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来年に向かって オーストラリア支局長メルウェイ

先日ソレントGCに行った際、1番ホール、グリーンの脇にバギーを置きました。戻るとバギーがありません。辺りを見回すと、私のバギーは坂道を下り、70mも先にある池へ一直線・・・バギーは池の手前で止まりましたが、キャディーバックは投げ出されて2回転、そのまま池の中へ・・・水際だったこと、幸い水もきれいだったのですぐに取りだせました。その時、キャディーバックに付けていたGPSを発見。慌て外して確認すると、大丈夫、表示されています。ラッキー。あっ、そうだ電話。普段はパンツのポケットに入れていますが、今日はキャディーバックの中にしまっていました。
取り出してみると全く濡れていません。良かった、助かった。ところが確認の為、触ってみるも全く反応がありません。うそでしょ・・・私がこの不幸に気づくのに時間は掛かりませんでした。
実は3週間ほど前、落としてスクリーンが割れてしまい、新しいのに買い換えたばかり・・・戻って注文すると、私の使っている6PLUS、128ギガ、ゴールドは品不足で、すぐには手に入らない様子・・・全く懲りない男です。

2014年度、私のオーストラリアランキングは26位、出場が4試合ですから、周りからは良くやったと言われますが、個人的にはちょっと不満です。
2015年の初戦ACTシニアは3位でしたから、現時点でのランキングは7つあがって19位。優勝したいのはやまやまですが、ランキングを考えると、安定した成績を残すことが大切です。特に得点の高いトップ5に何回入れるかに掛かります。
ランキングトップ10選手の成績を分析すると、2勝しているのはステファンとゴードンだけで、他の選手は1勝止まりです。4位のロイと5位のサルは勝っていません。しかし、やはりトップ5に入っている回数が多のが特徴です。

実は今朝、私の所にオーストラリアナショナルチームキャプテンからメールが届きました。来年の6月に行われるニュージーランドとの対抗戦の候補に選ばれたそうです。
メールを読んでみると、今回は8人が選ばれるそうです。
試合は来年6月にゴールドコーストで行われ、2016年はニュージーランドで行われるそうですが、もし選ばれた場合、参加できるかどうか?という趣旨のものです。ランキング19位ですから、今のところ全くお呼びでないのですが、その中で対象選手になっているだけでも悪い気はしません。

このところ日本とオーストラリアの関係は良好ですが、その影響がゴルフ界にもありました。ロイヤルメルボルンは会員になるのがとても難しいコースです。歴代の領事は会員になれましたが、その職を離れる際には退会勧告を受けるそうです。日本人のメンバーは皆無だったところですし、オーストラリア人にとっても厳しいなか、最近、日本の大手企業の代表2人がメンバーになったことは、法人とはいえ、こちらでは大きなニュースです。

ロイヤルメルボルンとキングストンヒースは他のゴルフ場とは、ある種かけ離れた扱いになっています。エントランスからの雰囲気、コース内、ハウス内、行く度に他のコースではちょとない雰囲気を醸し出していることは認めます。しかし、私としては双方ともコースとしては好きではありません。もっと言えば、どこが良いのか分かりません。
ビジターで行く者にとっては不快に思う人も多いことでしょう。前回、ロイヤルメルボルンへ行った際、途中でメンバーの人にあったのですが、コースはどうだい?と聞かれたので、大したことないとは言えませんから、素晴らしいですね!といったら、大きくうなずいて、良い経験が出来て良かったね。と言われました。
彼からすれば、どこの誰かは知らないが、簡単にはプレー出来ないロイヤルメルボルンでゴルフが出来たことが、というこでしょう。以前にも同じことを言われたので、ほとんどのメンバーがそう思っているはずです。

ハンティングデールも一般には名門と言われていますし、ティアワンと言って、上位7つの名門コースとして、ロイヤルメルボルン、キングストンヒースと同じカテゴリーにはなっていますが、彼らからすると相当格下だという認識なのでしょう。
先日もキングストンヒースに行きましたが、私と顔を合わせるメンバーで、挨拶をしようとする人はほとんどいません。他のコースに行けば、どこでも気軽に声が掛かるここオーストラリアにあって、異常な感じもします。
ゴードンのゲストとして行ったので、彼のテーブルには次々に声を掛けに来ますが、横にいる私に声を掛ける人は一人もいません。メンズコンペの日は成績発表の際、メンバーが連れてきたゲストの紹介をするのが一般的な習慣ですが、やはりここでもそのようなことはありません。
名門と言われている他のコースに行った際には、どこでも声が掛かるし、成績発表の際には紹介もされますから、そういった意味でも、この2つは全く別のものなのかもしれません。
ウイリーの友人が、キングストンヒースでの試合に出る為、他州から来ていたらしく、練習ラウンドをしたいと聞いてみたところ、断られたので、それならせめて歩いてコースだけでも見たいと頼んだところ、にべもなく断れたと相当な剣幕で怒っていました。

もっとも、この件に関して言えば、ハンティングデールでも同じことにはなると思います。名門を維持して行くためには、メンバー本位の運営をする必要があるため、もし指定練習日を設けるということになると、メンバーに対し、代替えのコースをクラブが用意することになります。
更にビジターを極端に制限しているので、もし受け入れたとなればすぐにクレームが来るからです。私も去年NSWで同じ経験をしています。試合に出て良い成績を収めるためには、各州にいる地元の友達を早く作り、どこでも練習ラウンドに行ける環境を、自ら作らなくてはなりません。

またまた本題からそれてしまいました。
もう3年半になりますが、ハンティングデールに入った際、やはりそれまでのゴルフ場に比べると満足度は高いので、この次にもし他のゴルフ場に入るとすれば、同じティアワングループしかないとは思っていました。ではどこ?どうせ入るならトップのクラブに入りたい。そうなるとロイヤルメルボルンかキングストンヒースしかありません。もう1年も前になりますが、ハンティングデールのメンバーに聞いてみたり、周りに聞いてみたり・・・


正直なところ、私にとってはどちらでも良かったので、どうせ暇なんだから両方に入ろう。そんなことも考えましたが・・・幾らなんでも無駄だろう。その時点での結論は、トーナメントをよく開催しているといった、日本でも知名度の高いロイヤルメルボルンにしよう。そんなことを思いました。
ハンティングデールのメンバーの中には、ロイヤルメルボルンのメンバーになっているという人もいたので、誰もいないキングストンヒースより可能性が高いと思ったのも要因でした。
いざ調べていくと次々に障害にぶつかりました。友達がいるから紹介するよと言われたのですが、プロポーザー、セカンダーの保証人を筆頭に10人が必要で、その中でもプロポーザーは在籍年数10年だの、知り合ってから最低7年だの色々とうるさいことがあります。
まともに行っては申し込むまでに7年が必要だし、更に承認された後にウエイティングリストでも待ちが5年とも10年とも言われているのですから、こうなると私が生きている間に入れるかどうかも分かりません。その中で決定的に厳しい問題もありました。日本人はメンバーになれないということでした。正確に言うと、日本の領事は任期中だけメンバーになれる。ただし職を離れたら退会するということでから政治的なものです。
過去に何人か申し込んだ形跡はあるようです。その人たちとて、きちんと書類を整えたのでしょうし、推薦人を得られたということですから、本来であれば充分にメンバーとしての要件は満たしていたはずです。しかし、ことごとく却下されています。

まともにやっていたら日が暮れちゃう。ハンティングデールとて色々と決まりごとはありましたが、誰も知り合いのいなかった私が入れたのだから必ず手があるはず・・・クリスはハンティングデールのメンバーで弁護士です。彼がロイヤルメルボルンのメンバーに最近なったという情報がありました。
顔だけは知っていたので聞いてみると、まだメンバーでなくウエイティングリストの1番だということでした。25年前にも申し込んだらしく、その時は却下されたそうです。
まさか自分が落とされるとは思っていなかったようで、その時の話になると、今でも興奮して話しをします。本来却下された人に次のチャンスは無いと思うのですが、クリスいわく、ロイヤルメルボルンのプレジデント、その他多くのメンバーが、今では私のクライアントになっているから問題ない。そういって胸を反っていました。
メルウェイも入りたいのかい?・・・手を貸してよ?と私。
任せとけ、私が入ったら全てやってやる。まだ半年以上掛かるけど、楽しみに待ってなよ!とウインクされました。

4か月位前でしょうか?その話から1,2か月経った頃です。安倍首相の外交の成果でしょう。今まで一切認めていなかった日本人の入会を、上場企業の代表者、コーポレートではありますが認めました。素晴らしいことではありますが、私にとっては、何だそれ、ガッカリのニュースです・・・私が日本人として初めて入ろうとしていたのに・・・この一件で私のロイヤルメルボルン入会計画はなくなりました。

残るはキングストンヒース。知り合いはいないし、ハンティングデールのメンバーで入っている人は誰もいませんから苦戦です。
半年位前になりますが、私がハンティングデールのメンバーとキングストンヒースに行った際、たまたまそこにレイというメンバーが入って来ました。
それから気が合うのか、奴も暇なのか?私と良くゴルフをする仲になりました。40歳の彼はHCは6ですがボールも飛ぶし、私に勝てないことがどうしても納得できないようです。もっともそこが分からないからHCも6なのでしょうが・・・そのレイも今ではハンティングデールのメンバーにもなりました。

以前、キングストンヒースのラウンド途中で偶然に会ったゴードンは在籍42年、ミスターキングストンヒースですから申し分のないところではありますが、如何せん1度も一緒にゴルフをしたこがありません。
何でも思ったことは言える私でも、ただの顔見知りという人にプロポーザーは頼めませんし、頼んでも100%断れるはずです。

暫くしてまたキングストンヒースでゴードンとあった際、ダメもとで私が入ろうとするときはサインしてもらえますか?と聞いてみました。取りあえず、その際の返事はOKでしたが、実際に頼んだらどうか?は定かではありません。それに彼はレイが当然プロポーザーになると思っています。
私の入会はレイに掛かっているということになりますが、入って3年の彼には10年以上在籍という問題でプロポーザーにも、セカンダーにもなれません。ましてや彼のゴルフ場における知名度はほとんどありませんから、仮にゴードンとレイの知り合いのコミッティーがサインをくれても、まだ他に7人のサインが必要です。

レイに知恵をつけ、どこでも上手い選手は欲しいはずだから、ジェネラルマネージャーに私のことを話して、そっちから何とか紹介してもらえないのか?聞いてもらうことにしました。
ジェネラルマネージャーの答えは簡単で、うちには充分上手い選手はいるし、そういったことで入会に関する便宜を図ることは一切ないと冷たい返事だったそうです。そのころからしきりにレイがガイドラインということを口にするようになりました。
きっと話す先々で誰も知らない、会ったばかりの人間を入会させることは不可能だなんだから、ガイドラインを説明して諦めるようにということでしょう。
口には出しませんでしたが、日本人はいない、入れないということも出たのかもしれません。人種差別になるのでクラブとしては、うたってはいませんが、誰もが知っている常識だからです。


キングストンヒースはハンティングデールと比べたらはるかに閉鎖的なところでしょう。しかし、ハンティングデールにも入会に関して簡単ではないガイドラインがありますし、一般のゴルフ場と比較すれば、やはり閉鎖的なクラブです。
私が過去に紹介した人たちは、誰一人メンバーの知り合いなどいなかったし、メンバーのサインとて、私が適当に選んで書いてもらいました。
面接の際も、担当するコミッティーには余計なことは聞かないように、全て根回しをしてやって来ました。
みんながどこかで?と思っているかもしれません。それでも私とコミッティー、歴代のキャプテン、プレジデントとは良い関係にあるので、誰からもクレームはつきません。私の人柄については、何でも言いたいことを主張する我儘な奴だと、彼らから良く非難されていますが、きっと変わった日本人だと思われているのでしょう。またこうでなければ、簡単に入会をさせることは出来ません。

レイは彼なりに動いてはくれたと思いますが、クラブ内に於ける存在感と知名度にが不足しているので、これ以上、誰かを動かすことは無理でしょう。
また振り出しに戻りました。

シニアの試合も結構忙しく、遠征に出るとメルボルンにいませんから、ホームコースでのゴルフは当然少なくなります。体調も壊したりでゴルフが減ると、仮に入たってゴルフがそんなに出来ないなら、あまり意味がないからと自ら逃げの理由を考えたりもします。目先は暗いし、何かないのかと探して、次の手を打つという気力も失せて来ます。

ゴードンとは試合で会う際、挨拶をして話もしますが、ゴルフを一緒にすることはありませんでした。同じビクトリアということもあるのか、上位者は組み合わせの段階で良く一緒になりますが、ゴードンだけは組まれたことがありません。
その上、ゴードンはビクトリアの試合、ナショナルチームの試合と忙しかったこともあり、一緒にやろうと話をしていたゴルフも実現しないまま、既に3か月以上経ってしまいました。

アジアパシフィックシニアが終わり、香港から戻った彼にもやっと時間が出来たようで、空いてる?という連絡がありました。
そこで先日キングストンヒースに行って来ました。
ゴードンのゴルフを始めて目の前で見ましたが、身体は細くとも190センチからの長身を生かしたスイングでボールが飛ぶのには驚きです。ドライバーでフライヤーを打つ感じのボールはスピン量を押さえてランが出ます。
アイアンも良いし、何より良いのがパッティングです。調子も決して良さそうではありませんでしたが、簡単に3アンダーですから、私の75は何なのよ。って感じです。

一緒になったのはHC0のジャン、もう1人はHC24のゲーリー。ゴードン以外は誰も良くありませんでしたが、楽しくラウンドをしてきました。閉鎖的なクラブというのは間違いのないところでしょうが、ゴルフになれば和気あいあいとやるのですから、メンバーになってしまえばどこのクラブもみんな同じです。
ゴルフの後は当然レストランに寄りますが、先ほど書いたように、メンバーには声を掛けますが、私に話しかける人は一人もいません。まぁ、良くここまで徹底できると思いますが、ゴードンが誰にも私を紹介しないところをみると、クラブ内でもそういった暗黙の決まりごとがあるのかもしれません。

ゴードンが高校の先生をしていたということも初めて知りましたが、物静かな人で落ち着いているから、きっと私の嫌いな数学か物理の先生ではないのか?そう思うことに決めて、あえて何を教えていたのかを聞かないことにしました。まぁ、若い頃は先生で、後は校長でもやっていたのでしょう。どうせそんな答えが返ってくるに決まっています。

ゲーリーは両親と兄弟がメンバーで本人も10年以上在籍していると言ってましたし、ジャンも子供のころから入っているそうです。ゴードンはクラチャンを8回勝っていますが、60歳で今年のクラチャンになっているのは、私には信じられなほど凄いことです。
彼の妹も有名で女子のクラチャンを、何と14回も勝っているそうですが、ゴードンが笑って話したところによると、ランナーアップには13回なっているということですから、決勝に都合27回残ったということです。いやはや・・・


レストランの時、おもむろにゴードンが話し出しました。USシニアのコーリファイでボブに会っているよね?・・・・カウアイ島の予選の時、練習ラウンドで声を掛けられて一緒にやったのがボブでした。どこから来たの?と聞かれたのでオーストラリアと答えると、私もだということで、次はビクトリア、どこのメンバー?ハンティングデール。あなたは?と聞いた時、ボブのキングストンヒースという言い方は、如何にもといった感じでした。

決して悪い人ではありませんでしたが、その話しぶりは年上を超えて、上から目線。
特にキングストンヒースの話になると、胸を反り過ぎて、後ろにひっくり返りそうでした。
そのうちキングストンヒースのメンバーになろうかな?と言ってみたら、うちはハンティングデールのようにはいかないよ。誰か知り合いは居るの?・・・誰もいないと言ったら、それじゃ大変だぁ、知り合って7年以上じゃないとサインももらえないしね!
冗談でも、じゃあ、その時は私がなってやろうとでもいうのかと思ったら、それからキングストンヒースの素晴らしさ、厳格さをこんこんと話されてしまい、すっかり、やぶ蛇になってしまいました。

本当にその時だけですから、顔すらよく覚えてもいませんが、分かった、じゃぁ、ボブにセカンダーになるように聞いてみるというのです。
それを聞いたゲーリーがメルウェイは入るの?とゴードンに尋ねました。私がプロポーザーになってボブをセカンダーにしようと思ってる。そうなの?・・・そんな話は今まで聞いてないけど・・・メルウェイは問題ないだろう?・・・勿論です。と答えたゲーリーとジャンに、じゃ君たちはレフリーになってもらうからと、その場で了解を取り付けています。

セカンダーにはレイの知り合いのコミッティー、ジェフがサインすると言っているけど、と私がいうと、コミッティーは一切の書類にサインできない決まりがあるから、彼は出来ない、それにここではプロポーザーが書類を作る決まりになっているので、他のゴルフ場のようにキャンディデイト(申込者)が書き込む書類は一切ないのだそうです。その上、申込金もプロポーザーに請求されるというのですから徹底しています。
じゃあ、何をしているとか、どこのクラブに入っているとか、ゴルフ歴やHCとか、申込者の情報はどうするの?と尋ねたところ、プロポーザーとセカンダーがその人物の保証人だから、メンバーが責任を持って推薦する以上、細かい情報は必要ないという考え方のようです。メンバーのサインは私が取るし、メルウェイは何もすることはないから・・と言い放ちます。何だろう。どこでスイッチが入ったのだろうか?声も小さく落ち着いたこの人が、突然、アグレッシブになっている。

翌日メールが届いて、ボブがセカンダーになることを了承した。ゲーリーとジャンからもレターを貰ったから、後はレイ、あらかじめ話をしておいた、2人のを貰って来れば、来週中にはサブミットするというのです。まだメンバーの数が足りないんじゃないの?
大丈夫、全て順調だから心配ないよ。本当かね・・・
今までの時間は何だったのでしょう?昨日まで鉄壁に見えた難攻不落の城をいとも簡単に調略出来てしまいそうです。

ゴードンが余りに早く動くので、私も慌ててハンティングデールのキャプテン、ディビットとプレジデントのクライブに電話を掛けました。キングストンヒースにアプライするから、レフリーの手紙を書いて欲しい。
2人とも二つ返事でOKでしたが、デイビットがメンバーからサインはもらえたの?キングストンヒースは難しいぞ!まずは心配の言葉でした。
翌日、私はプレーしませんが、書類を取るためハンティングデールに向かいました。レストランでクライブを見つけたので、2人で話をしていると、ほどなくディビットが私たちの席に着きました。
キャプテンのピーターは知っているの?・・・知らないけど・・・そうか、私は彼を知っているからキングストンヒース宛てじゃなくて、直接ピーター宛に書いといたからね!幸運を祈っているよ。

通常なら一緒に回る者同士がお茶をしたり、同じテーブルに着くのが普通ですから、私が何か書類を持って、キャプテン、プレジデントと話している姿は、他のメンバーには相当違和感があったのでしょう。
始めは誰も寄って来ませんでしたが、そのうち長老がやって来て、どうした何かあったのかい?・・・メルウェイがキングストンヒースにアプライするというから、我々がレフリーになったんですよ。とディビットが説明すると、何だぁ、メルウェイ、やめちゃうのか?
何だか話が違う方向に・・・ここはやめないから・・・そうか、そうか、それならいいや!
だけど、入れるのかい?・・・ストレートな質問。
さすがにクライブ、ディビットも首を傾げる・・・そう思ってるの?やっぱり・・・いつの間にか人垣が出来てしまい、難しいよね、ここのメンバーだって何人も申し込んで断われているでしょ・・・大勢の意見は8対2で難しい。


私の感覚では、あっという間に視界良好となりましたが、ゴードンが動いただけで、キングストンヒースの書類はあっという間に揃いました。翌日にまたメールが届いて、今日はジェネラルと話してきたけど、All good だったとありました。
今まで日本人は全て拒絶されているのはゴードンも良くわかっています。もし私がゴードンの立場だったら、拒絶が分かっているなら絶対に推薦はしたくないところですから、きっと彼は実力者に対して根回しを終えたんだなと、このメールを読んで確信しました。
私の申し込みに対して、例え1人でも異を唱える人が出れば、その場で却下になります。
プロポーザーがゴードンでセカンダーがボブ(この人はちょっと高飛車ですが、過去にはクラチャンにもなっていてコミッティをやっていたそうです)レフリーにはキングストンヒースのメンバーの他に、ハンティングデールのキャプテン、プレジデントがなっているのですから、これ以上ない布陣です。その上、ゴードンがうるさ型のコミッティーに根回しをしたと思われるのですから、余程のことがない限り、このアプライにクレームをつけることは難しくなりました。
それでも過去同様にクレームがどこから出るかは分かりませんが、順調に行けば、数か月後には、キングストンヒース100数十年の歴史の中、日本人として初めて、私の名前がウエイティングリストに記載される可能性が大きくなった模様です。