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前田信吾と行くゴルフツアーの総括 オーストラリア支局長メルウェイ

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日本から遠く、名前だけは知っているけど、なじみが薄いメルボルン。
ここにはたくさん良いコースが集まっています。また同時に、国の短い歴史とは裏腹に、ほとんどのコースが100年以上の歴史を持ち、厳格なメンバーシップを貫いているところでもあります。
今回の企画は、誰にも組むことが出来ないであろう、名門コースを中心にしたコースめぐりをテーマに行われました。

ロイヤルメルボルン、キングストンヒース、ハンティングデールは言うに及ばず、ペニンシュラ、ナショナルも日本からの旅行者には、そこでプレーすること自体、相当ハードルが高いと思われます。
また、こちらのプロ達とラウンドをし、直接レッスンを受けたのも、貴重な経験をしてもらえたのでは・・・と思っております。

残念だったことは、2週間前に2日間来た、サンダーストームによる、大雨であちこちのコースがダメージを受けたため、一斉にそれぞれのコースがメンテナンスに入ってしまった。これから始まるペナントに向けてのコースの保護により、何処のコースもグリーンが遅く、日本では中々味わえない、高速グリーンを、と思っていた私にとって、そのことが残念で仕方がありません。
自然を相手にするスポーツですから、これも仕方がないことではありますが、天候を含め、どうにもならないことがあるものだと、改めて知らされました。

皆さんに楽しんでもらうため、出来ることはした。と思う反面、反省するところもありました。
私自身の性格にも寄りますが、待つ、待たされるのが嫌いなため、なるべくスムーズにしようと思い過ぎてしまい、皆さんには、何度か忙しい思いをさせてしまいました。普段は一人で動いていますが、人数が増えれば、食事、車の乗り降り、荷物の出し入れと、より多くの時間が掛かりますが、そういった辺りで、もう少し余裕を持って考えるべきではなかったのかと、今後の課題も見つかりました。

このような企画の今後の展開は、どのように広がっていくものなのか、今のところ予想をするのも難しいのですが、この後もメルボルンに来られる方の予定があるのですから、今回の経験を生かしつつ、よりよいものにしようと思っています。

さて、ゴルフについてですが、今回来られた皆さんは、今まで知らなかったこと、技術的なことだけでなく、ゲームに対する考え方も含めて、マーティンやディビットから、たくさん参考になった部分があったのではないか・・・と思っています。
私から見て、皆さんが毎日新しい発見、経験をし、それが日に日に吸収されていたように見えました。短い時間ですから、身につくまでには行っていないと思いますが、確実にヒントであり、手立てを会得されたのでは、と確信しています。今後のゴルフに少しでも生かされて、上達の手助けになればと期待しています。

個人的には近頃ゴルフの数も減らし、週1程度の中、それでもスコアだけは何とかなっていたのですが、そこはゴルフ、そう何時までもぶっつけで上手く行くわけもなく、すっかり錆付いて来ました。
もっとも、気力の無いのも原因としては大きいのではと思っています・・・今回、パターソン、ハンティングデール、ナショナル、キングストンヒースと4回、皆さんとラウンドしましたが、それは酷いもので、パターソンとキングストンヒースは70台の後半、ハンティングデール、ナショナルにいたっては80を超えるという体たらく、天候などによって70台後半はあるにせよ、さすがに80を超えるなど、予想もしていませんでした。
それでも、悔しさ1つ無く、受け入れてしまう自分がいることも事実ですから、気力が回復し、ゴルフをしてみたくなるまで、暫くゴルフをお休みするつもりです。