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プール探し オーストラリア支局長メルウェイ

来年の4月には55歳になるので、シニアの試合に出られるようになります。そうなれば、近ごろ盛り下がっているゴルフに対する情熱も少しは戻るのではないか?
そんな思いもあり、引越などですっかりご無沙汰となっている、プールにでも行こうと思い、家の周りを探索してみました。
単なるジムということであれば、そこらじゅうにあるのですが、プールがあるところとなると、どうでしょう・・・


さすが、健康おたくの集まるオーストラリア。期待は裏切りません。今まで何気なく通り過ぎていたのですが、ありました。私の家から8分。大きなプール、ジャグジーもあるし2階にはジムもありました。
もっとも私は泳ぐだけですから、今までの所のように会員制のジムでなく、パブリックのスペースでも全く問題はありません。ここはパブリックで1日6ドル30セント。どうせ行っても週に1,2度ですからこれで大満足です。


それから1週間ほどしたころ、たまたま車の運転中、偶然別のところが目に入りました。見学に行ってみると、これまたパブリック。しかも、この前のところより、相当大きな施設です。
中を見せてもらうと、これまたビックリです。
試合に使える本格的な50mプールです。普段は25mで仕切ってありますが、8コースの競技用プールは壮観です。サウナ、ジャグジー、波の出るプール。勿論ジムもありました。屋外にはアーチェリー場。日本にあるような小さいものではありません。
ここもお値段は6ドル30セント。驚きです・・・

ここは家からも近く、施設もより充実しているので、良いところが見つかったと喜んでいますが、あれから1週間、今日また行って来ました。
何時ものように受付をしてロッカーへ着替えに行くと、どこかの人ではありませんが、やってしまいました。…外に出してもらう為、受付で事情を話しましたが、若いお兄ちゃんたちは、泳ぎに来た人が、海パンを忘れたという、私の説明を、すぐには理解できず、一拍於いてから理解したときの、笑いをこらえる、ゆがんだ顔を見るのは、とても恥ずかしいものでした。・・・道中、自分に対して、悪態をついていたのは言うまでもありません。

そういえば、数週間前にもこんなことがありました。
私のユニットはガレージやエントランスもカードをかざして入るようになっていますが、エレベーターの中もカードをかざさなくては動きません。
ゴルフに行こうとして部屋を出る。オートロックのカチャ、音と同時に鍵が閉まりました。
車のキーを取ろうと手をポケットにしのばせるも、そこには何もありません。反対側、後ろ、ありとあらゆるところを探してもありません。
すったもんだした挙句、結局はロックスミス(鍵を開けてくれる会社)に電話です。
”今日は日曜日だから、220ドルだけど、良いですか?”・・・嫌だと言ったら、まけてくれるのかい・・・足元見やがって、ブツブツ・・・2時間後、鍵が開いて部屋入ると、そこには更に情けない現状が・・・今日履くべきスパイクを置いていた横に、鍵があるではないですか・・・私は何か持つときは必ず左手で持ちます。(左右の感覚を同じにするためもう何十年もやっています)つまり、何時ものように左手でスパイクを持ちに行った際、手に持っていたキーをポケットに入れず、キーとスパイクを交換しただけで外に出てしまったということです。
料金を支払う際、まず私が発した最初の言葉・・・名刺持ってます?・・・すぐ携帯に登録したことは言うまでもありません。・・・次もあると思っている自分が情けない・・・

思い出した悪夢を払い、気を取り直して再度プールへ・・・今日も第6コース。意味はないけど、先週泳いだのがここだったから・・・
25mを2往復、100m泳いでちょっと休憩、息を整える。さて2回目、息を吸い込んで壁をける。下に見える白いラインだけを見て泳ぎだす。息継ぎをするたびに、折り返し地点が見えるのですが、何だか今回は遠く見える。・・・思うように進まない。・・・水でも入れ換えているのだろうか?逆流の中を泳いでいるように進まない。・・・疲れてんのかなぁ・・・色々と考えるも何だか分からない。・・・やっと来た折り返し地点が迫った時???・・・普段の折り返し地点は、仮の仕切りなので、下の方は抜けているはず、目前の折り返し地点の下は壁。全く理解できていない。・・・手をついて折り返し・・・その時に見えた反対側の遠いこと。・・・どうなってるの?50m・・・そんなことはないはず、だってちょっと前に2往復したのだから・・・今度も道のりは長かった。泳ぎながら、やっぱり50m?・・・分からないけど、長いのは分かった。

スタート地点に着いて、反対側をみると、遠い・・・やっぱり50m。しかしどうなっているの?まだ合点が行かない。あの仕切りはどこへ行ったのでしょう?しかも、この短い時間で・・・全く分かりません。幾ら仮の仕切りとはいえ、下こそ抜けているだけで、仕切りの上には人が乗れるし、飛び込み台も付いている本格的なものだから、簡単には動かせないはず。

だとすると、どこにしまったのか?見回しても見つからない。それより泳がなきゃ・・・何回も往復していると、回数がわかんなくなっちゃったりもするから、これはこれで良いか!そんなことを考えながら泳いで行きました。向こう側の折り返し地点。・・・そういえば仮説の折り返し地点と素材が全く同じだ・・・そんなことを考えながら復路。スタート地点に戻って息を整えながら、また考える。・・・このころになると、結構冷静に考えられるようになって来ました。よし、次向こう側に行けば分かる。
25mの仕切り台は、どのように移動したのかは、分かりませんが、とにかく向こう側まで移動していたということです。始めの100mで最後の折り返しをした後、私がスタート地点に戻る間の25mで移動を終えていた上、特別、音もしなかったので、全く分かりませんでした。何より、ドッキリTVのようなことが、起きているとは、想像すらしていませんから、理解するまでに時間が掛かりました。
しかし、25mが50mになっているのに、分からないというより、気づかないのは、年齢だけのせいでしょうか?

毎年ルーキーが入るので、シニアの試合は55歳から3年間が大きなチャンスです。
何とかその間に1つはタイトルを取りたい・・・そんなことを思っていたら、残念なお知らせが・・・シニアの年齢が現行の55歳から再来年度以降、50歳に引き下げられるという情報が知り合いのプロから寄せられました。50歳を過ぎての1年1年は体力だけでなく、気力、根気の低下は激しく、もうすぐ55歳になろうとしている私は、日々そんなことを実感しているわけです。過去の変更ではこういった場合、下がるのではなく、引き上げが常でしたから、正式に採用された場合、今までとは逆になるということです。それも一気に5歳は厳しいですね。
そうなると、私のチャンスは、ほぼ来年しかありません。その訳だけでなく、他の意味も含めて、相当がっかりしています。