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フランクストンゴルフクラブ オーストラリア支局長メルウェイ

8月1日から9月の終わりまで、日本、台湾、北米と旅に出ました。それぞれにちょっとづつ用事がありましたが、急いで帰る必要もないので、3月に続き長い休みとなりました。

前から約束のあった河口湖に行くので、前夜にはネットで仕入れていたアイアンとパター、スパイクのビニールを外しましたが、折しもオリンピックの最中で、そのまま前田さんに拾ってもらう時間となりました。
クラブも握らず、食べてばかりと怠惰な生活で、また一回り大きくなったのを自覚はしていましたが、明らかに私より太っていると確信していたT先生と久しぶりにお会いしたとき、思わず、”ダイエットしました?”と聞いてしまうほど、細っそりと見えました。・・・近頃、会う人会う人みんな細く見える・・・

河口湖は涼しく、もちろんコースも良かったのですが、クラブハウスで食事をしている時に感じる、そこはかとない雰囲気が何とも言えません。・・・かき氷も美味しかった。

帰りは電車を選択しました。電車は時間通りで渋滞もなく、とても便利なものですが、生憎と私は電車との相性が悪く、たまに使えばもれなく間違えるという、とても苦手な乗り物です。
Tご夫妻とは、日本に戻った際、必ずお会いしますが、その際、帰りの電車をことごとく間違えたこともあり、M先生がホームまで来て下さり、私が電車に乗り込むまで見届けて頂きました。お陰様で無事つきました。

翌週は予定していなかった中山でのゴルフになりましたが、初めて、まこっちゃんとお会いしました。
将来のゴルフにも目を向け、私より年下の彼が健康管理に心がけている姿には、見習う点が多く、ダイエットに向け参考になるお話を伺って来ました。

クラブを握っていないというより、もはや私の体型がゴルフには不向きな状況になっているようで、河口湖も中山も、簡単に80を幾つか出てしまうほどのテイタラク・・・・スコアが悪くてもショックは全くありません。しかし、ゴルフ場を歩いているとき、遠くにあるガラスに写っている人が、何となく自分に似ていると思ったとき、まさかあそこまで太っているのは自分ではないと信じていたのに、近づいて行けば行くほど、私だと思い知らされた時のショックは言葉にもなりません。

アイアン、パターにも外れ、近頃、いつも買っているメーカーのスパイクだからと、何の不安も持っていなかったスパイクにまで足に豆を作られてしまい。踏んだり蹴ったりとなりましたが、現物を見ないで買った時にはこんなこともありますね・・・・と納得するしかありません。

8月の前半に2回、日本でゴルフをしましたが、それからはゴルフもせず、旅を続けました。そんな時、今までなら必ず暴飲暴食となりますが、絶対に痩せなくちゃ、と誓っていたので、出来る限り、余分なものは食べない!を心がけて行きました。

こちらに戻って約3週間、数キロは痩せたようです。
今年中に15キロは痩せようと、目標を立てました。こちらに戻ってのゴルフ初戦は83回、2回目は81回で、3回目もまた83と・・・悪くてもまず80は打たないだろう・・・こんなことを言っていたのは、どれぐらい前だったのだろうか?
自信がなくなってしまった今では、70台が遠くて見えなくなっています。
毎回競技会ですから、HCも2となってしまいましたが、これからはしばらく悪いスコアが出るのでしょうから、どこで下げ止まるのでしょうか?

そんな中、アラン(元ロングアイランドのキャプテン)から、会計士のジョンとジムとともに、フランクストンゴルフクラブに誘われました。別名ミリオネアゴルフクラブと呼ばれています。

私の家から5分、高級住宅地のど真ん中にありますが、通り沿いにあるにも関わらず、入口には看板もなく、何処からもゴルフ場が見えないので、近くに住んでいても知らなかったり、聞いたことはあっても、プレーはしたことがないという人がほとんどです。
9ホールしかなく、2つのテーグラウンドから2回プレーして18ホールになります。前回もそうでしたが、小さなクラブハウスの中には、もちろん誰もいないし、受付もありません。

プレー中、前後にプレーヤーの姿を見ることもありません。
ここの凄いところは、1日数人しかプレーしないゴルフ場に対し、常にしっかりとしたメンテナンスをしているところでしょう。ですからプレーヤーには会わなくとも、メンテナンスのスタッフには必ず会うことになります。ガードバンカーだけでなく、フェアウエーバンカーまで完全にならされているのですが、風の強いこの地では大変なことで、毎日全てのバンカーをならしているということになるわけです。

何より感心するところは、ほとんどのホールで隣のホールが見えません。ハンティングデールなど住宅地の真ん中にあるゴルフ場では、コースの外周には家が立ち並ぶことになります。しかしここでは見える家はほぼなく、向こうからこちらの姿を見られることは、全くありません。

※木々の間に見え隠れしているのはクラブハウスです

木々がびっしりと生えている中を、トンネルを掘るようにコースが作られてあり、自然の地形をそのまま使っているので、結構、起伏もあります。ですから一度コースの中に入ると、山の中にいるような錯覚をしてしまい、住宅街の中だということを忘れてしまいます。
敷地があるから出来ることでしょうが、日本なら間違いなく18ホールのゴルフ場になっているでしょう。

メンバーは280名、これぞプライベートというところでしょうか、入口にはプライベートプロパティーと記してあり、コース内にはヤーデージすらありません。前回来た時は、ハウス内で10数人が円卓について、コミッティーミーティングをしていました。
全員が同じ形同じ色の上着を着てネクタイをしていました。
別な見方をすると、とっても閉鎖的な感じもしますが、メンバーには理想でもあります。競技会も週に1度しかなく、参加者も少ないので、このゴルフ場だけでは、さみしい気もしますが、メンバーの人たちはもれなく、名門コースのメンバーにもなっているので、ここだけにしかない、ここだけの楽しみ方を満喫しているのでしょう。
メルウェイ、ダイ(ドラモンドゴルフの社長で、前回連れて来てもらった)をよく知ってるだろう。ハンティングデールのメンバーだし、私とダイで推薦すれば、ここのメンバーにもなれるよ!
思わず、気持ちは動きました。少し前なら、きっとお願いしたでしょう。しかし、今、引越しを考えていることもあり、ぐっとこらえて帰ってきました。