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キム・オルセン PART2 オーストラリア支局長メルウェイ


ゴルフが終わってお茶をしましたが、今日は本当に楽しかった!火曜日なら空いてるので、もう1回やろうよ。そうキムが言いました。何かゲームをするわけでもないし、私程度のゴルファーと続けてやろうとする意味が分かりませんが、私には嬉しいことです。今日はキムがメンバーのナショナルに集合です。

朝の挨拶もそこそこに、やったね、ミスター・イドキ。凄いよ!・・・昨日は私もびっくりでした。日本選手は皆さん活躍していましたが、誰が彼の勝を予想できたでしょうか・・

オールドコースは、私個人の世界ランキングで2番目にランクしているコースです。
コースにアップダウンも多く、グリーンにも傾斜があり、難易度が高いコースです。相変わらずキムのゴルフは冴えていて、今日もスタートして5ホールで3つのバーディーを取りました。簡単なコースではありませんからピッタリには付きませんが、相変わらずパッティングがどこからでも入ってしまう感じです。
それ以後は2バーディー、2ボギーで結局、3アンダーでのラウンドでした。

日曜日からヨーロッパ、カナダ、全米シニアオープンと試合に出るそうです。
去年の活躍で、今年はヨーロッパツアーにも出場できるし、あちこちから招待が来ているそうです。私はこちらに来る前、最高峰のレベルはどんなものか、見てみたい考えて、チャンピオンズツアーのQスクールに行ったことがありますが、その時、ラッキーにも湯原プロとペアリングされました。
5回の練習ラウンドと4日間の試合の中、20数人のプロと2人のアマとゴルフをしました。夜は近くのカジノで毎晩ポーカーをしていたので、私と同じたぐいの、とぼけたプロにも数人会いました。(これはどうでも良い)

湯原さんは誰もが認めるショットメーカーです。飛距離こそアメリカ人ですから、飛ぶのは幾らでもいますが、私が見た中では湯原さんのショットは群を抜いていました。ただ、パッティングに悩んでいて、付いても入らない、時には3パットをしてしまうという状況で通過はなりませんでした。
キムのショットは湯原さんと比べても遜色はなく、パッティングは言うに及ばずです。しかし、キムいわく、僕はオーストラリアが大好きだから、拠点を他に移すつもりはない。と、こうでした。多くの可能性があるのにちょっと残念ですが、シニア世代はまず、生活環境が1番と考える人が少なくありません。

キムの奥さんは授業で日本語を勉強してから、日本に興味を持つようになり、話すだけでなく、日本食が大好きな親日家だそうで、私の知り合いのレストランにも毎週のように通っているそうです。その影響で、彼もそうなったのでしょう。
奥さんも日本が好きなら、日本のツアーに行ってみたら?と言ってみると、実は日本には興味があったので、調べたんだけど、予選、最終予選だけでなく、その前にプレ予選に出なくてはならないので、時間が掛かり過ぎる。

この話を聞いた時には、またまた日本のPGAにはがっかりです。
私が以前、PGAにQTを受ける場合はどうすれば良いのか聞きました。その際の答えは、アマの参加は認めていません。どうしてですか?以前、受けたアマの人が海外で私はプロだと名乗ったということです。???何か実害はあったのですか?・・・ありません。
海外では、私はプロだと宣言すれば、誰でもプロです。(練習場やゴルフ場に勤める際は、資格を聞かれますが・・)


世界の中でQTにアマの参加を認めていないのは、恐らく日本だけでしょう。その上、海外から来るプロに対しては、予選の前に、プレ予選があります。ではどうして、プレ予選をやらせるのか?本来プレ予選は、予選に参加できる実力があるかどうか分からないから、という意味です。ですからアマに対してプレ予選を実施するということなら納得です。
しかし、その国のPGAから申し込んだプロに対して、プレ予選とは意味が分かりません。
ここには隠れた外国人外しがあります。本来であればプレ予選に参加した人の中から、上位何名という形で、予選に出られるのですが、外国人に対しては、全体の成績に関係なく、外国人は何名と、本来の意味から外れ、外国人の参加人数を制限するために行われているからです。姑息な手段としか思えませんね、残念ながら・・・

キムのHCは+4、自分には精度が足りない、もっと正確性を上げたい。ランチを食べながらそう言っていました。あのレベルから更に精度を上げていくことは、どれほど大変な事でしょうか・・・

キムの使用クラブ
ドライバー ピンG15 シャフト ディアマナイリマ 60g S
3W テーラーメイド 15度 シャフトディアマナイリマ 60g S
UT テーラーメイド 17度
アイアン タイトリストAP2 3〜PW ダイナミックゴールド S
ウエッジ クリーブランドCG15 52,56,60
パター スパイダーゴースト



そう言えば、キムが私のクラブをみたとき、メルウェイも5番アイアンを抜いているんだ、近ごろ、シニアツアーの選手はロングアイアンを抜いて、フェアウエーウッドや、レスキューを入れている選手が多いんだよ。そういって私に向かって親指を立てました。