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トラウマ オーストラリア支局長メルウェイ

今日はロビーから、ラスとやるからと呼ばれてパターソンでの競技会・・ロビーは62歳、キャプテンも務め、若い頃クラチャンにも4度なっています。現在でもHCは2で、今年は調子が良いらしく、ペナントにも出ていました。ラスは日本からFプロが来た時、一緒にやったピン所属のプロ、やはりここパターソンのメンバーです。HCは+2。
休暇明け、当然のごとく何度か悪いスコアを出して、HC1に落ちた私も、ゴルフの回数を減らしたため、強風など条件の悪い日にはやらなくなったので、すぐにHC0に戻ってしまいました。微風快晴のコンディションにも恵まれ、ラスは69、ロビーが74、私も71・・・この組、3人のHCを合計しても0と滅多にない組み合わせになりましたが、3人のスコアの合計も2アンダーですから、とてもスムーズな1日でした。


この前行ったゴルフ場は、メンテナンスが素晴らしく、ティーまで歩く短い通路まで、びっしりと芝が敷き詰められてました。こちらのゴルフ場はティー周りの通路は舗装もなくむき出しのところが多いので、雨上がりの日はゆるくなっていたり、水溜りが出来てる所もありますから、是非、どのゴルフ場でもこうして欲しいと思いながら歩いていたものです。目に入る景色、一面緑で覆われており、いたるところで花が咲き、木々では、うるさいと思うほど鳥がさえずっているのですから、それはもう幻想的なゴルフ場でした。
1番のティーに立った私は、ティーアップしようとするのですが、打ち出す方向に、両側から木がせり出しているので、何処を狙っても木に当たる気がしてなりません。やっとここならとティアップすると、今度はバックスイングで後ろの垣根にクラブが当たってしまいます。
別のところを探していると、今度は足元がでこぼこだったり、段差があるので上手く行かず、そんなこんなしていると、自分の周りに階段や囲いなど、さまざまな障害物が出てきてしまい、何時まで経ってもテーアップする場所を見つけられません。前は空いてしまい、次のグループが中々打たない私を見ているのが気になってしまい、早く打たなくてはとあせるのですが、あせればあせるほど、どうにも上手くいかず、どうすりゃ良いんだ。・・・と途方にくれる場面で目が覚めました。


若い頃は幾度となく目がさえてしまい、長い時間ベットの中で眠れない時もありました。年齢を重ねるたびに、ズブくなるのか、ここ数年、そろそろ寝ようと思った時には、瞬時に脳も身体も寝る準備が出来るため、横になる際、頭が枕に着いた記憶さえない時もあります。去年だったか、歯医者さんで1時間近く、歯を削ったり治療を受けている間中、不覚にも寝てしまい、治療が終わり、横になっていた診療の台が起こされて、下がっていく時に目が覚めました・・・・・私も長年歯科医をやってますが、治療中ずっと、いびきをかいて、ぐうぐう寝ていた人は初めてですね・・・・やっぱり、これぐらい図太い神経がないとクラチャンにはなれないんですかね。・・・・としみじみ言ったので、スタッフの人たちも患者さんも一斉に笑い出してしまい、相当ばつが悪かった思い出があります。

そのぐらいですから、普段ほとんど夢など見ることも無く、朝になるまで目が覚めることもありません。
近頃、運動不足なのか、疲れていないのか、夢を見る機会があります。まぁ、それでも決して多い方ではないと思いますが・・・夢ですから、支離滅裂でストーリーも、思い出すとおかしなことばかりなのですが、一緒に行く人たちはOZだったり、日本人だったりとまちまちで、会話しているのも英語だったり、日本語だったりと、ゴルフ場や場面こそ変わっても、必ずティーグランドでつまづいてしまい、何とか早く打ちたいけど、打つに打てない。と、毎回こんな場面で目が覚めます。

私の場合、同じストーリーの夢を見る傾向が強いようです。大学の1年生、その当時、はまっていた波乗りに夢中で、天気図を見ては海に行ってしまい、また夜は夜で用もないのにあちこちを徘徊していたため、授業をサボってばかりいたものですから、1年から2年に上がる際、進級出来ないのではないのかと、ある時、急に不安になりました。その頃はまだ、繊細な部分も持ち合わせていた?・・・ので、はっきりするまでの2,3週間は気が気ではなく、寝るときになると考えては、上がれなかったらどうしよう・・・・・ダブルのは嫌だし、いっそのこと、かっこ悪いからやめちゃおうか・・・・でもやめちゃうと、履歴書には高卒と書かなくちゃならないしなど、今ではどうでも良いことなんですが、その当時は真剣に悩みました。天気図を見て・・・あの授業はもう休むとまずいと思いながら、波の誘惑に負け、夜は夜で、明日の1限目は行かなくちゃ、と思いつつ、つい目の前の女の子から目が離れず・・・どうしてあの時、こうしておかなかったんだ。と、その場面を思い出しては、何時も後悔したものです・・・

それが相当のトラウマになっていたのか、19歳で見てから、私の記憶では41歳になるまで、必ず、年に1度はその夢を見て、その時と同じ思いで何日も過ごすという夢を見ていました。不安が極限になっている時に目が覚めるので、普段寝起きの良い私でも、その夢を見た時は、覚醒に時間がかかり、何が何だか良く分からず、しばしもうろうとした後、”あっ、夢だったんだ!”と、我に返るので・・・・夢だったのか、良かった、良かった。と、心のそこから現実でなかったことに感謝します。

その呪縛から解放されて以降、最近まで、ほとんど夢など見なかったのですが、このところ、定期的にゴルフ場での夢を見ます。ゴルフではトラウマなんかないのですがねぇ・・・・