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私のコーチは・・・ オーストラリア支局長メルウェイ

長い間ゴルフをしていますが、始めたころより、誰かに習ったということはありませんでした。私の場合、父親のゴルフ好きが高じて練習場を始めたこともあり、門前の小僧ということでしょうか?そこにはプロもおり、一緒にゴルフに行った際には、アドバイスをもらったりもしました。
学生の頃、メンバーになったゴルフ場でも、周りの人たちは、ずっと年上の人ばかりでしたが、何かにつけて気に掛けてもらい、上手い人たちからもアドバイスをもらえたことを考えると、私の場合、環境的に恵まれていたと思います。

ただ私自身の考え方として、ゴルフを始める際、最初から習って、基本を教えてもらった方が、先々、明らかに上達が早いと考えています。
私は短期間で上手くなりましたが、始めた時に教わって、基本をしっかりと身に着けてやっていたら、もっと早く、もっと上手くなっていたかも知れません。

日本ではプロとラウンドしても、私にアドバイスをくれることはないし、知り合いの上手い人たちも、コーチにならっている人はいませんでした。
ところがこちらに来ると、HCが0や+の人でもコーチに習っている人が結構いたので、意外でしたが、それと同時に、新しいゴルフ理論、スイングを常に取り入れるためには、そういったことが不可欠だということを感じました。


私の始めたころは、上手くなりたかったら、ボールを打てという風潮でしたから、きちんとした理論などはなく、雑誌に出ている好きなプロの分解写真を見て、ただ真似をしていました。しかし近年のゴルフは、ボールやクラブの進化とともに、ゴルフ理論にも科学が取り入れたこともあり、説得力のあるものですが、こちらも道具と同様に、日進月歩しているように見えます。

ずっと習った経験がなかったし、今まで自己流でやっていたのですが、今は不定期とはいえ、年に1度ないし2度はレッスンを取るようにしています。彼らから何かを習おうというより、新しい理論、スイングの情報を取りたいためです。
今考えると、こちらに来る迄のゴルフは、始めて数年で覚えたものをずっとやって来ただけ、日本の携帯電話ではありませんが、まさにガラパゴス状態でした。

こちらに来て、新しいというのか?流行りのスイングの説明を聞いた時には、とても理にかなっていると思ったし、少しでも早く取り入れて、自分のものにしなくてはと考えました。バブル以降の、失われた20年。ではありませんが、まさにそんな感覚でしたから、5年間は、ずっとスイングの変更を続けて来ました。現在でも1か月前から、右手のグリップを変えているし、テイクバックの取り方も、先週から変えています。
以前は自分の感覚だけで変更をしていたので、良かった場合もありますが、そうでない場合も多く、試行錯誤を繰り返し、変更をすると良くなるまでに時間を要しましたが、今はこうすれば必ず良くなると確信してやっているので、短期間でマイナーチェンジが出来るようになっています。

未だにコーチを決めて定期的に習うということはありませんが、私の場合、映像を重視しています。テレビでトーナメントを観てもそうですが、最近の映像は本当に素晴らしく、細かいところまでスロー再生が見られるので、今までは気づかなかった点まで、見つけることが出来ます。
また普段手にしているアイホーンも映像が良くなっただけでなく、スロー再生まで出来るので、ちょっと違和感を感じたら、すぐに撮って確認しています。元々、定期的に撮っていましたが、スロー再生があるのとないのでは大きく違うし、今では週に1度ないし2度は撮って確認しています。
私にとってこの映像で確認するという行為は、とても有効で、小さな変化もその場で見つけられるし、その都度、変更、修正を加えられるので、スランプの期間を極力短くすることが可能になりました。今ではこの映像こそが、私のコーチと言っても過言ではありません。

さて、近ごろたまにですが、ゴルフの練習場に行ったりもしています。
オーストラリアでゴルフ場のメンバーになっている人は、通常ゴルフ場で練習をしています。メンバーシップのゴルフ場であれば、練習場だけでなく、チッピング、バンカー、練習グリーンは充実していますし、ほとんどの人は家の近くのメンバーになるので、利便性も高いからです。
前からあるのは知っていたのですが、わざわざ行く必要もなかったので、行くこともなかったし、考えてもいなかったというのが、正直なところです。

夜10時までやっている、屋根があるので雲行きの怪しい時でも大丈夫。家から5分ととても便利なこともあり、行ってみることにしました。
2階席などは勿論ないし、打席こそしっかりと出来ていますが、どっち方向に打っても大丈夫。こんな感じです。広いのにも驚きましたが、バンカーやチッピング、パッティング練習の環境も良く、ドライバーでどんなボールを打っても、向こう側には届きません。
柵は勿論、ネットはどこにもありません。
チッピングとバンカー、特にパッティンググリーンはゴルフ場のグリーンが4つや5つは入るだろう広さですから、日本ならここだけでもゴルフ練習場が出来そうです。