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USGA オーストラリア支局長メルウェイ

日本でのJGAと同じような組織です。
イギリスからアメリカに渡り、月末の全米シニアの予選に出場するには、4週間もあります。ポーカーがあるとはいえ、その間、ゴルフもしないのでは、準備が出来ないし、時間を持て余してしまうので、幾つかアメリカの試合に出れないものか、そう考えました。オーストラリア同様に、アメリカでも多くの試合が組まれていることは知っていました。
オーストラリア、イギリス、アメリカ、私の知っている限り、どの国のゴルフ協会も試合の案内をE-Mailで送ってくれます。オーストラリアだと私は住んでいますから、全州の試合、オーストラリアシニアなどのメジャーでもエントリーが始まると送って来ます。
イギリスとアメリカも全英、全米シニアの案内が毎年送られて来ます。


アメリカは広いので、私が滞在するロサンゼルス近郊での試合を調べると、幾つかありそうです。USGAにメールして私の意向を伝えると、それならSCGA(南カリフォルニア)にコンタクトを取ってください。とのこと・・・今度はSCGAにメールをしてみると、セールスのようなメールが来るばかりで、本題が来ない。
このような場合、オーストラリアだったら本当に親切に対応してもらえますが、アメリカは違います。ゴルフに限らず、何でもそうですが、入り口は冷たい。メールが来ないので直接、電話を掛けると、USGAのHCは持っているのか、どこかのメンバーになっているのか?と事務的。しかし、こちらのアプローチ次第で、どうにでもなるということを何度も経験していますから、私としては特段気にすることもありませんでした。
日本ならこういった場合、丁寧に答えますが、必ず、規則でこうなっているとかいうだけで、とりつく島もありません。
私は電話口の彼女にこういいました。私はオーストラリアに住んでいるので詳しいことは分かりません。まず、海外のものが試合に出ることは可能ですか?もし可能であれば、どうすれば良いのか、1つ1つ教えて下さい。

こういうと、彼女も私のことを理解しました。アメリカの場合は州の力が強いため、各州でそれぞれルールが違います。彼女の説明によると、SCGAの試合に出る場合、条件が2つあるということです。まずは、USGAのHCを持っていること。もう1つはアメリカのゴルフ場のメンズクラブに所属していること。アメリカの場合、メンバーシップのゴルフ場をプライベートと呼びますが、年間に掛かる費用が大きいので、ほとんどの人はパブリックコースでUSGAのHCを取っています。パブリックコースでHCを取るには、そのゴルフ場にあるメンズクラブ。入会金はゴルフ場によって変わりますが、大体70ドルから80ドルを払うと、そこのメンズクラブ、日本でいうところの月例やクラチャンに出られるし、試合のエントリーも出来るということだそうです。
メルウェイはオーストラリアのHCを持っている。つまりUSGAHCと同じだから、登録だけすれば良いし、メンズクラブのリストはアドレスをくれたので、ウエブサイトから手続きをすれば良いわよ。と、とても親切です。
私はオーストラリアのHCが、世界で1番厳しいのではないかと思っていますが、USGAが算出した私のHCは+2.4ですから、オーストラリアのHC+1.1を考えると、やはり間違ってはいないようです。


アメリカの試合ということでは、SCのシニアの試合、初日76と出遅れましたが、2日目に68、3日目は73でトータル2位、36hのストロークで行われたクラチャン、土日でしたが、月曜日に全米シニアの予選があるので、土曜日だけの参加でしたが、74回で初日はトップ。勝てそうなので、2日目も出ちゃおうかなと思いましたが、自重しました。
私にとってもっとも重要な全米シニアの予選は、良い感じでゴルフをしていたのですが、17番、18番とボギーにしてしまい75回で予選落ち。例年の通過は73程度ですが、あわよくばバーディーと計算するようなやさしいパー4でボギーにしてしまい、2オーバーとなり、18番は気落ちしていました。結局73がカットライン。
参加する前から、レベルの高いことは良く知っていますが、決して簡単なコースではないし、なんせ55歳以上の年寄りだけでやっているのに、予選のカットが73というのですから、驚くばかりです。


もう長らく、ろくにゴルフはしていなかったので、ここにきて、急にやりだしても間に合わないことは分かっていましたが、実際にやってみると、そんな簡単でないことは、すぐに思い知らされます。
しかし、試合の緊張感、しびれる場面で、打っていく高揚感は何とも言えないものがあります。
とはいえ、ネジを巻きなおして、再度やろうという気持ちはさらさらありませんが・・・
オーストラリアに戻ると、最大の試合、オーストラリアシニアチャンピオンシップと地元のビクトリアシニアが続けて行われますが、私はエントリーすらしていないので、暫くはお休みです。
実際にオーストラリアシニアのエントリーをしていない自分には少し?でもありますが、とにかくそういう気持ちなので、仕方がありません。