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友達がやってきた オーストラリア支局長メルウェイ


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お正月、3日に日本から友達がやってきた。
私がこちらに来てから、遊びに来るようになって、今回が3回目。彼もオーストラリアを気に入った一人です。
ロングアイランドと交渉して、オーバーシーズ(海外)のメンバーになっています。年間で約5万円近く払いますが、こちらに来ている間は正会員としてプレーが出来、毎日ラウンドしても当然ですが、一切他の費用は掛かりません。その上、競技会にも全て参加出来るし、ゴルフリンク(オーストラリアのHCを管理している)カードや税金も含まれていますから、他のコースに行っても、オートマチックに競技会に参加することが可能です。


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HCの取得には、こちらでラウンドした3枚のスコアカードを出すか、日本のHC証明を持ってきて、トランスファーすることも出来ます。それ以降は競技会に参加する度、その日のスコアが反映していきますから、日々HCが変わっていきます。HCの計算では毎回小数点まで出ますが、HCの区分けは日本と異なり、四捨五入です。つまり、日本では0.1も0.9もOとなりますが、こちらでは0.4はHCO,0.5からはHC1となります。

JGAHCのように、今日は良かったから、出そう、今日は悪かったから出さない。またHCに応じてダボ以上はカウントしない。など下駄を履かせるシステムもありませんから、JGAのHCが10ぐらいまでの人なら、5つか6つ、それ以上の人なら8つから9つは悪くなります。
ですから彼は、日本ではHC14でやってますが、こちらでのHCは23となっています。

前田社長のブログに触発されたのか、着いたその日からプロであるカイルのレッスンを取っていました。
意外だったのは、自らチップエンドラン、バンカー、パッティングだけを選択し、1時間じっくり習ったことでしょうか・・・この2年間、グリーン周りのアプローチ、バンカー、目の強いグリーンに手こずったのが余程ショックだったでしょうし、HCを23も貰い、未だ優勝出来ないのが相当悔しいのだと思います。


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ラウンド初日となった水曜日は、ランフェリーに行きました。私の家から約10分、元々アムステルというメンバーシップのゴルフ場が道路を隔てた反対側にありますが、5年前に新しくこちらにリンクスコースを造ったので、今ではこちらをメンバーシップにしてしまい、元々のコースをパブリックで営業しているそうです。私も今回初めてのラウンドになりますが、リンクスでやるには最高のコンディション・・・強風です。・・・そんなこたぁ、ないっすね!

リンクス特有の大草原、木々はほとんどありません。コースの周りは住宅街、1番を出て、数ホール進んで行くと、そこから先は牧場でコースと隣接していますが、離れて見ると、コースと牧場の境目がはっきりせず、牛がいなかったら、ゴルフ場と言われても信じてしまいそうです。
フェアウエーを外すと、膝まであるブッシュ、腰まであるヒースの中に入ってしまうので、ほとんどボールは見つかりません。


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私の友達、陽水でなく用水くん(今回初めてサングラスをしている彼を見たが、井上陽水にそっくり・・・しかしサングラスを外すと全く似ていない)・・・不思議だ!
用水くん1番ティショット、ナイスショット!しかし大きく風に流される、何とかギリギリセーフ。セカンドはややプッシュ気味、左から強風が来てるところへプッシュをしては、さようなら・・・ボールはあえなくブッシュの中へ。私は何故か素晴らしいティショット、セカンドはピンから10y左を狙って打ってみた、風に流されピン方向へ・・・・マークしたボールが動くほど風が強い・・・5mが入ってしまった。

フォローになれば、300yを軽々と越えるし、アゲインストは200yも飛ばない・・・これじゃ、間違いなくアクアラインは通行止めだ・・・
横風になるとフェアウエーに落とすのが至難の業になる。
用水くん、随所に昨日の成果を出して、私を驚かせるも、定期的にブッシュに飛び込むボールに、なすすべなし・・・でも今後は期待できるかも・・・


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これもリンクスならではなのか、途中で何度かどっちに行くのか分からなくなってしまう。今朝プロショップで前にやったことある?と聞かれたので、無いと答えたら、コース全体のレイアウトをくれたけど、捨てないで良かった。
面白いのはクラブハウス。中に入ると普通だが、外見は大きな民家って感じ・・・ゴルフを終えてハンバーガーを食べたら、ボリューム満点で美味しかった。

クラブハウスを出たところで、メンバーの人に声を掛けられた。“楽しんだかい、今日は風がなかったから、さぞやさしかっただろ”。。。大笑いしてる。
フェアウエーが余りに広いから、1度も外さなかった・・・と、真剣な顔で私・・・急にまじめな顔になり。。。ホントかい。。。
うそうそ、そんなわけないでしょ、こんなに風が強いのに・・・ほっとしたのか、そのおじさん、また笑顔になって、ハブ・ア・ナイスデイ!

今日は1度もフェアウエーを外さず、アイアンも良かった。この風の中スコアにも大満足・・・だけどスコアはあえて言わなかった・・・どうせ信じてもらえないだろうから・・・


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5時半のスタートで今度はロングアイランド。毎週水曜日はトゥワイライトコンペ。大体どこのコースでもやってますが、デイライトセイビング(夏時間)の期間中は9時ごろまで明るいので、9ホールのボールコンペと夕食がセットになっているコンペがあります。
勿論早めに出て、1ラウンドしてもOKですが、対象になるのは最初の9ホール。参加費はボールコンペ、食事代混み(飲み物は別)で12ドル。
パーティでは表彰式の後、抽選会(強制ではなく、希望者は5ドルで番号札4枚をもらう)自分の番号が当たれば、ワインやキャップ、バウチャー、ボールなどがもらえる。

優勝したいんです。と用水くん・・・夕方で風も収まってきた。1番からパーで素晴らしいスタート。
2番もパー、3番でつまずくも4番では5mのパットを決めて、またまたパー、本当に優勝できるかも・・・5番のパー5では、ティショット、セカンドは良く出来た。サードショットがちょっと大きく、奥のバンカーへ。。。まずい・・・このバンカーに入れたら、ほとんどの人はグリーンには止められない、本人は上手く打ったつもりだったが、グリーン上をするすると転がり、反対側のバンカーへ・・・それからはお決まりの、バンカー、バンカーまたバンカー・・・


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このホールは短めのパー5、ティショットをフェアウェーに打てば、2つで届くホール、しかし、奥のバンカーに入れた瞬間に状況が変わり、バーディー狙いから、どうやってパーをセーブするか、と考え方を変えなくてはならないホール。下り傾斜のグリーンに対し、左足下がりのバンカーショットが残ってしまうので、ほとんどの人が反対側のバンカーへ入れてしまう。余程バンカーショットが上手い人でも、グリーン上に止めるのが精一杯。
今までこのバンカーに私自身も含め、何十回、百回ちかくと入ったのを見ましたが、その時、ピンとはまったく別の方向に打ったのを4回、グリーンの外、フリンジを狙って打ったのを2回見ました。外に打ったのは、ライが悪かったからですが、このように対処したプレーヤーは、プロやスクラッチプレーヤーなど、ごく少数で、ほとんどの人はライやピンポジションに関係なく、ピン方向に打ってしまいます。

用水くんはその後、苦戦するも何とか前半の貯金もあり。17点、ネット1オーバーでボールをゲット。
夕食と表彰式では、中央の席にコミッティーのグループがいたので、そこに合流。前に用水くんを紹介していた人達だったけど、みんな彼を覚えてくれている。
何時来たの、調子はどう、久しぶりの再開に矢継ぎ早な質問が次々に来るので、英語が出来ない用水くんには答えるのも大変だ。知っている単語を駆使して、何とかしゃべる・・・良くないのはしゃべらない事、何でも良いから話してみる。だめならジェスチャー・・・最初はなかなか通じないが、相手も想像力を膨らませ、こんな事を言いたいのではないかと、一生懸命考えてくれる。これで充分だ・・・

彼は前回から英語の勉強も兼ねて、こちらに来るとホームステイをしている。今回も同じところにお世話になってるが、ご主人はトニー、奥さんはルーシー二人とも面倒見が良く、とても親切な人たちで、私も何度かお邪魔しましたが、何時でも家族のように迎えてくれます。
以前はモナッシュ大学に留学してくる学生を預かっていたので、慣れていることもありますが、用水くんから、お二人のきめ細やかな心遣いを聞くと、頭が下がるばかりです。
また48歳の彼が、ホームステイをする姿勢はとても評価できると思います。短い時間であっても、ネイティブの英語に毎日接することは、貴重な経験になります。英語ばかりの会話には疲れます。とは言ってますが、素晴らしいと思います。

彼は金曜日もカイルのレッスンを取りましたが、カイルに聞くと、ショットゲームが上手くなれば、すぐにHC15ぐらいになれると思う。と言ってたので、近々良くなって来るかなぁ・・・・期待しましょう!
毎日ゴルフをしてますが、普段は月に1,2度しかゴルフをしていないので、相当疲労も溜まっているようです。それでも、ここにいる間は全く日本のことを考えないでいられると言うので、肉体の疲労とは裏腹に、精神的なリフレッシュはバッチリ出来ているようです。

明日は月に1度のマンスリーメダルがストロークでありますが、私は年末年始と連戦で、休息をすると決めているので、コースまでは彼と一緒に行きますが、実際にはOZ3人の中に入ってゴルフをしなくてはなりません。私の友達が一緒になりますが、HCが4、5もう一人はHC0のプロですから、しびれちゃうかな・・・まぁ、これも経験です。
ちなみに今日の彼のスコアが良かったので、明日からはHCが22になります。
任意になりますが、毎週土曜日は、5ドルの参加費を出して、ベストネット一人取りのキャプテンズコンペがあるので、私もプレーはしませんが、用水くんに賭けてみようと思います。さて、どうなるかな・・・・

マンスリーメダルは残念ながら、撃沈してしまいました。不慣れな英語でしか、会話のすべがなく、一緒になったプレーヤーは皆、自分よりはるかに上手いのですから、相当のプレッシャーが掛かったはずです。
それでも、この経験は、必ず後のゴルフに良い流れを作ってくれると私は思っています。


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ホストファミリーのトニーとルーシーが近頃買ったシティーのアパートに招待してくれるというので、用水くんは月曜日を市内観光にする事になりました。したがって、今日のハンティングデールが、今回の旅行での最後のゴルフになります。日曜日はフルバックにティーが置かれるので、今日もまた厳しいゴルフになってしまいましたが、コースを充分に堪能してくれたようでした。
前回来た時、オーストラリア人気NO1の名門キングストンヒースでのゴルフも経験している用水くんですが、落ち着いた中に独特の雰囲気をかもし出している、ハンティングデールの方が個人的には気に入ったと話していました。


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写真はランフェリー、ロングアイランド、ホームステイをしているホストファミリーのトニーとルーシー。彼らの家は私のところから10分ですが、シティーに最近アパートを買ったので、招待してもらいました。32階なので見晴らしは最高です。またアパートの中にはプールやジムもあり、市内の真ん中にあってとても良いアパートです。その夜はステーキを食べに行って来ました。

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金曜日はチャイニーズレストランに行ってきました。マッドクラブ(かに)のジンジャーソースの焼きそばは最高です。
ほうれん草のガーリック炒め、ホッケンライス(シーフードのあんかけご飯)デザートはマンゴープリンでした。

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日本に戻られた用水くんからのメール

私は今回で3度目のメルボルンですが、日本ではお目にかかれない大自然、難しいゴルフ場、そして、何時でも歓迎してくれる、オーストラリアの人たちを、とても気に入っています。
今回も日々の生活を忘れ、存分にゴルフを楽しんできました。

メルウェイさんのお陰で、何時もメンバーシップのゴルフ場をラウンドしてきますが、さすがに良いコースばかりです。去年は、キングストンヒース、今年はハンティングデールと超のつく名門コースをラウンドさせてもらいましたが、これらのコースは、こちらに住んでいる人たちですら、滅多に出来るところではありません。

メルウェイさんとは、何度もゴルフをご一緒していますが、去年と比べてもティショットの飛距離が伸びているのには驚きました。元々ショートゲームには定評がありますが、特にバンカーショットは素晴らしく、みなさんも、機会があれば、教わることをお勧めします。ただし教えてくれるか、確約は出来ませんが(笑)

良いところですよ。メルボルン!

是非1度行って見てください。