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ゴルフを離れて・・・ オーストラリア支局長メルウェイ


この1か月余り、ラウンドを控えて体調管理を優先にしたこともあり、少しづつ体調も良くなって来たようにも思われます。
何が原因か分かりませんが、年々体力は落ちているわけですから、その辺りを考えて、この1年サボっていた水泳をまた始めることにしました。


ところで・・・私の家の周りもそうですが、オーストラリアには至る所に公園があります。公園といっても日本のイメージとはかけ離れている大きさで、ゴルフ場が出来ると思われるような大きなものも少なくありません。
全面芝生で綺麗に管理されているようなところもありますが、人影も少ないようなところも多く、人件費が高い中、相当な維持費が掛かるだろうと、公園を見る度に思います。
その中の1つをパブリックのゴルフ場にでもすれば、利用する人も多いし、収益も上がるし、その収益で他の公園の管理費にしたらどうだろうか?・・・そんなことを、大きなお世話と思いつつ考えてしまいます。


一昨日突然、インターネットが寸断されてしまい、動かなくなりました。この5年間で2回目の経験です。ブロバイダーに電話をしてあれこれとやりましたが、復活までに2日間を要しました。
ネット環境としてスピードは良いのですが、ピーク時になったりすると遅くなったり、また安定していないといったところも拭えません。この辺りの技術力は日本と比較して相当遅れています。私が見るオーストラリアとはとても面白い国で、どうしてこうなのだろうと思うことも少なくありません。
例えばインターネット環境は日本から相当遅れているのに、パソコンの使用率は相当なものです。我々の世代が使い出したのもそれほど早くはなかったと思いますが、我々の先輩たちになると、パソコン自体使うことがないという人も少なくありません。
ところがこちらの人たちは、年配の人達ですら、パソコンを使いこなしている人が多く、60代、70代の人たちが当たり前のようにE-mailを送って来ます。

以前にも紹介しましたが、日本では未だに料金所がある高速道路も、こちらではパソコンから登録して自動的にクレジットカードに課金されるシステムですから、通過する際、バーもなければ料金所さえもありません。
またゴルフの試合にエントリーする場合でも、ゴルフリンクカード(HC,所属クラブなど全ての情報が管理されている)のナンバーを入力すれば、オーストラリアの全ての試合にパソコンからエントリーが出来るし、その場でクレジットカードで参加費も払うことが可能です。
余談ですが、日本ではJGAが開催している競技会に参加しても、その競技会のスコアはHCに反映されません。しかしこちらでは、スコアカードを提出した段階でデータはゴルフリンクカードに取り込まれて行きます。
テクノロジー分野では明らかに日本がリードしているのでしょうが、一方ではたくさん日本をしのいでいるところもあり、このギャップに近ごろ戸惑うことが少なくありません。

よくよく考えてみると、日本は高い能力を持っているのですから、やる気になれば造作もないことでも、何らかの思惑が働くのか?エンドユーザーにはそれらが享受されない部分が多いようです。
先に述べた高速道路の料金所もETCも、無くせるものをあえて残し、その日に提出したスコアカードはスキャンするだけで全て取り込み、その日のうちに新しいHCを出せるのですから、1か月に1度のHCの更新などという、時代錯誤のシステムを使い続けるということは良い例なのでしょう。

覚えて於いたらちょっと役に立つかも・・・
日本人も英語を話せる人は大勢いるのですが、ゴルフ用語はちょっと独特な面があり、英語が出来るから分かるというものではありません。先日、日本オープンをTVで観た際、片山選手が早くボールが落ちて欲しい場面でしきりにDownと言っていました。日本人としての感覚では良く理解出来ますが、この言い方はNGです。SettleとかCalmが正解です。国内のトーナメントですから、間違った使い方をするより、むしろ早く落ちろ!の方が良いと思うのですが・・・また彼だけに限らず、他の選手も池越えなどの際、またグリーンに届いてほしい時、Go!とよく言いますが、これも使いません。超えて欲しい時はGet over、届いてという場合はGet upです。グリーン上のパッティングでも弱めの時にGoという人がいますが、これも間違いです。この場合はHarry。

バンカーや難しいアプローチを寄せてパーを取った時はNice up and downと声を掛けます。勿論Good up and downでも良いし、もっと凄いのはGreat up and downです。
また長いパットなどで近くに寄せた場合はGood paceと言います。入った場合にはGood putに変わります。褒め言葉は色々とありますが、究極はShelling peaceで、これは上級者だけに使える言葉です。1,2度良いバンカーショットや良いパットを決めても使いません。
難しいパットやアプローチを何度も決めたり、バーディーをいとも簡単に取るなどして良いゴルフをしている人に使います。半ば呆れた感情も入るぐらいの感覚で、あなたには簡単なことだね!こんな感じで使います。

ちょっと面白いところでは、空振りAir shot 2度打ちDobble hit てんぷらはSky

写真は家から3分のところにあるとてつもなく大きな公園です。