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新たに オーストラリア支局長メルウェイ


2011年からオーストラリアというより、メルボルンを紹介してきたつもりですが、行ったことのないゴルフ場の説明をされてもピンとこないように、近ごろちょっと疑問に感じていたところ、前田信吾と行くメルボルンに参加されたSさんからも、こんなことを書いてほしいとお話しを頂きました。
また先日、日本に行った際、花屋のオッチャンとお話をしたのですが、比較や具体例がないものを説明する難しさを改めて実感した次第です。
そこでこれからは、ちょっとリニュアールして行こうと考えています。

オーストラリアの人は日本に興味を持っている人が多く、ゴルフ場に関して言えば、私とラウンドした人のほとんどが、日本のゴルフ事情について聞いてきます。日本のゴルフ場とこちらではどちらが難しい?ゴルフ場の数はどれくらい?年会費は?などなど・・・
日本はオーストラリアよりゴルフ場が多いと話すと、とてもびっくりしています。OZからみれば国土の狭い日本に2000からのゴルフ場があることが不思議なのでしょう。我々から見れば、日本の4分の1しかいない人口で1700ものゴルフ場があることの方が不思議ですが・・・
年会費も3万円から5万円が主流だと話すと、平均で27万円位払っている彼らは、それは安いとうなずきますが、ただし、メンバーでもゴルフをする度に1万円程度払わなくてはならないと説明すると、何なのそれはと、目を丸くします。
また日本は午前中9ホール、食事をして午後9ホールをすると話すと、じゃあ、何時間かかるの?・・・東京に住んでいる人は、ゴルフ場まで約1時間ぐらいは掛かるから、1日仕事だと話すのですが、仕事の合間にゴルフをしている彼らには、どうしても理解が出来ないようで、ばかげてる!もれなく両手を広げて、呆れた顔をします。

私個人としては、キャディー付きのゴルフは日本の文化だと思っているし、途中で食事をしたり、1日掛かりのゴルフでも良いと思う部分もあるのですが、全てがこの形でなく、他の選択肢があっても良いのではとも思います・・・今のゴルフ場は全てに於いて同じ方向を向いているので、面白くない。
一方では徹底的にコストカットをして、セルフ、食事は持ち込みOK,18Hスルー、そんなゴルフ場があっても良いのではないでしょうか・・・

年会費という点ではこんなこともありました。私が日本からこちらに来る際、名変停止中だったり、値がつかないなどの理由で処分が出来ないゴルフ場に対し、海外に移住するので、休眠にしてほしいという要望を出しました。出来たコースもありますが、そういう制度はありませんと断られるところが多数です。
こちらでは、若いメンバーが結婚して子供が出来た場合、時間もお金も掛かるので、暫くゴルフをやめるという人がたくさんいます。また仕事の都合で他州に転勤といったケースも同様にゴルフが出来ません。そんな時はノンプレイングメンバー、つまり休眠会員になり年会費の支払いを免除してもらうことが可能です。
もっと言えば、全く個人の都合、今年は占いでゴルフをするなと言われたから、1年間は休む。恐らくこんな理由でも通るでしょう。

日本でもこうなれば良いと思うかと問えば、恐らくは大多数の人が賛成ではないでしょうか?・・・方やこんな現状をOZに話せば、誰もが馬鹿げてる、何で、と、顔をしかめることは疑いのないところです。