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誰も信じない。 オーストラリア支局長メルウェイ

未だに、私の周りの人たちは、信じていないというのが大勢です。ほとんどの人は、試合に出るのをやめた。そう思っているようです。
何の素振りもなく、突然に決めたので・・・

 

まず、手を付けたのは、引っ越しが控えていたので、1つの部屋を占領しているゴルフギアの処分でした。
ゴルフシューズを買うのが好きだったので、毎年、処分をしていても50足以上ありました。ボールも14ダース。ティーも1500本は残っていました。キャップも100ぐらいはあるだろうし、グローブも新品が20枚はありました。シャツ、パンツ、セーター、ベルトなど確認してみると、どれだけあるのだろうと、思うほどあります。
今思うと、やめた時期も悪かった。シューズは仕方がないとしても、ボールやティー、グローブも補充をしたばかりだったし、キャップは数十個まとめて買ったばかりでした。
その上、忘れていましたが、注文をしていた、バギーにつける傘立て、グリップも大量に届いたし、クラブの修理をする為の道具も、買い揃えたりと、やめてから届いたものには、ガッカリです。あ~ぁ・・・

 

相変わらず、ゴルフに誘われますが、その誘い方も人それぞれ・・・ゴルフはやめたといって断ると。まずは、どうして?と理由を聞いてきますが、次には、1回だけやってよ。私がこんなに頼んでるのに。9ホールでも良いよ。オージーは、こんな感じです。
私がやめて3週間ぐらいの頃、日本から歯医者のIさんが来ました。日程が決まった際、ゴルフをやめた旨を伝えると。信じない様子。本当ですか?・・本当。・・・だって、私が折角行くんですよ。やってくれますよね・・・やらないよ。だけど、一緒に歩いてあげる。
メルボルンでの最初の夕食。知り合いの日本レストランでのこと、本当にやらないんですか・・・やらないよ。カウンター越しの経営者Yさんに(彼は何度も来ているので、Yさんともゴルフ仲間です)Yさん。私たちは、どこをどう間違っても90なんて打ちませんよね。Yさん大笑い。私も笑う。
悔しくないんですか?・・・悔しくない。だって明日やれば、75ぐらいなら回れるし、誰もそれを疑わない。だから、証明する必要もない。
Yさん。確かにそうだ。
次の日、2人が一緒にゴルフをするので・・・Iさん、ところでHCは幾つ?・・・8です。ふーん。大体ね、君たちは人の心配をしている場合じゃないよ。日本のやさしいコースとは違うんだから・・・僕らはメルウェイさんじゃないから、90なんて打ちませんよ。ねーYさん。と大笑。
翌日は微風快晴の絶好のコンディション。さて、彼らのゴルフはどうでしたでしょうか?・・・武士の情けでスコアは書きませんが、2人とも、ずっとボール探しをしていたのか、落胆していたのか分かりませんが、長い間、下を向いていたようで、後頭部が良く日焼けした模様です。・・・続く。