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マエシンさんのスポーツ観戦好きは、誰もが承知しているところでしょう。私の場合、あのお方のように、ほとんど、全てのスポーツを熱く観戦することは出来ませんが、それでも若いころは、結構、見ていました。
巨人戦はテレビの中継が終わるとラジオで聞いていたし、優しい声で飄々と話す、関根順三さんの解説が好きでした。三菱ダイヤモンドサッカー、当時は確か、一回の放送で半分しか放送されず、一試合見るためには、２週間掛かりましたが、岡野俊一郎さんは、耳触りの良い声でした。アメリカンフットボールは、モンタナマジックにしびれていましたし、後藤完夫さんの解説が好きでしたね。
F1も夜中の放送を見ていたし、セナの事故の際も、テレビを食い入るように見ていました。
テニスは当時、ウインブルドンぐらいしか放送されていなかったと思いますが、夜中にボルグとマッケンローの試合を見て興奮したものです。
ゴルフは、４６歳のニクラウスが、マスターズに勝った試合を、今でも目に焼き付けています。
　
今でこそ、スカパやケーブルテレビで、ライブで見ることが出来るようになっていますが、当時はそんなものがありませんから、サッカーやアメリカンフットボールなどは、録画放送です。中学生の頃、地上波の前と後ろに野球が見られる。カレッジフットボールが見られるからと、UHFアンテナをつけてもらい、千葉放送や神奈川放送を見たものです。
そのころといえば、技術的な面も今のように進んでいなかった為、屋根についているアンテナを千葉放送を見るときは、千葉の方へ、神奈川放送を見るときは、神奈川方面に向けて動かしていたのですから、当時は当たり前のように思いましたが、今、思い出すと笑ってしまいます。
　
理由は定かではありませんが、時の流れと共に、今では見なくなってしまったスポーツ中継。その中で、すっと見続けているスポーツがあります。それがボクシング。父親が好きだったことが、大きいと思いますが、世界戦はもちろんのこと、夜中にやっていた、国内のタイトル戦でもない試合まで見ていました。
衛星放送が始まり、ＷＯＷＯＷが始まると、その中にエキサイトマッチという番組が始まりました。ジョー小泉さんの解説です。この番組は今でも続いており、私は毎週楽しみに見ています。
この番組は、世界戦を中心にした放送を録画でやっているのですが、その中でも人気のカードはライブで放送されています。
海外では、このようなビッグイベントをペーパービューと呼びますが、１試合見るために、５０ドルは、払わなくてはなりませんから、どのカードも無料で見せてくれるこの番組は、ボクシングを見るものにとって、素晴らしい番組です。
　
と、ここまでは前振り。年寄りとマニアック。そんな人たちでなくては、この話は理解できませんね。
　
そんなエキサイトマッチでのこと、時より俳優のＫさんがゲストに来るようになりました。俳優としての彼は素晴らしく、アナウンサーの高柳さんの説明では、部類のボクシング好きだということでしたから、同じボクシング好きとしては、知り合いでもありませんが、何となく仲間感覚。
ところが試合が始まると、信じられないお言葉を連発！・・・歴代の世界チャンピオンが解説をしているのに、そんなことは、お構いなし、彼らの前で堂々と、技術的な解説から、試合中の選手の心情まで話します。
おいおい、ちょっと待て、お前は何様？・・・世界チャンピオンどころか、ボクシングすらやったことがないだろう。いちファンが解説をするのかい・・・パンチも見えないくせに・・・
普段、２人の元チャンピオンが解説をしますが、その際、相槌をうったり、互いに分担して話をしています。ところが、彼が話をした後には、両者とも無言なんですよ。相当ムッとしていたのでは・・・
　
近頃、その番組にお笑いのＵさんが出ていました。高柳さんの説明では、やはり相当のボクシング好き。悪い先例があるので、あれだけはやめてくれ。そう願っていると、彼の話は純粋なボクシングファン。
あの試合は凄かった。あの選手が勝てるとは思わなかった。この試合は楽しみだと。あくまで、フアンとして、わきまえたものでしたから、やっぱり彼は頭が良いんだと、改めて見直しました・・・見習えよ、香〇。あっ、名前出しちゃった。笑
　
さて、今朝がたゴルフチャンネルで、ザ・プレーヤーズチャンピオンシップの初日を見ていた際、アナウンサーの、とんちんかんなことといったらありません。
松山選手が８番のパー３で素晴らしいボールを打ちました。その際、グリーン付近にいる、ラウンドリポーターに声を掛けると、何番で打ったんでしょうね？・・・恐らく５番ぐらいだと思いますが、ここからでは分かりません。とレポーター。
また、ステンソンが、ピンが右で、寄せるのも難しいグリーンの右に外した時も、何であそこを狙ったんですか？・・・いや、あそこは狙っていないと思います。思ったより右に出てしまったのでしょう。と解説者。
このアナウンサーは、ゴルフに慣れていない人なのかと思っていたら、番組中に、私も長年ゴルフに携わっていますからと来たから、おいおいおい・・・
この人喋りすぎ。アナウンサーは、過去のデータや状況を正確に伝えるのが仕事でしょう。その上で、解説をしている人に話を振れば良いのです。もし話をしたいなら、Ｕさんのようにファン感覚で、また分からいことは喋らない・・・
一方で、ラウンド後の選手に対するインタビューにしても、局アナが、全く理解不能な質問をしたり、無神経な質問をしたりという場面を見かけます。
ずっとこうだけど、プロデュ―サーとか、何も感じないのだろうか？