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近頃思うこと オーストラリア支局長メルウェイ


どれぐらいゴルフが上手くなれるのだろうか?・・・目標がなくなっていた自分に、課題を決めて、この2年9ヶ月が経ちました。
この投稿を始める頃、そろそろ限界に来ているのではないのだろうか?そんな思いを持つようになり、この2ヶ月は、どうしたら上手くなるだろうという気持ちでなく、これまでの習慣として、ゴルフをして来ました。

当初、どの辺りで限界を感じるものなのだろうか、どういう時にそう思うのだろうか?と自分なりに想像はしていました。
ゴルフは右肩上がりで上手くなるものではないので、少しづつ上手くなったとしても、その伸びが、感じられなくなった時、つまり、手ごたえが無くなった時が限界なんだろう。と、そう考えていました。

しかし、どうやら私の考えは間違っていたようです。確かに、1年前に比べたら、更に半年前と比べれば、上達の速度は明らかに遅くなっていますが、上手くなればなるほど、その速度が落ちていくのは当然でもあります。
現に、そろそろかなと感じた、2ヶ月前も、伸びがなくなった、手ごたえがなくなった。と、そんな感じは、全くありませんでした。厳密に言えばHCにも表れていて、私のこちらに来てからのベストHCは+0.1ですが、そろそろと感じた後で+0.3にまでなっています。
では、どうしてそう思うようになったのか・・・ここではっきりと分かりました。

気持ち、気力の問題なんだと思います。自分がやってみて思ったのですが、続けていると、必ず何かしらの成果があるもので、きっと限界などというものはないのかもしれません。自分の中で、気持ちが萎えた、疲れた、諦めたと思った時が、その人の限界なのではないでしょうか・・・

この間、自分なりに私のゴルフを総括してみると、ドライバーの飛距離は20yは伸びたでしょう。3wやレスキューも、あの辺からあそこにと打っています。こちらに来た頃、パー5では常に3打目が勝負でしたが、近頃は届くパー5が増え、1昨年は5回しか取れなかったイーグル、しかもその中にはホールインワン、ミドルホールでのセカンドが入ったのも含まれています。去年は14回取っていて、その内訳は、ホールインワンが1回、パー5での3打目のチップインが4回ありますが、いずれもグリーン周りからのものですから、ゴルフの内容は変わって来たと思います。アイアンも精度は上がったし、ショートゲームも確実に上達していると思います。・・・ただし、パッティングを除いては・・・・
日本にいる時JGAのベストHCは+2・3でしたが、今なら+4か5ぐらいにはなるのでしょうかね。

そう考えれば、成果も出ているし、順調に上手くなっているとも、いえなくはありません。こちらでは、ほとんどのラウンドが競技会ですし、パソコンを開けば、過去3年間のスコアを全て観ることが出来ますから、スコアの分析もしてみましたが、私のゴルフスタイルというのでしょうか、ずば抜けたスコアは出ませんが、平均値は悪くありません、数ラウンドに1度は、アンダーパーになっているし、その中には69、68というスコアもたまには出て来ます。
しかし、アイアンやショートゲームに比較して、パッティングの上達は、情けなく、特に私の場合、ショートパットのミスが致命的です。もっとも、パッティングも練習をして、それでも良くはなっているので、良いスコアが出る時は、当然入るわけですが、安定したパッティングにはほど遠く、近年、老眼の進行が影響しているのか、1,2m前後のショートパットになった時、フックなのか、スライスなのか、どちらにも見えてしまいます。

こうして書いてみると、随分上達したとも取れますが、私が思い描いていたものとは、はるかにかけ離れており、言い換えれば、改善された部分が多いのも、それだけ下手だったという証明でもあります。
しかし、そう思ったからといって、ゴルフをやめてしまう訳ではありませんが、ゴルフはこの辺りにしてみよう。そんな気持ちになっています。

先日、タイのシニアツアーに出ている人が、メルボルンに来るのだけど、一緒にやってもらえませんかと友達から連絡が入りました。
Sさんは去年50歳になったのをきっかけに、タイのQTを受け、タイのシニアツアーとアジアンシニアツアーでプレーしているそうです。ブリスベンに永住して8年、HCは0だそうで、今はタイに住んでいるそうですが、日本にいた頃は、日本アマにも出場しているそうですから、アマとしての実績は充分です。
ロングアイランドで待ち合わせをして、ラウンドしましたが、どのクラブもそつなくこなします。私とほぼ同じ背格好で、ゴルフのスタイルも似ていますが、私から見て1番目を引いたのはパッティングでした。初めてのコースであの安定したパッティングは、素晴らしい。

偶然とはあるもので、その日、もう1人私の知り合いが、メルボルンに来ていました。Fさんは日本のシニアツアーをプレーしています。数年前にはシード権も持っていたし、去年も予選を勝ち上がり、日本シニアオープンに出場しています。もうすぐ60歳だから、後何年出来るかわからない。とFさんは言ってますが、180センチの長身から放たれるドライバーの飛距離は充分で、まだまだ年齢を感じさせません。
日本から私に何度か電話をしてくれたそうですが、全く繋がらなかったそうです・・・・ごめんなさい。数ヶ月前に私の番号が変わっていました。
Sさんの希望もあり、明日はクランボンでやることにしていたのですが、どうせならと、Fさんにも声を掛け、一緒にやることにしました。

もう1年振りになるでしょうか?レイアウトもさることながら、グリーンが良いことで定評のあるクランボンは、私の家から15分ぐらいです。本来の18番は距離の短いパー4で、クラブハウスの裏手に上がってくるのですが、距離がたっぷりとあって、クラブハウスに向かって上がるほうが良いとなったらしく、今までの15番を18番にするため、コースを入れ替えていました。
ハンティングデールもクランボンと同様の理由で、何年か前に入れ替えましたが、前回キングストンヒースに行った際も、幾つか入れ替えられてありました。そういえば、2年前にはヤラヤラも大幅なコースの改造をしましたが、それぞれ100年からなる歴史を持つコースが、このような変更をしていく姿にはとても驚かされてしまいます。
近年の流行ですか、トーナメントがTVで放映されるようになってから、18番はクラブハウスに向かって行くのが望ましく、ドラマが起きるべく、タフなコースが好まれています。言うは易しですが、実際にそうすることは一筋縄では行かないと思っているので、賛否の意見をどのように調整しているのか、私個人としては、とても興味深いものがあります。

メンズコンペの日でしたから、グリーンは短く刈り込まれてあり、とても滑らかに転びます。フェアウエーも良い状態ですから、3月のゴルフツアーでは皆さんに、楽しんでもらえると思います。
Sさんのパッティングは今日も素晴らしく、例年こちらで練習しているFさんも、今年は何時になく調子が良さそうですから、是非お二人には活躍して欲しいものです。