ゴルフ会員権 ゴルフライフ

トーナメントでの様子 オーストラリア支局長メルウェイ

全英シニアの試合に関して、会場の様子や雰囲気をマエシンさんより詳しくという依頼がありましたので、補足します。

出場者は試合の前日までに出場登録をしなくてはなりません。
ゴルフ場に到着すると、クラブハウスの中にある受付に案内されます。そこでサインをして最終的に出場するということが決まります。クラブハウスの中には選手しか入れません。
ヤーデージブックと基本ルールやローカルルールが書かれている用紙が渡されます。
試合の前夜は、カクテルパーティーもありますし、奥さんなど同伴している人も多いので、試合中は女性だけのティーパーティーなども開かれます。

毎日、練習場は好きな時間に使用が可能で、タイトリストの試合用練習ボールが置かれています。勿論、好きなだけ打つことが出来ます。そのボールを持って隣にあるバンカー、チッピングの練習場も使用が可能です。

トーナメントの週はコースはクローズされていますから、選手しかいませんが、練習ラウンドもR&Aの役員がすべてをハンドリングしています。

試合の当日は、グリーンホークや鉛筆、ティーなども配布されますが、ティーにペットボトルの水なども置かれています。
全英OPと同様に、全てのグループが1番から出て行きます。スタートではマイクで1人1人コールされますが、3人のパーティーで10分間隔です。トーナメントの規定通り144名ですからスタートは朝の7時半から延々と続きます。

コース内には各ホール、ボランティアの他に競技委員がいるので、何かあればすぐに聞くことが可能です。
ラウンドが終わると、スコアの提出所があります。提出所はどんな小さな試合でもありますが、ここも本格的なブースがあり、外から中を見ることは出来ません。大きな特徴として、アマチュアの試合ではスコアの誤記で失格になる人をまれに見かけますが、ここではそのようなことはありません。
スコア提出用のボックスもありません。選手が書いたスコアカードにアテストをした後は、R&Aの役員の方が2人で順番に名前の確認、マーカーの確認、ホールバイホールのスコア、合計と全て見てくれますから、万が一誤記等があった場合でもすぐに訂正してもらえます。その後、もう一人いる集計の方がパソコンに打ち込み、そこからリーダーズボードに最終的なスコアが反映されます。

R&Aの方は皆さん、上着にネクタイといういでたちで、英国紳士そのものとしています。スコアの確認が終わる際、それぞれの選手にハッピー、ウイズ、ザットと聞いてきました。
勿論、英語の意味としては、これで間違いはありませんか?と最終確認です。

普段ゴルフをしている際、例えば救済を受けられる場合など、マーカーがここにドロップしてという際、ドロップする場所を指さして、アイム、ハッピー!・・・アー、ユー、ハッピー?と聞いてきます。
英語的にはここにドロップで良いと思うけど、どう?こんな感じでしょう。

私は初日のアテストの際、役員の人に・・・1つ良いですか?・・・真面目な顔で言うと、どうぞ、・・・と言われたので、私にHAPPY WITH THAT?と聞かないで下さい。と言いました。・・・どうしてでしょう?・・・・怪訝そうな顔で私を見たので・・・だって80も打っているのに、ハッピーか?と聞かれて、ハッピーだなんて答えられない。・・・そういってみたら、一緒に回った選手は、一瞬戸惑った後、大爆笑になり・・・同時に集計をしている女性もお腹を抱えて笑いだしました。
役員の人も大笑いでしたが、なるほどぉ、じゃぁ、次からは違う言い方にしましょう!・・・そういってました。

参加費はポンドですが、オーストラリアドルに換算すると150ドル程度です。これで練習ラウンドから本戦までのプレーフィー、練習場でのボール代、カクテルパティーの参加費全てが含まれています。