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最近、分かったこと。 オーストラリア支局長メルウェイ

早いもので、やめてから2カ月が経とうとしています。
計画を進めるべく、色々と準備をしたり、調べものをしたりとしていますが、今朝は突然、ネットが繋がらなくなりました。ブロバイダーのせいだと思っていたら、停電です。
今時すぐに回復するだろうと思っていましたが、そうでもないようです。携帯からパソコンに飛ばして繋いでいると、今度は携帯の充電が赤ランプ。車に行って充電器を取ってこよう。エレベーターのボタンを押すが動かない。そうだった・・・
隣りの扉を開けて、階段を軽やかに降りていくと、3,4段降りたところで、ピキッとふくらはぎに違和感・・・足つりそう・・・運動不足。
 
ゴルフでテレビをみたり、ゴルフ場に用事もあったりするので、行ったりもしますが、やりたいという気持ちには、一向になりません。
長くゴルフをして来ましたが、当然のごとく、満足出来るラウンドは滅多にありません。近年、大きなスコアは望み薄になって来た私にとって、満足度の高いものは、ボギーが少ないラウンドです。69でボギーフリーなら最高ですが、72でも、71のボギーありより嬉しく思います。
バーディーは、良いショットが全てではないし、どこかで偶然の産物と思っているので、難しいところからパーを拾えた喜びを、最高のものだと考えると、状況はどうあれ、ボギーフリーは最高です。
余談ですが、このボギーフリーとは、近頃の流行りのようです。アメリカのアナウンサーが良く使うようになりました。以前なら、ノーボギーといっていたところ、今はボギーフリーのラウンドです。といいます。
 
1オーバー、2オーバーというスコアを続けてしまえば、毎日スコアカードが反映するオーストラリアでは、HCが下がってしまいます。一方で、実力からいっても、73や74は良しとしなくてはいけないし、75でも許容範囲と考えなくてはなりません。しかし、76、77になると、そんなこともあるさ。と言わざるを得ない反面、心の中では不快感がどんどんつのります。
数を打ってしまった時、そんなこともあるさ。と軽く思えるのは、それがたまに起きるからです。その数が、明らかに増えてくると、心中穏やかではなくなってきます。
そういった意味では、このところ、日本でやったゴルフは楽しいものでした。気の合う人たちとのゴルフ、スコアも反映しないからプレッシャーもなし、もちろんスコアは散々なものですから、ゲーム自体はちっとも面白くはないのですが、歩きながらの会話、レストランでの食事、ゴルフの後のお茶と、良い感じです。
この1年間、オーストラリアやアメリカで、やっていた私のゴルフといえば、HCこそ+とはいえ、同じスコアを作るにしても、寄せる、拾う為に神経を使う、疲れるゴルフでした。
また、朝、起きてすぐに確認することは、首を寝違えていないか、腰は大丈夫かということです。
我々の世代なら、誰もがそのよう点を気にしているかも知れません。また体力、気力の衰えを感じるはずです。今までと同じでは、カバー出来ないから、練習量を増やす。ジムに通う。コーチをつけるなど、私の友人たちは、たゆまぬ努力をしています。
それは上手い人だけでなく、ゴルフをやっている人なら、皆さんそうでしょう。
 
最近、冷静になってゴルフについて考えると、私の中で解決したことがありました。良く周りの人たちから、まだゴルフをやりたいと思わないの、と聞かれるのですが、そんな時は、全くない。と答えています。現在の正直なところをいってしまえば、やりたいなんて気持ちには程遠く、むしろ、清々しいというのか、せいせいしているという表現が正しいと思います。
色んな点で力の衰えを感じて来た際、それらを受け止めて、少しでも長い間、良いパフォーマンスが出来るように努力をするのが、素晴らしいゴルフファーであり、ゴルフ好きというものでしょう。
しかし、私にはそんな、ひた向きさはみじんもなく、一方で、このまま手をこまねいていれば、スコアもすぐに70台後半が常になることも、安易に想像がつくわけです。しかし、そんな屈辱を受け入れるほど、私の心は広くありません。
となれば、私のような、我儘で、えいかっこし~にとって、もっとも安易な選択は、やめてしまうことです。
やめてしまえば、数を打つこともない。打つ心配をする必要がない。打って不愉快な思いをしなくてすむ。体調の心配をしなくてすむ。今の私には、良いことばかりです。続く