ゴルフ会員権 ゴルフライフ

チョコレート オーストラリア支局長メルウェイ

私の知っている限り、何処の国でゴルフをしても、必ずチョコレートの話が出てきます。日本のゴルファーの多くは、このニギリと称するゲームを楽しんでいるはずで、ここオーストラリアでも大多数のゴルファーは大好きです。
日本ではグループ単位でゴルフをする人が多いので、一緒に行った仲間内で行うのが主だった形ですが、こちらでは、ほとんどメンバーだけが集まってゴルフをしますから、日本とはちょっと違った形で行われます。

仮に4人でのラウンドの場合、初めての人と一緒になった場合でも、トークン(チケットとも呼びますが、ゴルフ場で主催している。くじ・・・番号を選んで、月に1度抽選会があります。)に誘われます。ティーグランドで4人のボールを投げて、近くに寄ったボールどうしがチームになります。
2人のベストボールで行われ、負けた組がトークンを買うことになります。負けたチームは1人5ドルを出して、1枚のトークンを買います。4人の名前で買いますから、もし当たれば、賞金は山分けになります。
ロングアイランドの場合は、1等が1000ドル、2等は500ドル、3等が200ドルとなっています。

ゴルフが終わると、ほとんどのメンバーがレストランに集まるのですが、そこでは、個人戦の清算が始まります。
個人戦はネットのスコアでの勝ち負けで、2ドルだったり1ドルだったりとさまざまですが、ほぼ全員が総ニギリでやっていますから、ゴルフが終わってレストランに行くと、コインを手に一回り・・・これが呑みだす前のセレモニーです。ちなみに私の場合も、たくさんの人から誘われますが、個人戦に参加したことは1度もありません。・・・これ本当です。・・・・しかし、何もしないと付き合いにならないので、トークンだけには参加しています。


トークン・チケットの類は、珍しくないのですが、全くないところもあり、ハンティングデールも、そんなゴルフ場の1つです。では、ここはどうなっているのかというと、個人戦はお決まりのごとく、皆さんやっています。トークンがない分なのかどうか、分かりませんが、やはり、ティーでボールを投げて、チームを決め、やはり同じベストボールで試合をします。こちらの掛け金は15ドルから20ドルで、仮に20ドルだと、2人が負けるのですから、40ドルになります。
ゴルフの後、何処のゴルフ場でも、1人が1回づつ飲み物を順番に買うのが暗黙のルールとなっていますが、ハンティングデールでは、この40ドルが呑み代の原資になります。ゴルフ場も心得たもので、その都度の飲み物の精算をせず、テーブルごとの注文をまとめていきます。
乾杯のグラスビールに始まり、次にワインのボトルが開けられます。つまみはいつものホットチップス・・・・
基本的に好きなものを頼んで良いのですが、最後に合計で幾らとなりますから、足らない分は、割り勘です。


勝ってもお金が手に入るのではなく、勝った2人は只で呑めるか、格安で呑めるのかとこんな具合ですね!・・・以前、ピーターと一緒になった時、今日はメルウェイが一緒だから、OOドルで良いね!・・・と、何時もより金額を下げて言った時、他の人から、何で?と当然の質問が出ました。ピーターいわく、メルウェイは酒を飲まないから、今日はこれで良いでしょう。・・・一同、頷くも、ちょっと待って下さい・・・何となく釈然としない私、確かにそうでしょうが、皆さん、良く考えてください。この場合、公平な形は、集まる金額の話ですから、私が飲まない分、出費が減る場合、私が勝っても負けても違いはなく、メルウェイが負けた場合は20ドルのところ、15ドルで良いね!と、これが、正しいのではないでしょうか?・・・違いますかね。。。


アメリカでも日本でも、ことチョコレートに関していえば、個人戦が主流です。オーストラリアでは個人戦はおまけのようなもので、必ず、チームでのチョコレートが優先されるので、どうしてなんだろうと思いますが、競技会のスケジュールを見ると、多くのペアゲームが組まれていますから、そういった影響もあるのでしょうか・・・
私は自らチョコレートと、誘うことはありません。しかし、何故か良く誘われてしまいます。決して本意ではないのですが、ゴルフ場の個人戦のような任意のものは断れるとしても、一緒にゴルフをする4人の中で断ると、場がしらけてしまいます。
そんなわけで、しぶしぶではありますが、参加することにしています。


お国柄というのでしょうか、あちこちで色々な種類のチョコレートが生産されています。韓国系OZのオースティンに連れて行かれたコンペにはビックリしました。毎月1度の定例で行われていますが、皆さん、事業主ですから、商品もたくさん持ち寄られるため、参加者にはもれなく商品があたります。ビックリしたのはチョコレートの方法で、あくまで個人戦なのですが、皆さんオフィシャルのHCを持っているので、まず、ティーでの決まりごとがあります。A,B、Cさん同伴競技者のHCを聞いた後、仮にAさんがHC10であれば、私はAさんにティーで10個渡します。それぞれが相対でこの作業をしますから、スタートする時点では全員がスクラッチで試合開始です。1番をホールアウトした時・・・メルウェイと声を掛けられ、チョコレートを渡されました。意味が分からず、キョトンとすると、オースティンが説明してくれました。
1ホール終わるごとに、相対個人の清算をしていくそうで、つまり、HCがたくさんある人はティーの時点で皆から、HC分を先に貰いますから、18ホール終了した時点で、その中で支払いを終えた場合、残った分が勝ちということになります。私の場合は、先に皆さんに渡した分を回収して、更に増えていれば、勝ちということですね!


幾つか決め事があるのですが、ゴルフの途中でも、その人の持っているチョコレートが出払った場合、その人はそこでゲームが終了します。それ以降は残りの3人で続けられますが、チョコレートに決まりはないので、皆から貰った分だけで始めて、それがなくなったら終わりということも可能です。
ゲームが途中で終了した人も、17番と18番は復活します。この場合、負けても更に取られることはなく、良かった場合にのみもらえるという、救済のものです。皆さん良い方で楽しかったのですが、韓国の人達の集まりですから、私に話かける時だけが英語で、皆さんの会話は常に韓国語になるので、パーティーの会話など、何を言ってるのかさっぱり分からずじまいでした。


日本でもさまざまなチョコレートが開発されていて、何それ・・・と馴染みのないものもありますが、近年何処でも聞くようになったのは、オOンピOクでしょうか?余りにポピュラーで、今では説明すら必要がないと思われます。それから、王道のラOベOス、これも同様です。
私もオーストラリアに来て3年。日本の文化をOZに伝えるべく、色々と考えましたが、ペアゲームが好きな国民性を考慮した場合、彼らにもっとも適したゲームはOスOガスであろうと確信しております。
そこで、手段としては決して本意ではありませんが、日豪ゴルフ文化交流のためと、自らを戒めつつ、心を鬼にして、ラOベOスの普及活動に力を注いでおります。
苦節3年、理解者も少しづつではありますが増えて来たところです。


と、そんなわけで今日の普及活動は、リチャードHC2、ディランHC1のロングアイランドのプロ2人とペナントの選手、兼マネージャーのウイリーHC3です。
HCは4分の3掛けでやっています。私がリチャード、ウイリーに2ホール、ディランに1ホールのHCを出します。
10番からスタートすると、私のパートナー、ウイリーがボギーを打ってしまい。最初のホールでリチャードには9mのバーディーパットを決められてしまいました。リチャードの11番のティーショットも完璧でしたが、それを見たとき、なぜだか、去年の今時分、68で回られてしまった記憶が蘇りました。
その後は、みんなパーが続き、13番パー5、私の3打目は残り80y、ピッタリ寄ると信じて打ったはずが、ちょいと引っかかり6m・・・しかし何だかラインが見えて、真ん中から入る。・・・・と、絶好のゲーム展開もここまで・・・
一進一退のまま16番、私のセカンドはグリーンに落ちるも、傾斜が強く少しこぼれる。アプローチは1,5m、ここから何と3パット・・・冷静に考えれば、まだ1オーバーなんだから、幾らでも取り返せるはずも、ショックは大きかった・・・次のホールでの絶好のチャンスを逃し、18番ではまたもや3パット。パッティングが悪いと、ショットもおかしくなってきて、取り返しがつかなくなってしまい、そのうち、グレテシマイマス。
ハーフを終えて同じスコアだったリチャードは後半パットが冴えて2アンダー、トータルイーブンの72、ウイリーも75と上々のスコア。ディランは悪く76でした。最悪なのは私で78・・・・・生まれてこなければ良かった・・・とは、日本アマを勝ったKさんが悪かった時に良く私に言ったっけ。。。


今日の私は吉良そうづけのすけ。・・・たくさんチョコを配りました。私にとってベストカスタマーであるはずの、リチャードが素晴らしいゴルフをしました。
まぁ、保険屋さんだって、年に1度は掛け金を取りに来るもんね。。。負け惜しみ・・・


普及活動も楽じゃありません・・・早く寝よ・・・・悪いことは重なるのもです。帰り道、またスピーディングチケットを貰ってしまいました。負けの上に罰金かい。
そして、免停かぁ・・・・・