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疑問 オーストラリア支局長メルウェイ

私のナショナルランキングは、NSWシニアを終えて10位となりました。タスマニアはケガをしたこともあり、仕方がなかったのですが、WAで行われる2試合を出ないと決めているので、先週の試合は10位以内に入って、ナショナルランキングを8位ぐらいにはしておきたかったというのが本音です。
4週続けて試合の予定でしたが、再来週のナショナルチームの試合は休めませんから、出場しますが、他の試合はキャンセルすることにしました。身体の疲れだけでなく、気力も続かないと思うからです。


ナショナルランキングのトップ10を見ると、ビクトリアの選手はゴードンと私の2人ですが、先週、優勝したグレッグ、それからバリーがもう1歩のところです。彼らは私から見て、他州の選手と比べても実力は充分だし、私よりも上位にあると思いますから、トップ10に入って当然の選手です。
WA、QLDが1人づつ、今の時点ではSA、NT、TASの選手が入っていませんから、トップ10の6人がNSWの選手ということになります。
人口が多いこと、ステファンやポール、ビンス、ロイなど確かに良い選手はいますが、これほど圧倒的な差があるとも思えません。


各州での試合の配分は同じ回数になっているので不公平は無いのですが、今年はメジャーのオーストラリアシニアがNSWのマンリーになっているので、NSWは1試合多くなっています。
地元の試合が多いというのは、確かに有利であることには違いがありませんが、我々他州の選手からいわせると、1番不利になるのが、NSWの場合、1つの試合でコースを2つ3つにされてしまうことです。
例えばメジャーの1試合は同じコースを使いますが、残りの3試合はACTシニアは日替わりの3コース。NSWシニアは2コース。NSWシニアクラシックも日替わりの3コースで行われますから、仮にビクトリアの選手を例にすると、移動に1000キロ近くを要し、練習ラウンド、試合とそれぞれ3日間、都合6日間連続でゴルフをすることになります。
その上、NSWクラシックの3コース(ハンティングデールがレシプロなので2コースは出来ます)は練習ラウンドでもメンバーの同伴がないと出来ないというので、初参加の人はぶっつけでのラウンドになります。
ビクトリアで行われる試合はロイヤルメルボルンでも練習日が設けられているし、ナショナルシニアマスターズもビクトリアシニアも練習ラウンドが可能ですから、NSWに比べるとビクトリアは良心的ですね。
他州を見ても、同じコースで行われているし、一部を除いて練習ラウンドも可能ですから、選手の多くの意見として、NSWのやり方には?がついています。ただ地元の選手が有利になるようにということでなく、コースの確保など、他にも理由があるかもしれませんから断定は出来ませんが・・・

それとはまた別に、今、私の中では葛藤があり、今後の試合をどうするべきか?考慮しているところです。数年前から55歳になるのを楽しみにして、参加してきた試合ですが、試合数が多すぎて困っています。ランキングイベントですら数試合の欠場を決めていますが、今後ビクトリアの試合は大幅に減らすべきではないか?そう考えています。
優先順位は明らかに前者ですから、そこについては良いのですが、仮に月に1、2試合だと仮定しても、そこに合わせてゴルフを考えると、疲労を考えて、移動の数日前からラウンドを控えたり、帰ってくると疲れを取るために数日を要すということになるので、最近はハンティングデールの人たちと、ゴルフをする機会もほとんどなくなっています。



今年からフル参戦になるので、最後まで出ようと思ってはいますが、来年以降を考えると、比較的近くで行われるビクトリアの試合を増やして、むしろランキングイベントを減らした方が、ゴルフを楽しめるような気がしてなりません。
私自身に対してのゴルフを考えてみると、今やっていることが本当に楽しいのかどうか?については、疑問を持ちます。
試合ですから、参加しているという中での楽しさや、満足感は確かにあります。また自分のナショナルランキングが上がっていくのを見ると、早く次の試合が来ないかな。と、そう思ってもいました。
予定通りのゲーム数でランキングも上がって来たし、区切りというのかトップ10にもなりました。このまま続けて行けば、トップ5には入れるとも考えています。そうなるとアジアパシフィックの出場も可能になり、日本チームとの対戦も楽しいのは分かっています。

周りの人達、ハンティングデールのメンバーの人達も、私の成績を楽しみにしていますから、この前は良かったね、もうすぐトップ10だね、ナショナルチームに選ばれたんだね。と言ってもらえるのも張り合いにはなります。
その一方で、私のある意味、仲良しのケンさん達、おじいさんグループや他にも仲の良い人達、決してゴルフは上手ではないかもしれませんが、大笑いをしてラウンドする人たちとのゴルフは、競技ゴルフに参加するようになってから、皆無になりました。



さて私ごとですが、早速、ゴードンから連絡があり、コミッティーと同伴プレーをすることになったというので、今日、キングストンヒースに行って来ました。
セカンダーのボブが先日、急遽手術となったので3人でのプレーです。
コミッティーというので、ゴルフは大したことはないだろうと思っていたら大間違い、スイングを見ただけで、このおじさんは出来る!とすぐに感じました。
そっとゴードンに確かめると、アレックスは75,76年クラチャンにも2回なっていて、HCも1だそうです。ゴードンより1つ上だというので、今年の誕生日が来て63歳です。

もう数十年前になりますが、日本で同伴プレーをした際、確かプレー代を払ったと思いますが、こちらでは無料です。
今まで何度もキングストンヒースに行っていますが、メンバーからは、ほとんど無視をされて来ました。それでもメンバーになってしまえば、本来オージーですから皆がウエルカムに変わるとは思っていたのですが、今日は扱いがこんなにも違うのかというのを、実感して来ました。
私がプロショップに行くと、プロがベンです。宜しくお願いします。と握手を求めて来ました。ゴルフが終わってクラブハウスに入った時も、アレックスがゴードンと同伴プレーをするということが分かっているのか?何人かのメンバーが寄ってきて、ウエルカム、キングストンヒースと握手をして来ました。



偶然来ていたトレジャー(会計)のジャスティンも同じテーブルについて、話をしたのですが、彼には私の情報が全くなかったようで、終始、和やかに話をしていたのですが、メルウェイは何処からという問いに、日本人だと答えると、一瞬、彼の表情が、明らかに変わりました。
彼がその瞬間、何を考えたのかは分かりませんが、開場以来、日本人はひとりもいないということは知っているのですから・・・
しかし、その直後、アレックスも、それを察したのか、明日、コミッティーミーティングに出すべく、私の報告書を書くんだという話から、メルウェイはスクラッチマーカーで、人柄も素晴らしい。と、必要以上に褒めてくれたので、今度はジャスティンが、アレックスの意図を感じたのか、何事もなかったように、表情も和やかに戻り、会話も弾みました。・・・が、ちょっと微妙でしたね・・・
今後の流れを説明してもらいましたが、アレックスの報告書が出て、面接は3か月位後になるそうです。その上で最終的に承認されれば、ウエイティングリストに入るということですが、4年待ちといわれているので、まだまだ先の話ですね!
もっとも。今はハンティングデールでもゴルフが出来ない状況ですから、キングストンヒースに入っても、今の状況ではほとんど意味もないのですが・・・

ゴードンも私と同じスケジュールで試合に出ているので、ちょっと話を聞いてみたのですが、ゴードンいわく、今年になって練習には来ているけど、1月のキングストンヒースのマンスリーメダルに出たのが最後で、それ以降は競技会にも出てないし、2月にあったクラチャンも出られなかったと言っています。
ランキングイベント、フル参戦3年目のゴードンも、とにかく疲れると言ってましたが、私がキャンセルした、来週の試合以降も出ると言ってました。
タフだなぁ、と感心していたのですが、今後のスケジュールに関して話を終えると、多分今年が最後かな?
ボッとそんなことを言いました。