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サウスオーストラリア遠征 オーストラリア支局長メルウェイ

暫くランキングイベントを休んでいましたが、ビクトリアンズが揃ってサウスオーストラリアの試合に行くことになったので、私も参加することになりました。
これで全ての州に行くことになりましたが、去年はこの試合をパスしていた理由として、私の中に、西方面は方位が悪いと信じているところがあるからです。


ちょうど1年前、去年のオーストラリアシニアは、パースで行われましたが、調子は良かったにも関わらず、練習ラウンドの直前に胸が急遽痛くなり、その痛みは試合中も続き、不本意なゴルフで、それまで続けていたトップ10を外れたので、やっぱり西は良くないのだと確信したのですが、その時に、今後はウエストオーストラリアは避けようと決めていました。
何の根拠もないので、私の勝手な思い込みですが、サウスオーストラリアはメルボルンから見てパース方向に当たるので、私の感覚としては西ということになりますから、自重したということです。
この試合にビクトリアンズが行く理由として、距離的には800キロ程度ありますが、シドニーより近いので、おとなりといった感覚があるようです。それと、ランキングイベントが続くので、1週間の移動で2試合に出られるからです。


1週間で2試合が行われますが、通常3日間で行われるランキングイベントで唯一、2日間の試合があるので、2日間、3日間と変則日程です。
始めの試合はグレンジ・クーヨンガシニアとなっていますが、両コースともこちらでは有名で、グレンジはハンティングデールとレシプロで、クーヨンガはキングストンヒースとレシプロになっています。
方位は明らかに良くないのですが、私のゴルフは上向きなのでちょっと期待しています。


クーヨンガの練習ラウンドは、ゴードンが手配してくれました。初日、グレンジの組み合わせを見ると、私とゴードン、イアン、ノームとなっていましたが、ゴードン、イアンはナショナルチームでビクトリアン。ノームもADFとの対抗戦でナショナルチームの一員としてやりましたが、彼はサウスオーストラリアのNo1プレーヤーです。
次の組にはグレッグ、バリーとナショナルチームのビクトリアンが続きますが、練習ラウンドに集まったビクトリアンズを入れ換えるだけで、試合の組み合わせになると笑いました。


練習ラウンドでしたが、私以外は去年やっているので、コンペに入ることになりました。
微風快晴と絶好のコンディションの中、私のゴルフは予想通り良い感じです。初めてなのに5つバディーを取り、ボギーが2つ、69でコンペに優勝。
みんなからは、出来すぎと冷やかされました。
翌日のグレンジは、午後からの練習ラウンドになっていましたが、午後は大雨の予報となっていたので、ここはレシプロの力を使い、私だけ朝1番のスタートに変えてもらいました。
他の人たちは、去年もやっているし、雨はやりたくないので、メンズコンペの中に入れてもらいました。雨はまだでしたが、強風でちょっとゴルフになりません。これじゃ練習にならないって感じでした。


初日、雨は降ったりやんだり、そして強風です。
このコンディションでは、80を切るのも難しいと思ったので我慢のゴルフです。1番から強烈なアゲインストでセカンドを3Wで打ってもまるで届かず、ゴードンは素晴らしいアプローチでパー、私とイアンはボギー、ノームは何と7のスタートです。
今日の結果は、ゴードンとイアンが82、ノームはさすがに地元、堪えて79、私は17,18番と予期せぬバーディー、バーディーで上がり73。
私はダブルボギーを2つ、ボギーを2つ打っていますが、昨日に引き続き、パッティングが素晴らしく5バディーを取りました。
私がトップ、グレッグが75、バリーが78、グレンジのメンバー、ウエインが78、ノームが79と70台はこれしかいませんでした。
2日目のクーヨンガは練習ラウンドと同様の微風快晴と絶好のコンディションです。私の感覚としては、練習ラウンドも良かったし、これ以上ない展開です。


2日目は成績順ですからグレッグ、ウエインの3人です。
私は1番パー5、ドライバーをセンターに打ち、セカンドも完璧、3打目のSwも完璧でしたが、飛び過ぎで7m。ところがこれを3パット。2番もパー5、ティーショット、セカンドと完璧で3打目のサンドウエッジ。ピンは奥でしたが、奥に向かって速いので手前から行こうと考えました。私の感覚としてはピッタリで、ボールはグリーンの手前7m位に落ちましたが、何とこれがスルスルと転がって、何とオーバー。砲台ですから8mも下ってしまいました。弱いと戻ってしまい、大たたきになってしまうので、パターを選択。簡単にボギー。


グレッグとは並んでしまいましたが、私のショットは決して悪くないので、まだまだ行けると思っています。
立ち直って3ホールパートした6番で3mに着きましたが、またもや3パット。これにはちょっとショックでした。次のホールも3パット。好調だたはずのパッティングがどうなってしまったのか?・・・ミスパットというより、距離が合いません。結局、4パットを含めて3パットを6回もしてしまいました。こんなゴルフでは、グレッグには勝てません。それでも昨日の貯金があったので4位。


2戦目はレディーベイ。コースはリンクスで、フェアウエーも広く、距離も短いので、とても易しく感じます。相変わらずショットは良いので、感覚的にはアンダーパーで回れそう。そう思いました。
イアンとクーヨンガのトニー。1番でパーを取り、2番のティーショットはフェアウエー。セカンドはちょっと右でバンカー方向へ。左に外れるとリンクス特有のブッシュに入る可能性があるので、外すなら、易しい右のバンカーが良いと思っていたので、これで良し。・・・行ってみるとボールが見つからない。辺りを探してみると、バンカーを駆け上がった、草の中にありました。しかもスタンスが取れない。ピン方向には打てないので、唯一、出せそうなグリーンの奥に向かって打ちました。片足はバンカーの中で、ヘッドの10cm位上のシャフトを握って・・・
上手く打ったのですが、ボールの所に行くと今度はディボット。ボールは上げられませんから8番で転がし・・・下り傾斜ですから10m。これを3パットして7。


何なんだよ!と思いながらも、2番が終わったばかりなので、頑張るしかありません。3番のパー5は左ドック。ドライバーは完璧でセカンドは220y、グリーンの手前がバンカー、左はモジャモジャなので、4Uで少し右から打ってみると、これまた完璧でグリーン方向へ。砲台のグリーンに上がるも、傾斜で戻り手前の良い位置。アプローチは1m。またもや外れる。しかも上手く打っているのに・・・


結局、試合の2日目のクーヨンガから突然始まったパッティングの不調が収まらず、サウスオーストラリアシニアは23位で終了。優勝はグレッグに続いてこれまたビクトリアンのイアン。
試合の2日目、最初の9ホール、ショットは完璧でグリーンは1度も外さずでしたが、スコアは42。5回の3パット、1回は4パット。しかし個人的にはパッティングは悪くない感じで、打ちミスもほとんどなく、理由が何だか分かりません。とにかく、寄らない、入らない。普段、パッティングが不調の時は、それなりに原因があるのですが、今回は???・・・やっぱり方位が悪いとしか言いようがありません。


何時ものように、夕飯は何人かで集まるのですが、みなさんは何年もやっている人たちですから、それなりに互いの情報を持っていますが、私の場合は新参者ですから、ナショナルチームやトップ選手のことは知っていても、それ以外の選手に関しては、顔と名前は知っている、一緒にラウンドしたことがある人でも、詳しくはありません。食事の際、内容としては、ゴルフ談義や日常の話をしますが、そんな際、そういえば、誰々はどこのメンバー?・・・私はほとんど知らないということが多いです。

例えば今回もそんなケースがありました。左はゴードン、真ん中は、近ごろ年齢なのか?ゴルフ下降気味ですが、ベンディゴでは有名なステイン。写真右の赤のチェックのシャツにグレーのセーターを着ているのは、ディビット。彼とはタスマニアで一緒の組み合わせになったことがあるし、その際、食事会にも来ていたので、顔と名前は一致していますが、それ以外は全く知りません。
ディビットは今回、私を見るなり寄ってきて、タスマニアで一緒にやったんだけど覚えてる?
勿論、覚えてますよ!・・・彼のHCは6だったと思いますが、正直なところ、彼のゴルフでは上位には来れないし、ゴルフのイメージは全くないのですが、食事の時には、色々と語っていたので、ゴルフの割には弁はたつんだぁ・・・そんな印象でした。
たまたま話題がゴルフ場のジョイニングフィーになったので、最近はジョイニングフィーがなくなるコースが増える一方で、名門群は値上げの方向になっているから、格差がどんどん広がっているという話になりましたが、そういえば、ディビットはどこのメンバーなの?・・・という私の問いに、私の気のせいでしょうか?一瞬、背筋を伸ばしたように見えましたが、ジ、オーストラリアン。と言いました。


オーストラリアンと言えば、私が初めて出た試合の会場で、練習ラウンドをしたいと言ったら、メンバー同伴じゃないと出来ない。と、にべもなかったゴルフ場です。サンドバケットなし、目土はしなくて構わないというゴルフ場で、オーストラリア最古のゴルフ場というNSWでは名門です。
ウエイティングリストは8年だそうで、入会は相当難しいというのも聞いていますが、携帯番号を教えてくれて、何時でも電話してと言われたのですが、キングストンヒースがレシプロなので、自力で出来るからもうよくなったとは言えず、取りあえずもらって於きました。

写真(左上)左はキース。この人はレイクスのコミッティーです。右はナショナルチームのイアン。ステインに変わり、今ではミスターベンディゴ。写真(右上)奥はクリス。ADFの際、ナショナルチームで一緒になりました。名門NSWゴルフクラブのメンバーで11月からプレジデントになるそうです。手前はビンス。この人もナショナルチームのメンバーで、レイクスのコミッティー、御年69歳という鉄人です。
あらためて見ると、みんな凄いんだね!

帰り道、スピード違反で捕まって、$928の罰金だって・・・やっぱり私にとってこの方角は良くないと再確認した次第です。そして来年以降、この方角には絶対に来ないと誓った次第です。


イアン。

左はノーム

ゴードンとイアン

手前がグレッグ、後ろがバリー。