。
ゴルフ場の設計は、数十年後をイメージしながらで本当にすごいと思います。

自分は、数十年後どうなっているのでしょう。
そんな考えを持ってしまう、また見方をしてしまう年齢になってしまいました。

若い時は、どこまで遠くへ行ったか。最近感じるのは、折り返し地点を過ぎたという感覚です。
40歳までは、自分がスタート地点からどこまで遠くまで行けるか?
という意識が強かったです。最近は、自分のスタート地点とは、どこだったのか?という意識が強くなってきました。

この先の10年は、あっという間だそうです。
死を意識せざるを得なくなる。
何を成すべきか、不惑とは言いますが、なかなかそこまで覚悟の出来た人もいないかと思います。

(死ぬまでの)人生、どうこの先 生きていくかという設計図をもう一度検討してみる良い機会ではないかと思います。

 ・自分は、社会の為に貢献しているか
 ・自分は、地域の方々に役立っているか
 ・自分は、会社以外のコミニティを持っているか
 ・自分は、健康でいられるか
 ・自分は、周りの方々をサポートしているか
 ・自分は、若い人の対して謙虚であるか
 ・自分は、革新的な事に対して受け入れられるか
 ・自分は、相手の考えを理解しようとしているか

なんて事を考え、人生を再設計をする時のようです。

2012年