ゴルフ会員権 ゴルフライフ

私は今月60歳になります。これからのゴルフについてはブランクはもとより、年齢的にいっても下降線をたどる一方でしょう。
振り返ってみると、半世紀近くもやって来たわけですが、私が10代、20代の頃、ゴルフ場で活躍をしていた人たちは、40代、50代の人たちですから、皆さんすでに80歳を超えています。
多くの方は、すでにゴルフをやめていたり、亡くなっている方も、少なくはないのでしょう。
先日、73歳の人と話をしましたが、その際、その方は、私は仕事の関係で、ゴルフを早く始めたということでしたが、お話を聞いてみると、私の知っている情報の方が古い。つまり、私の方がゴルフ歴が長いことが分かりました。
　
そう考えてみると、私の見て来たゴルフの歴史は、現在ゴルフをしている古参の人たちと比較しても、1番古いグループなのかも知れません。
私が20代の頃、ゴルフ場のレストランは盛況で、ゴルフが終わると、レストランにあがってチョコレートの清算、負けた人がご馳走になる宴がもようされていました。
その際、40代、50代の先輩方から、ゴルフにまつわる色々な話を聞いたり、時には政治、経済、更には、美味しいお店情報、銀座、向島の夜遊び事情までレクチャーを受けたものですが、実際にあちこちに連れていってもらったり、紹介してもらったことで、多くの有意義な情報を得ることになりました。最近では、お酒の取り締まりが厳しくなった為、残念ながら、そのような形は、失われつつあるようです。

私はオーストラリアに行ってから10年に渡り、競技会や試合に明け暮れたというのか、スコアを作る。結果を求めるゴルフばかりに集中してしまい、本来の楽しむゴルフから離れたところにいたようです。
ですから、年に数回、日本で気の置けない仲間とするゴルフは楽しいものでした。良いスコアなど出ませんが、ストレスもプレッシャーもなし、朝から夕方まで、たわいもない話をする時間は楽しいものでした。
競技志向というのか、ストイックにゴルフをする楽しみもあるでしょうが、大方のゴルフファーは、エンジョイ派でしょうから、そういった意味では、近ごろのゴルフをしたら帰る。という状況は、ゴルフを半分しか楽しんでいないのかも知れません。

私は少し前から、お店を作ろうと準備をして来ました。恐らくは、このようなお店は、世界中を見回してもないかも知れません。と、私は思っています。
お店の名前はズバリ。ゴルフ好き集まれ！！！です。お店は、私の個人的な都合から、茨城県の龍ヶ崎市、龍ヶ崎CCから10分程度です。
コンセプトとしては、ゴルフをする人だけをターゲットにしています。基本的には、お客さんには一人でお店に来てもらいます。お店にはメニューはありません。日替わりのコースでつまみを数品、全てのお客さんに、同じものを食べてもらいます。
店内には2つのモニターが設置してありますが、ゴルフトーナメントを放送したり、メジャーリーグ、ボクシングやサッカーなども放送します。
客席はカウンターの10席、私を含めたスタッフと向き合う形です。私やスタッフはもちろんのこと、お客さん同士が、ゴルフやその他のスポーツをテーマに語り合う。知らない人同士が、ゴルフ友達になる場所です。
始めのうちは、週一、10日に1度程度、私と一緒にゴルフをする人を募集しますから、参加希望の人が集まれば、ゴルフに行くし、ゆくゆくは、曜日に関わらず、お客さん同士が集ってゴルフに行ってもらうように、私やスタッフも含めて、店内で一人予約みたいなものを作ろうと考えています。
そういった意味では、東京や遠方からでも来て頂けるように、最寄りのJRの駅まで来てもらえば、その日はゆっくり飲んで語り合い、泊まってもらい、翌日はみんなでゴルフに行く、もしくは、朝、駅でピックアップしてゴルフ、帰りにお店で呑んでもらい電車で帰ってもらう。そのようなこともありかなと思っています。

インスタライブで毎日、様々な情報を発信しますが、誰でもニックネームで店内のライブチャットに参加してもらえます。お店に来ていない方でも、店内のお客さんとインスタライブを介してチャットも出来るし、直接、私に質問や語りかけてもらうことも可能です。
　
大量生産されるクラブ。ピン、キャロウエイ、ゼクシオも、例えばドライバーなら、みんな同じだと思っていませんか？　実際には一つ一つ違うんです。確かにヘッドの形状は同じです。ですが、シャフトの挿し方は、それぞれ違っているので、フックフェイスだったり、スライスフェイスだったり、バランスが悪いものだってあります。
グリップだって曲がって入っているものが多いので、どこかを目印にグリップする人は、それがズレていれば、最初から違うポジションでグリップをしていることになります。
その意味では、特にパターのシャフトの入り方、グリップの挿し方は重要です。
一方で、その人の特徴が分かっていれば、それらを、逆に利用することも出来ます。
　
それらの違いが分かる人は、決して多くはなく、HC5ぐらいになっている人でも、分かっていない人は結構います。
それからもう一つ。クラブを買う際、自分にはどのようなクラブがあっているのか。更にいえば、どの硬さのシャフトを使えば良いのかも、分かっていない人は多いと思います。
クラブやシャフトは重要で、高ければ良いというものではなく、その人に合っているクラブを選ぶことはとても大切です。
私の経験や知っていること、それはただクラブやシャフトに限らず、興味のある人に伝えたり、相談に乗ったりするのも、我々の年代にとって、順番が来たのか、役回りというのか、そんな気持ちですね。

店内にはネットを張り、ボールを打てるスペースがあるので、ビデオに撮ってアドバイスも出来るし、リシャフトやグリップ交換も出来ます。
基本的にクラブの販売はしませんが、安く買えるルートもありますから、スイングを見た上で、クラブ選びやリシャフトのコーディネートも出来ます。
リシャフトは、シャフトの特性、硬さ、キックポイント、ヘッドとの相性などあるので、サンプルなどを用意して、実際にゴルフ場で打ってもらうように考えています。そうすることで、シャフトを無駄にするリスクが減ります。

オープンは4月7日、すでに保健所の検査も終えてありますから、いつでも営業は可能ですが、まだ看板もパンフレットも出来ておりません。私は東京生まれの東京育ちですので、近辺に知り合いもいません。暫くは暇だと思いますので、加賀屋HPをご覧の皆さん、是非お越しください。

オープンに際し、私から皆さんにニュースがあります。
リシャフトをしたい、興味のある方、私に直接メールをしてください。もちろんスリーブの装着も可能です。全てのシャフトに対して対応は出来ませんが、扱えるシャフトは、全て一流メーカーのシャフトです。その上、どこかの家電量販店ではありませんが、オープン記念セールとして、どこの工房より、安く提供いたします。詳しい価格等は直接お伝えしますが、目安として工房の方の仕入れ値程度、従って、他より少し安いというレベルではありません。
圧倒的に安く提供させて頂きます。

このコラムが公開された以降、受付を開始しますので、どんなことでも、お気軽に相談してください。