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全英シニアと全米シニア(プレコーリファイ) オーストラリア支局長メルウェイ

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8月の6日から8日の日程で、全英シニアアマが行われました。
会場のガントンは1891年に開場され、数々のトーナメント、ライダーカップも開催されたそうです。
4日の練習ラウンドではボールを6つも無くしてしまいましたが、試合ではボランティアの人たちが見てくれていますから、ロストボールの確率はぐっと下がりました。
それでも狭いフェアウエーと蛸壺バンカー、その上、ヒースとブッシュでは厳しいものがあります。
スタートのティーでは、選手紹介のアナウンスがされますが、ギャラリーの人もいたりして、結構気分が良いものです。1番のティーショットこそフェアウエーに素晴らしいボールを打ちましたが、ショットは酷くグリーンに乗りません。正確にはそこそこには打ちましたが、跳ねる転がるでグリーンを出てしまいます。それでも何故かアプローチとパッティングで5ホール連続でパーを取りました。3ホールづつスコア集計があるので、狭い6番のティーショットをフェアウエーに打った時、リーダーボードの上に私の名前があるのを見て、優勝しちゃうよ。これじゃ・・・

アクシデントとは何時でも起こります。セカンドを待っている際に於きましたが、個人的なことで書けませんが、そのホールをトリプルとし、次も次もボギーとなりました。
それからは、ゴルフになりません。
結局、3打足りず最終日を前にカット。通年は優勝スコアがアンダーパーになりますが、今年は11オーバーで優勝ですから、やはり難しかったのでしょう。
私は80、82と散々でしたが、スコアが悪いのに、やっていてこんなに楽しいと思ったことはありません。フェアウエーに打ったボールがバンカーに入る。入ればサンドウエッジで出すだけ。グリーンに打ったボールが跳ねて奥のブッシュに入ったりと、呆れることがしょっちゅう起きますが、挑戦意欲がわくコースです。
偶然ですが、同じホテルにアメリカの3選手が泊まっていたので、朝食時に話をしたり、新たな知り合いも出来ました。
今回の場所スカーボロウは街並み、ゴルフ場と、素晴らしい景色と雰囲気のあるところでしたが、イギリスのイメージとして私の中に残っている、食事のまずさは今なお天下一品です。

全米シニアはプレコーリファイ。こちらは本戦に出るための予選会です。
予選会場が全米で47か所もあるので、参加人数に寄りますが、各会場で1人か2人しか通過出来ません。
例年は72、3程度が通過ラインだそうです。全英のころに比べると少しは良くなっているので、ちょっと頑張ろう。そんな感じです。
強風の中、私のスコアは77。絶望的なスコアです。私は2組めのスタートでしたが、食事をしながら見ていると、79が1人で他の選手は80以上です。
練習ラウンドで偶然一緒になったのが、オーストラリアから来ているというので、話してみるとキングストンヒースのメンバーでボブという人でした。彼が、今日は難しいからチャンスがあるよと!声を掛けて来たのですが、私としては、確かに難しいとは思うけど、75じゃないとダメだろうと思っていました。

残り2グループを残して70台は2人しかいません。
またボブが来て、行けるよ。行ける。そういわれても、私はちっとも嬉しくはなく、必ず誰かが来ると、予感がありました。
結局、76が来ました。USGAの人から、アルティネイト(ウエイティングリスト)とになるからと証書を受け取りましたが、万事休す・・・

何時でもアクシデントやハプニングはつきものです。まだ旅の途中でまだ残りの日程はありますが、今回の旅ぐらい、至る所で色々なことが起きたことはありません。そんな中でも出発前のアクシデントはダメージとショックが大きく、出来ることであれば、もう少し時間が欲しかった。それが正直な心境です。
ただ、私にとっての救いは、数年前にキム・オルセンとやった時の衝撃やショックは全くなく、充分に戦えるということは分かったので、来年以降は自分に期待できると思っています。