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高知で古くから最も人気のあるコースは、土佐カントリークラブだ。
足摺アウト、足摺イン、桂浜コース(9H)、室戸コース(9H)からなる36Hが、高知市より東30キロの太平洋を見渡す手結山に展開している。
平成20年からPRGRレディスカップが開催されている。
トーナメントは、3月中旬に、足摺アウトと室戸コース(9H)を使用して行われる。

土佐カントリーは、10回くらいラウンドしたと思う。
まだ、すべてのコースが、高麗グリーンの時で、ラウンドしながら強く印象に残っているのは、ラフの芝の太さである。一枚の葉が、2センチくらい太くて、ラフからのショットに苦労したことを思い出す。

四国にいたのが、昭和56年~昭和60年ごろなので。クラブハウスが、昭和52年に建設されたこともあって、出来立てのクラブハウスを利用していたと思う。

このクラブハウスで印象に残っていること2つある。
一つは、浴室からの太平洋の眺めのスケールの大きさである。

時に夏の夕方の景色には、自然の雄大さを感じた。
左に室戸岬、右に足摺岬が、眺望できて、その真ん中は、青い太平洋がある。
水平線は、緩やかに曲線を描いており、地球は丸いのだと実感できる。

そして、夏の夕方というと、夕立である。タイミングが合うと、見渡している太平洋の上を夕立が動いているのが観察できる。
高知のスケールの大きさを体感できる。

二つ目は、ここのレストランで提供されていた「アイスクリン」である。
ラウンド後、風呂上がりに、食べた「アイスクリン」は、ほのかに甘く、体の火照りを癒してくれた。(何年か前に、土佐カンを訪れた時は、メニューになかったのが残念でならない)

コースは、四国特有の山岳を上手く利用して、作ってある。
しかしながら、関東の広いコースで、ラウンド機会の多い人は、例えば、足摺アウト2番のショートホール(レギュラー166Y)に来ると左は崖で、狙いどころは狭く、ショットの緊張感は極限に達する。

平成になって、オープンしたのが、土佐カントリークラブの東側に位置するKochi黒潮カントリークラブである。
土佐カンと違って、フェアウエイは広く、いわゆるチャンピオンコースだ。
平成17年より男子トーナメントのカシオワールドオープンが、JGTの最終戦前の舞台として開催されている。
Kochi黒潮カントリークラブも、黒潮コース(アウト、イン)、暖流コース(9H)、太平洋コース(9H)の36Hで構成されている。
カシオワールドでは、アウトを黒潮コースアウト、インを、太平洋コースを使っている。
個人的には、土佐カントリークラブの方が、味わい深く、好きなコース。
土佐カントリーの設計者は田中常雄氏、黒潮は、竹中土木である。
田中氏は、後に北浦GC(現ノースショア)などを設計している。

両方のコースとも、高知市内から30キロと、車で約1時間かかる。
ただ、高知竜馬空港からは、約10キロと近く、飛行機利用の場合は、初日か最終日にこれらのコースを組み入れると時間を有意義に使える。

高知市内でお薦めの宿は、三翠園だ。

第15代土佐藩主山内容堂公の下屋敷跡に建っており、 国重要文化財「旧山内家下屋敷跡長屋」には、中には山内家ゆかりの品々が展示されている。

夕飯は、旅館で食べても良いが、歩いて行ける「ひろめ市場」にいって、好きなものを好きなだけ、好きな調理法で、頂くのがお勧めである。

ひろめ市場は、65軒のお店(食堂が中心)が出店していて、それぞれの店の特徴があり、カツオのたたき(藁であぶり)や豊富な貝類・魚類をその場で提供してもらえる。勿論、日本酒を中心にお酒も充実している。

時間が許すなら、是非訪れて欲しいのは、スカイベイゴルフクラブだ。

コースは、狭く距離もなく、ターゲットゴルフを強いられるが、ロケーションが素晴らしい。 太平洋と浦ノ内湾に挟まれた半島のようなところの山頂に18Hが展開する。 ホールは、浦ノ内湾にすぐ手が届くかのようにレイアウトされており、その美しさに思わず息をのむ。 コース自体は、山梨県の身延GC(現、身延山カントリークラブ)の狭さに似ていると思う。 次は、香川県を思い出して書きたいと思う。

 

 

掲載日:2019年3月1日