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来てみませんか、メルボルン! オーストラリア支局長メルウェイ

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日本人にとってオーストラリアといえば、シドニー、ゴールドコーストが圧倒的で、メルボルンに来られる方、来られた方は少ないと思います。
メルボルンに比べて、日本から近く、直行便があるのも大きな要素でしょう。住んでいる日本人も多いし、受け皿も多くあります。

私とてオーストラリアに移住しようと考えた時、まず浮かんだのがゴールドコーストでした。
ゴールドコーストは勿論、シドニーも気候が良いと言われています。冬でも暖かく、年間を通して温暖なのは有名です。
またゴルフ場も池が多く配置され、アメリカのコースを思わせる、美しいコースがたくさんあります。
もともとアメリカのゴルフ場に慣れている私にとって、メルボルンよりむしろゴールドコーストの方に好きなレイアウトのコースが多いかもしれません。

では、何故メルボルンを選んだのか?
長所と短所は、どちらにもなりうる側面があります。何時でも暖かいところは、冬には良いのですが、夏には暑すぎるということになります。ゴルフ場に限っていうなら、暖かいところはゴールドコーストに限らず、ハワイもグアムも、日本でいうなら沖縄だってそうですが、グリーンは一般的に遅いのが常です。
ゴルフ場にとってグリーンが1番重要だと考える私には、幾ら素晴らしいコースを目の前にしても、パッティングの際にバサバサと音を立てて転がる遅いグリーンには魅力を感じません。
プレースタイルも大きく違います。同じ国でも地域によって異なるように、ゴールドコーストではカートでのゴルフが主流ですが、メルボルンはほとんど歩いてのラウンドが主流です。先ほどアメリカ的と言いましたが、コースも造形されているので、インターバルも結構あり、始めからカートでのラウンドがコンセプトにされています。
メルボルンは自然の地形をそのまま残しているところが多く、池があっても元々ある池ですから、ゴルフ場がその池によって映えるというものではなく、日本でいうところの林間コースが主体です。したがって、グリーンが終われば横には次のティーがあるという形になります。
観光客の多いゴールドコーストは本来のメンバーシップは少なく、ほとんどがセミパブリックでの営業をしているため、誰でも予約が可能です。反対にメルボルンのゴルフ場はメンバーが予約をして同伴しないとラウンドできないのが原則です。オーストラリアのHCを持っていれば、どの州に行っても、そこでやっている競技会に出られると書きましたが、ビジターの比率が高いゴールドコーストでは、競技会が少なくなります。メンバーがほとんどのメルボルンでは毎日のように競技会が行われています。

全豪オープン、F1、AFL(オーストラリアンフットボール)プレジデントカップなど伝統的なものはメルボルンで開催されていますので、住むならメルボルンの選択は必然だったのかもしれません。
旅行者としてくるならどうでしょうか?・・ゴールドコーストの方が便利で楽ちんだと思います。

では、どうしてメルボルンを薦めるのでしょうか?それには理由があります。
旅行はどこに行ってもそうでしょうが、現地に知り合いがいない場合、旅行代理店が頼りです。ゴールドコーストは観光地ですから、大体どこのゴルフ場でも旅行代理店が予約をしてくれます。
しかしメルボルンはオーストラリアの名門コースが集まっているだけでなく、メンバーシップのシステムもしっかりしているので、その分、旅行者にはハードルが高く、親切ではないかもしれません。ですから旅行代理店の取れるゴルフ場は限られてしまいます。
ゴールドコーストでゴルフをしても、メンバーに声を掛けられることは、ほとんどありませんが、その反面メルボルンでゴルフをしていると、コースはどうですか?楽しんでますか?と声を掛けられることが多々あります。
メンバーの比率が高いと、ゲストは目立ちます。ゲストは必ずメンバーのお客さんですから、他のメンバーにとって、誰がゲストを連れて来ても、自分たちのゲストだという考え方を持っているようで、挨拶は勿論、気軽に声を掛けて来ます。

前田社長は2度こちらに来られていますが、既に何人か顔見知りも出来ています。こちらの人は知り合った人の名前をすぐに覚えますから、shingoはどうした?今度はいつ来る?なんてことも珍しくはありません。
私は皆さんにメルボルンのメンバーシップのゴルフ場を見て、知って、体験してほしいと思います。
先日、ちょっと日本では考えられないシーンを見たので、写真に撮りました。サラリーマン金太郎ではありませんが、この人、金曜日にはこのスタイルだそうです。