ゴルフ会員権 ゴルフライフ

      

ゴルフと言えば午後のスタート。
これがこの4年近く続けてきたゴルフスタイルです。しかし、近ごろ4時には所定の場所にいなくてはならず、その為には午後のスタートでは間に合いませんから、ゴルフをするときには、どうしても午前中のスタートになってしまいます。
大体の人はそうなのでしょうが、午前中にやる人は、何時も午前中で、午前だったり午後だったり、毎回のように変わる人はほとんどいません。

回数は減りましたが、そのような訳で、午前中にやるようになると、今までとはまた違ったメンバーとやる機会が増えるものです。
帰ってくる時間、起きる時間がはっきりとしていないため、今までのように予約をしませんから、あらかじめタイムシートは観ておきますが、実際に朝起きた時間でコースに向かうことになります。数か月前にパターソンリバーから、歩いても３分程度の至近距離に越したため、とっさのゴルフにはとても便利になりました。

先週の日曜日は６時に目を覚ますと、７時のトップスタートに空きを見つけました。
早過ぎると思いましたが、偶然そこには以前１度回ったことのある、ジョージがいたので、そこに入ることにしました。それにジムとブルース。
ジョージとジムは６０代、ブルースはカートに乗っているのですが、８０歳ぐらいでしょうか？
何時ものように、和気あいあい、楽しくゴルフをしていました。前半を終えて１０番に入った時、それまで親父ギャグを連発していたブルースが、急にメルウェイは幾つ？と聞くので、4月で54歳になります。と答えました。

まだ若いんだね。・・・ブルースは？と聞いてみると、90歳、あっさりと答えました。・・・・90歳？私の知っている老人たちは話し方も、行動もゆっくりですから、テンポの良さにちょっと驚きです。
日本は世界の長寿国として有名ですが、私の知っている限りで言えば、日本では90歳代の人がゴルフをしているという話を1人しか聞いたことがありません。80代のゴルファーもそう多くはないと思います。

以前紹介したロングアイランドのメイソンさん（95歳）も健在で、週に3回ゴルフをしています。勿論、メイソン、ブルースと自分で車を運転しています。
80代の人は少しも珍しくはなく、それぞれのコースで毎日10数人は必ずプレーしているはずです。国によってさまざま、事情も違いますが、明らかに活動的な年配の方の数はオーストラリアに軍配があがるでしょう。

11番のフェアウエーに行くと、面白いものを見せるよ！とジョージが私に言いました。
フェアウエーの真ん中で彼がピィー、ピィーと口笛を吹きます。
すぐさま、あちこちから色んな鳥たちが集まってくるではありませんか・・・あっという間に数十羽の鳥が飛んできました。・・・あんたはクロコダイルダンディーかい・・・

また後で呼ぶからね！
そう言って私にウインクをするジョージ・・・
18番のティーで私がティーショットを打ち終わると、メルウェイ！と背後から声が掛かりました。今度は口笛も吹いてないのに、ジョージの足もとには、数羽のマグパイが来ています。
餌を手に取って前に出すと、マグパイが彼の手の上まで飛んで、直接食べに来ます。ジム、メルウェイに見せてあげなよ。そうジョージが言うと、ジムは頭の上に餌を持っていきます。今度は違うマグパイがジムの頭の上に飛んで行きました。

私もキツネに手から直接パンを食べさせたりして、ちょっと得意になっていた時期もありましたが、この人たちに比べると、私などは足元にも及びません。
ここは池が多いので、たくさん鳥がいますが、時にはペリカンの大群にも遭遇します。ペリカンが魚を捕まえて丸のみするのも見ましたが、ペリカンは意外にもハンターで、陸の上でたくさんの鳥たちといる時、近くに寄ってきた鳩を丸のみしたのには驚きました。喉もとで暴れる鳩に助かるすべはありません。