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承認されました。キングストンヒース! オーストラリア支局長メルウェイ

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先週の土曜日、キングストンヒースの面接に行って来ました。ゴードンから、私が保証するから大丈夫だ!と言われていましたが、如何せん、1人でもクレームが来た時点で終わりですから、正直なところ、結構不安もありました。
朝の9時半にキングストンヒースのレストランで、ゴードンとボブと待ち合わせをしましたが、ほぼ同時にジェネラルマネージャーのグレッグが、我々のところにやって来て、今日はまずゴードンとボブが先に面接官と会い、その後に私が合流するという説明がありました。


ほどなくしてグレッグが迎えに来ると、一同に介する面接の部屋に案内をされました。面接官はキャプテンのピーターとコミッティーのサム。キャプテンは本来、面接には出ないということですが、ゴードンが前もって話をしていたようです。
2人と握手をして席に着きましたが、我々だけでなく、彼らもお揃いのブレザーとタイでビシッとしています。
大きなテーブルに向かい対峙する形での面接です。


実は先日、ボブから面接に対するレクチャーを受けました。
面接の際はまず、入会する動機を聞かれるけど、メルウェイは何て答えるというのです。私は正直に答えました。練習場の環境が素晴らしい、家から近くで便利だから・・・
そんなのは答えにならない。その場合は、これこれこうでと・・・いいかいメルウェイ、選ばれた者だけに許される、キングストンヒースに入会して、メンバーの人達との良い関係を築き、ソーシャルグループに入り、社会活動にも寄与したい。・・・こう答えるのがベストだ!
ゴードンは私の考えを知っているので、笑っていましたが、ボブは真顔です。


以前、ボブとのくだりを書きましたが、去年のUSシニアの予選の際、偶然練習ラウンドで一緒になり、これまた偶然にメルボルンから来ているということで、話をしましたが、とにかくキングストンヒースの自慢ばかりを話すので、鼻持ちならない奴だと思ったのが印象でした。
もともと、私の友人のレイが入って2年だというので、サインが出来ない為、ゴードンから誰かメンバーで知っている人はいるかな?と聞かれたので、誰もいないけど、そういえば、去年のUSシニアの際、ボブと一緒になったという話をすると、それならボブにサインをしてもらおうということになり、それ以降の話はゴードンがやってくれたので、あれ以来ボブには会ってもいませんでしたが、先日、ゴードンから連絡があり、ボブが面接の前に打ち合わせをしたいというので、会ったのですが、その際に面接の時の心得を説明されたわけです。
話をすると気さくで良い人間だと思うのですが、一たび、キングストンヒースの話になると、自慢話が次々に出て来ます。私だって名門と言われているハンティングデールのメンバーだからと心の中では思っていますが、彼からすれば、キングストンヒースの他ではロイヤルメルボルンぐらいしか認めていませんから、ハンティングデールなどは、その他大勢といった感覚なのでしょう。しかし、取りあえずは聞いておくか、とこんな感じです。
ボブとて、ゴードンから言われたら断れない。そんな気持ちで、サインもしてくれたのでしょうけどね・・・もし私が、USシニアの練習ラウンドで一緒になったメルウェイですが、サインをしてもらえますか?と直接訪ねた場合を想定すると、100%断られるでしょうから・・・


私としても、ハンティングデールで何度も面接には立ち会っているので、こんな形で聞かれるであろうと、ある程度は予想していたのですが、ピーターは開口1番、メルウェイのことはゴードンから良く聞いています。そういうと、ゴルフの話になり、終始そんな話で終わりました。ゴードンとボブ以外にもメンバーのサインをもらっていたので、彼らに対して聞かれるぐらいはあるのか?また、私に対するハンティングデールのキャプテン、ディビット。プレジデントのクライブの推薦状も、ピーター宛になっていたので、通常であれば、同じグループのゴルフ場で、顔見知りのトップ2人の推薦状があるのですから、お愛想でも、ディビットやクライブに宜しくと、一言ぐらいあるのが普通ですが、彼らに対する話は一切出ませんから、その辺りをみても、キングストンヒースにとってハンティングデールなどは、全く眼中にないゴルフ場なのでしょう。



3枚になっている絵は、数十年前に書かれた、横長な1つの絵としてつながっています。
今は新築されていますが、元々の古いクラブハウスの前でキングストンヒース縁の人達、ゴルフ界の重鎮たちが描かれています。1番左の絵、左から2番目の背の高い女性がゴードンの妹、リン。今年も勝って15回目のクラチャンになったそうです。横にいるのが、若かりし日のゴードンだそうです。


今月末にあるコミッティーミーティングで最終的な判断がされることになる。ということでしたが、ピーターがメルウェイは承認されるから大丈夫ですよ。と言って、これからの流れについての説明になりました。
現在、ウエイティングリストは54名だそうです。通常は大体4年待ちということですが、メルウェイはゴードンの推薦ですから、来年の3月までには入れるようにしましょう。
そうなの?・・・そんな約束して良いの・・・心の中でそう思いました。


面接が終わると、ようこそキングストンヒースへ。ピーターを始めに、みんなから握手をされました。
ジェネラルマネージャーのグレッグが来て、コース内のライブラリーを案内してくれましたが、ウエイティングリストの中から誰を先にするかは、コミッティーが決めるので、メルウェイは、きっと早く入れると思うよ!・・・ウインクして笑いました。


ついにキングストンヒース120年余りの歴史の中に、日本人である私が入ることになりました。良かった。良かった。これもみんなゴードンのおかげです。
キングストンヒースのメンバーになれば、私が希望すれば、世界のレシプロのコースのメンバーにもなれるし、ロイヤルメルボルンでさえ、審査で落とされることはないでしょう。
キングストンヒースは海外に行った際に、恩恵がたくさんあると聞いていましたが、世界各国の名門コースがレシプロになっています。ピーターの話ですが、マスターズの後、キングストンヒースのメンバーが何人かオーガスタでプレーするそうです。


ちょっと余談になりますが、残念ながら日本人が全くいなかったので、世界中にあるレシプロの中に日本のゴルフ場は入っていません。
ところで、日本で廣野は名門ですが、こちらのあるゴルフ場とレシプロになっています。本来、同格のコースがレシプロを組むことになっていますから、廣野ならキングストンヒースとレシプロになっても不思議ではありません。
ところがなんと、イースタンという、こちらでは誰でも入れるゴルフ場とレシプロになっており、メンバーは無料で廣野をまわれる特権がついています。ですから関西出身の日本人には大好評ですし、レシプロは互いにメンバーとして受け入れるので(廣野とイースタンがそうなっているかは分かりませんが)、それで行くと、イースタンのメンバーは廣野に入れるということにもなります。どうしてこうなっているのか、分かりませんが、現実です。