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メトロポリタン、コモンウエルスシニア オーストラリア支局長メルウェイ

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サンドベルトシニアもヤラヤラ、キングストンヒースに参加し、ビクトリア、ロイヤルメルボルンと休んで、今週からメトロポリタン、コモンウエルスと続きます。先週まで、私のゴルフは良かったのですが、余りに寒かったり、強風だったりと激しい天候に疲れたこともあり、6日間、クラブも触らずにいたのでちょっと不安です。

練習場に行くと、何となく違和感。どうも思ったところにボールが打てません。
このところ調子の悪かったゴードンが、ロイヤルメルボルンを制したのをネットで観ていたので、パッティンググリーンであった際、ついに勝ちましたね!と握手をすると、・・・やっと良くなって来たよ!と、嬉しそうに笑ったので、こんなに上手い人でも、スランプの間は嫌な思いをしていたんだな?・・・そんなことを感じました。


私は今日も1番スタートです。風もなく、コンディションは良好です。私の前はゴードン。私はフェアウエーのど真ん中に打っていたので、前の組を見るとゴードンがパッティングに入りました。15m位でしょうか?私のところから180yはあるので、ラインまでは分かりませんが、初めてのパッティングが長いのは何となく嫌なものです。
傾斜があるのか、途中からボールが見えなくなりました。ゴードンがカップの方に歩いて行くと、ボールを拾い上げるようなしぐさです。えっ、入ったの?・・・朝から・・・

私のセカンドはピン方向へ・・・5mが入らず、パー。まぁ、良いでしょう。2番のパー3、6番アイアンで打つとピンに真っすぐです。ピンハイへ2m、真ん中から入ってバーディー。良いじゃない・・・待ってろゴードン。
朝方は大雨でしたがぬかっているので、ボールが飛びません。3番は200yも残っています。アゲインストなので迷わず21度UT。またもやピンに真っすぐです。3mに付くも入らず。4番のパー5は3Wでレイアップ、セカンドも3Wで打つと残りは40y。受けたグリーンに向かって、突っ込んで打とうと思ったら、浅く入って奥へ・・・砲台で3mの打ち上げで、モジャモジャの中、ショートだけはまずいので強めに行くしかありません。上手く打ちましたが、グリーンに上がると、私のボールは10m残っています。・・・スリーパットでダブルボギー、次のティショットをバンカーに入れ、セカンドは顎に当たり、戻る。クラブを換えて打った3打目はグリーンの手前のバンカーへ。ピンは奥で50y、顎が高くて距離を出せず、やっとグリーン。ファーストパットは3mオーバー、返しを何とか入れるも、またもやダブルボギー・・・なんだよ、なんだよ・・・
途中、ゴードンが何度となく長めのパットを決めている姿が目に入ります。
我慢して3オーバーも、このコンディションでは話にならない、10番も曲がってボギー。
調子が落ちているのでしょう、良いのと悪いのが極端です。11番パー3は5番アイアンで打ったら20cm、12番8mのパットが入る。13番5m、14番は1mが入って何と4連続バーディーでイーブンに戻る。
15番でも5mのバーディーパット。ラインも見えるし、これを入れたらチャンスがあるかも知れないと、ちょっと打ったら2mオーバー、返しを外して終わりました。ショックは大きく、次は大曲、またもやダボ。5バーディーも取ってバカじゃないの・・・
ゴードンは69で優勝。私は2位。
翌日のコモンウエルスは3週間前にラウンドした時、70だったのに、何をやってもダメでした。途中からすっかりぐれて28ラウンド振りの80超えで83。・・・最悪です。
ゴードンが今日も74で優勝。・・・・強いゴードンが帰って来ました。

今日、アジアパシフィックシニアのオーストラリア代表が発表になりました。ナショナルチーム6人の顔ぶれですが、驚いたことにゴードン以外、5人が入れ替わりました。
ポイント上位4人、2人はキャプテンピックということになっていますが、何とステファンが外れました。
ステファンは、腰痛で去年のオーストラリアシニアと、マッチプレーのメジャー2試合を休んでいますから、ポイントこそ5位になっていますが、誰もが認めるNo1プレーヤーでしょう。
私の予測としては、ステファンまでは確定だから、残りの1席にグレッグが入るだろうと思っていました。グレッグは春のNSWシニアを優勝しているし、ニュージーとの対抗戦の後、ビクトリアの試合とはいえ、2位に22打差もつけて勝っていたからです。
そして、もう1人はイアンが入りました。彼はやはりニュージーとの対抗戦の後、クイーンズランドシニアを優勝しています。
ステファンはキャプテンのトニー、バイスキャプテンのデニスとの関係も良好だし、デニスの次期キャプテン、ステファンのバイスキャプテン就任は既定路線ですから、まさかのステファンが外れたということになります。
更に驚いたことは、代表6人の内4人がビクトリアンになったことです。ゴードン、バリー、グレッグ、イアン。おめでとう!・・・これから数年はビクトリア州の黄金時代のスタートです。バリー、グレッグ、イアンとまだ50代の選手で、特にグレッグは現在HC+3となり、次期No1候補の筆頭です。

ここで私の言いたいことは、この選考は、日本では絶対にあり得ないだろうということです。世代交代、直近の調子を考慮したと思いますが、もし日本ならステファンは外れないでしょうし、外れた場合でも、ゴードンとバリーが既にビクトリアから選ばれているので、その上グレッグ、イアンとビクトリア州から更に2人が選ばれるとは、私にも驚きのニュースです。
日本ならバランスを考えるとか何とかで、ビクトリアからは2人既に入っているのだから、あと2名については、他州から選ぼうとするのが常でしょう。現実問題として、選手の実力は拮抗していますから、他州の選手が選ばれても不思議ではありませんし、全英シニアに6人参加したオージーの内、ステファンとステーブが予選を通過していますから、クイーンズランドのスティーブが入っても何ら不思議はありません。
この辺りを見ても、実力本位、フェアな形で選手が選ばれているということでしょう。


メトロ、コモンと優勝したゴードン。ブルーのシャツ赤いキャップがステファンです。