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私はこんなゴルファーになりたい。と思ったけれど無理だった! オーストラリア支局長メルウェイ

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全英女子OPでは、モーが勝ってしまい、本当にびっくりしました。彼女のスイングやタイミングは素晴らしく、良いゴルフをすることには間違いありませんが、まさか初優勝をメジャーで飾ろうとは思いもよりませんでした。おめでとう!

私が一緒した中でゴルフが本当に好きなんだなぁ、と感じた人は、早打ちマックと言われた、佐藤プロです。ジャンボ兄弟に挑戦というゴルフ番組に出ていた頃で、何度かご一緒しましたが、当時すでに60歳ぐらいだったと思います。
当時の私はまだ30代で、私から見た佐藤さんの印象は、身体は小さく、細身で、ごま塩頭のおじいさん。まさにこんな感じでした。ところがいざゴルフになると、打つのは早いし、ショットは良いし、すっかり感心したものでした。
その中でも1番印象に残っていることといえば、朝から晩までゴルフの話しかしない人でした。ジャンボみたいにこう手を上手く使えないんだよね!素振りをしながら、自分のスイングを話している姿をみた時、始めのうちは、ただただ感心して聞いていたのですが、そのうち、余りの熱意に付いていけず、すっかり引き気味な私でした。

マエシンさんと何度も一緒にやっていますが、この人も相当なゴルフ好きです。良い時も悪い時もやっていますが、まぁ、とにかく一生懸命やる人です。
タフであることは間違いないのですが、何よりも感心するのは、毎日のようにゴルフをしても、何時も一生懸命やっていることに驚きです。何日やり続けられるかは、ただ単に体力に寄りますが、ほとんどの人は5日も続けば、気持ちが萎えるので、もういいや、休みたいと思うものです。
百歩譲って、10日間だけと限定すれば、出来ると思います。しかし、ゴルフは悪い時が圧倒的で、良い時は少ないのですから、何をやっても上手く行かない時に、気持ちを切らず続けるということが、どれほど大変なことか、簡単に出来ることではありません。

先日、こちらでレイという84歳のおじいさんとやりましたが、この人はラウンド中ほとんど口をききません。本人の名誉のために書きますが、ゴルフが終われば、ニコニコ笑って話をする人です。
黙々とゴルフをしますが、どんなに悪いショットをしても腐りません。50センチの短いパットを外した際、私がピンを持っていたので近くにいたのですが、”レイ、集中しろ!集中だ!”と自問自答していました。

モーがオーストラリア女子OPに来た際、初日に79を打って予選通過が出来ないと分かっていても、2日目も初日と同様に1打1打を大切にやっていたのを見て、偉いなぁ、そう思ったのを覚えています。
ゴルフだけに限らず、何でもそうでしょうが、彼らのように取り組める人たちは、ごく少数であり、やろうと思っても出来ないのが正直なところです。
私もこうやるべきだ、このように取り組んでみようと、オーストラリアに来た際には思いましたが、1か月も持たず、挫折をしています。

よくよく考えてみると、練習しないで上手くなるためにはどうしたら良いのか?私の場合、このような発想をもとに、ゴルフをして来たので、彼らのようになれたらと思うのは、所詮は無理な話です。その上、そんなことは始めから分かっていたから、こうなったわけです。
日本でもオーストラリアでも、私と初めてラウンドした人たちの印象は、想像していたものと大きく違うようで、ゴルフに対してストイックに取り組んでいるだろうと思っている人が多いのか、そのギャップに驚く人も少なくありません。

日本でほとんどゴルフをすることはありませんが、前回は何時もお世話になっている、T先生ご夫妻、それから私が尊敬しているMさんとゴルフをさせて頂きました。
M先生からは、メルウェイさんは私たちとゴルフをすると良かったためしがないですね!・・・すかさず、T先生からは、僕たちとやる時は、どうでも良いから手を抜いているんだよ。という厳しいご指摘を受けましたが、私自身はそんな気持ちはなく、それなりにやっているつもりなのですが、ゴルフというより、お話を聞いたり、景色を見たりに気持ちの大半がいっているのでそう見えてしまうのかもしれません。

結論として、ストイックにはなれず、一生懸命にもなれない。しかし、このような中途半端な状態が私としては居心地が良いのでしょうね、きっと・・・ですからシニアの試合も2試合出ましたが、6位と2位、ある意味、半端さを象徴している成績です。
明後日の火曜日にオーストラリアを出て、全英シニアアマ、全米シニアアマ(プレコーリファイ)と1か月余りの旅に出ますが、先日、全英の組み合わせと、スタート時間が送られてきたのを見ると、地元、イギリスは勿論のこと、ヨーロッパ各国、カナダや中南米からも参加者があるのでさすがだなと思いますが、アメリカから30数名出てくるのには驚きました。オーストラリアからは6人です。私はすっかりオーストラリアのカテゴリーだと思い込んでいたので。JAPANという表記を見つけた時には、私以外にも出る人がいるんだと一瞬、思いましたが、それが私だとすぐに分かったので、なんだぁ、とそんな感じでした。


写真はヤラヤラです。先週の金曜日のロイヤルメルボルンを皮切りに、ヤラヤラ、メトロポリタン、明日はキングストンヒースと何故か名門めぐりになってしまいました。

それでは、ぼちぼち行って来ます。