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7月の半ばにメルボルンを出発して、ブリスベン、シドニーと移動をして、日本、ヘルシンキ経由でイギリス、アメリカ、日本、アメリカ、日本、メルボルンと約3カ月もオーストラリアを離れていたことになります。
飛行機も国際線、国内線を合わせると16回も乗りました。

この数年間、日本への立ち寄りは、海外に出る際の中継地点のような考え方をしていたので、仮に1カ月の旅であっても、日本には数日しか滞在しないことになりますから、ゴルフもせず、あんなことやこんなするだけでしたが、今回はトータルで22日間もいたので、数年ぶりに同級生と2回もゴルフをし、マエシンさんと1回、その際、ご一緒したNさんとは、もう1度ゴルフ。更にマエシンさんに取ってもらったゴルフがあるので、5回もやりました。
全英、全米シニアの他にも、アメリカで数試合、友人たちともゴルフをしているので、18ラウンドはしましたから、旅に出る前、7カ月間でラウンドした回数を、この3カ月で越えてしまったことになります。

日本に長く滞在したことで、この数年間ご無沙汰をしていた、T先生ご夫妻とも2度ほど、食事をご一緒しましたし、Nさんには、行きつけのもつ鍋屋さんを紹介してもらいました。このお店には縁があるのか、それから数回お邪魔をしたのですが、Nさんとも数回ご一緒しています。マエシンさんとは、3回食事をしました。その3回目には、いかにも、ゴルフやってますよー。そんな雰囲気を醸し出している、素敵な女性Tさんも参加してくださり、楽しい時を過ごすことが出来ました。

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夏を避けていたこともありますが、9月の後半、幾分、気温の下がって来た、10月に入っても蒸し暑く、日本の夏など、すっかり忘れている私には、ゴルフをしていると、サウナに入っているかのごとく、背中や胸の辺りを、汗が流れ出る感覚をえますが、私が滞在した中で、何度かあった35度という気温の際は、塩をかけられたナメクジの気持ちが、なんだか分かるような気がしました。
この厳しい環境には、住みたいとは思いませんが、至る所で、美味しいもが食べられる日本の食には、やはり魅力を感じます。

メルボルン空港では、トロリーを借りようと、クレジットカードを入れますが、反応がありません。別のクレジットカード、銀行のデビットカード、何をやってもダメでした。
飛行機にはキャディーバック、スーツケースが2つ、大きなボストンバック、それにパソコンなどを入れた手荷物のバックがあるので、どうしてもトロリーが必要です。
カードを反対の向きにしたり、長く差し込んでみたりと、格闘しましたが、トロリーのロックは外れません。そんなこんなしていると、ターンテーブルが動き出し、こんな時に限って、私の荷物が真っ先に4つ並んで出てくる始末。コインも持っていない・・・困った。

ターンテーブルが動き出すのと同じく、トロリーの機械に、年のころ65歳ぐらいの女性が立ちました。
私が終わるのを待っていたのでしょうが、ターンテーブルが動き出したので、もう限界だと思ったのでしょう・・・邪魔になってはいけないと思い、私が機械の前から下がると、彼女がコインを入れました。ロックが外れて、彼女がトロリーを取り出すと、どうぞ、使って下さい。そう私に言うのです。
トロリーは4ドルもするので、見ず知らずの人から、はいそうですか。と受け取ることは出来ません。
どうするべきか・・・そういえば、オーストラリアドルはないけど、ポンドと米ドルなら持っていたので、これを受け取って下さい。と差し出しますが、受け取ってもらえませんでした。

本当にありがとうございます。そう、お礼を言って、トロリーに荷物を積みましたが、私は普段、マークをするのにコインを使っているので、もしかすると、キャディーバックの中にコインが入っているかも知れない。しかし、イギリスでは1ポンドコインだったし、アメリカでもそれを使っていましたから、確証はありませんでした。
トロリーの上で、カバーを外して、キャディーバックのポケットへ手を伸ばすと、コインが20枚ほど出て来ました。ほとんどがポンドとドルでしたが、ありました。2ドルコインが2枚、1ドルコインが1枚。

すぐさま彼女を探しますが、先ほどのトロリーの近所には見当たりません。ここには数百人はいるだろうし、すでに荷物を取ってしまった可能性もあります。
はしから、見回して行くと、私とは反対側に彼女を発見。荷物もそのままに、彼女のところへ行くと、先ほどは気づきませんでしたが、ご主人が一緒でした。
先ほどは、本当にありがとうございました。キャディーバックの中にコインがあったので、お返しします。そういうと、彼女は満面の笑みで、ありがとう!・・・今度は受け取ってもらえました。
ご主人も笑顔で、私にウインクしてくれました。きちんと上着を着ていた彼は、ごま塩の髪をビシッと固めています。70歳ぐらいでしょうか、スリムで、私のような緩んだ体型とは大違いです。

去年だったか、飛行機のトラブルで羽田についた際、私の電話の調子が悪く、使えませんでした。辺りを見ても、公衆電話がありませんでしたから、近くにいた人に、事情を話して電話を貸してください。もちろんお金は支払います。そういって、数人に声をかけましたが、怪訝そうな顔をして、一切答えない人、ごめんなさい。という人、ハッキリと断る人、結局、誰も貸してはくれませんでした。
場所にもよるでしょうが、空港など、公の場所でなら、アメリカでもオーストラリアでも、まず借りられるでしょう。
トラブルを避けたい気持ちも分かりますが、このエピソードを書いていたら、そんなことを思い出しました。

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