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東京西地区にお住まいでアラフィフの方にお奨め 独りごと

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2012年09月14日

 今週はダウの大幅続伸で、日経平均も大きく上昇しました。このまま続伸が続く事は考えられませんが、このような株価上昇の明るい話題は気持ちが良いです。
 現在日本は、民主党代表選、自民党総裁選と話題が尽きませんが、兎に角、何も決められない政治から早く脱皮してくれることを日本国民の一人として願っています。
 振り返ってみて、民主党が政権を取ってから、私の周りにはあまり良い事が起こっていません(悲)。とはいえ、雲の上のことを私があれこれ思っていても仕方がなく、誰が首相であれ、しっかり自立していかねばなりません。

 会員権社会において、私がこれから大事に思うことは、沢山あるゴルフ場の中から様々な角度(場所や会員数はもちろん、運営会社の信頼度や競技会数やゴルフ場の考え方等、諸々を考慮)から検証した結果、これは間違いなく素晴らしいゴルフ場であると進言する目をもつことです。そして、その数は少なくて構わないと思っています。

 人間は必ず歳を取ります。私の場合で云うと、これまでは風景などには全く関心がなかったものが、今では綺麗な花や、美しい山々を見て心が癒されるようになってきました。そう、花鳥風月を愛でる歳になってきたのかもしれません。
 同じ事がゴルフ場の好みに関してもいえる様になって来ました。

 私は昨日、武蔵野へプレーに行ってきました。中山の株主会員である私は、武蔵野も会員としてプレーが出来ます。とはいえ、レイアウトの妙と林間コースでありながら雄大さをも持つ中山に比べ、どこにでもあるようなレイアウトでコースも短い武蔵野に正直、私はわざわざ行きたいとは思っていませんでした。
 しかし、何度か廻るうちに、私はこの武蔵野のプレーから“普通に見せておいて、実はメモラビリティーが高く、味わい深い”を感じるようになり、また、2オンが可能かもしれないというパー5に少しときめきも感じるようになってきたのです。この変わりようは年齢からなのか、武蔵野の持つレイアウトの巧みさからなのかは判りません。

 先月の8月20日号の独りごとでも、私はこの武蔵野を取り上げました。
 バブル期、入会者が急増し会員権相場が著しく急騰したことから、ゴルフ場は名変預託金を取るコースが急増し始めました。
 が、20年後の今では、会員権相場は下落し、バブル以前どころか最安値を付けているコースも少なくありません。
 これは、現在の会員権価格に対し高額すぎると思われる名変預託金と名変料を見直すことなく、そして、逆にどんどん高額に設定し直される年会費の高騰が原因と思います。
 そんな中にあって、確かにバブル期、武蔵野も名変預託金を300万円に設定していましたが、今の名変預託金は50万円です。ちなみに、武蔵野は永久に戻らない名変料も数年前に100万円から50万円に下げました。
 この預託金の減額という措置、簡単に見えて、実はとてもハードなのです。思うに、同じような事を実行したいと思っているゴルフ場はきっと多くあるはずです。でも、経営的・資金的にハードすぎて出来ない、ゆえに、こういうゴルフ場(下記の表1を参照)があまりないのです。今の経済情勢で、このような措置を取れるコースは正直、凄い事だと思っています。

表1.預託金を減額したゴルフ場

ゴルフ場 預託金 名変料
減額前 減額後 減額前 減額後
レインボー 220万円 120万円    
飯能 250万円 150万円    
東松山 100万円 50万円 210万円 105万円
日高 200万円 100万円    
高根 100万円 50万円 105万円 52.5万円
立川国際 150万円 70万円 105万円 73.5万円
東京国際 200万円 なし    

 昭和35年に開場した武蔵野は預託金制ゴルフ場です。会員数は正会員が1470名、平日会員が165名です。昨日の懇親会において預託金総額(額面は30万円から50万円らしい、ちなみにマイワイフの証券は35万円)は6億円、名変預託金(300万円・200万円・150万円・100万円・50万円)総額は10億円との事です。
 退会者(売買にてではなく直接コースへの返還請求者)は年間5名ほどいらっしゃるそうですが、その都度、キチンと返還(退会要請から3ヶ月後)しているそうです。
 株主会員制ゴルフ場ではありませんが、会員総会も年に1回(7月)キチンと開催し、会員の声を吸い上げるようにしているそうです。また、会報は年に2回(1月と8月)発行されます。
 コース内の土地は90パーセントが自社地で10パーセントは借地だそうです。
 年会費は37,800円ですが、東京都では赤羽、GMG八王子に次いで安い金額です。

 練習場環境は決して素晴らしいとは云えず、近隣の八王子と比べればショボイ感じは否めません。が、打球場もあれば、アプやバンカー練習場もちゃんと完備されているゴルフ場であります。
 現在の会員の平均年齢は65歳。最近の平均入会年齢は57歳だそうです。正直高いですね!でも、この平均入会年齢57歳という数字からは、40歳代の頃の私は全然イイと思わなかったが、50歳を過ぎた今はナイスに感じる!というニュアンスがなんとなく判りますね。

 ここ武蔵野は8週間前から予約を入れられるそうですが、出足はかなり遅く、ノンビリムードの中で予約が埋まっていくそうです。
 ちなみに日曜日はほぼ会員で占められることが多いそうです。フリーでの来場も全く問題ありませんが、キャディの手配上、前もって電話をくれると有難いとの前田支配人からのお話しでした。
 ほぼ会員で占められる日曜日は、飽きがこないように、最近は、毎週ランチメニューを1365円で提供しているそうです。
 大きな競技会は、4月2週合計54ホールで競われるスクラッチ競技会、6月決勝をマッチで行う理事長杯、7月はアンダーハンディ・36ホールストロークプレーでのキャプテン杯、9月には決勝をマッチで行う倶楽部選手権、10月にはやはり決勝をマッチで行うシニア選手権、11月には2週36ホールで競われるグランドシニア選手権があります。
 また、家族割引もまずまず充実しています。

 倶楽部側の考え方は、現状維持が良いという考え方のようで、年会費も上げるつもりは全くないそうです。そして、数年後には現在50万円の名変預託金も廃止したいとのご意向でした。
 現状維持が良いという言葉は成長がないように感じられますが、会員制倶楽部の場合は、私は逆に安心出来ると思っています。
 
 このコースは八王子インターからの便が抜群に良いのが特徴ですが、来年3月には新滝山街道の開通でインターからの時間が更に短縮されます。日本橋から51キロ、インターから5キロはかなり高得点です。
 電車の場合は東京駅から40分強で立川駅に向かい、クラブバスで40分です。電車料金は片道520円です。バスの時間が長いのが難点ですが、ロッカーは年間1万円の場所と2万円の場所が双方ともにかなり空きがあるそうで、問題なく借りる事が可能ですので、電車を使っての方にもまずまずであります。

 このコースの現在の会員権価格が40万円から45万円です。名変料は52.5万円と名変預託金が50万円です。つまり、総額が約150万円相当です。
 ゴルフ好きな東京西地区の方々にとって、この150万円は魅力的な金額に映るんですがね〜。

 長所は

  • 開場50年以上の歴史を持ち、倶楽部ライフを充分味わえる。
  • 預託金問題がなく、更には、最大300万円取っていた名変預託金を50万円まで下げた(250万円減額は関東一)倶楽部である。
  • 東京都のゴルフ場で、至便な場所(インターから5キロで渋滞しづらい)にある。
  • ロッカーも充分空きがある。
  • 現状維持が良いという考え方は会員制倶楽部としてグー。
  • キャディの質が高い。

 短所は

  • 建物が小さく古く、ショボイ。トイレの数も少ない。
  • コースが長くなく、はまれば好スコアが出やすい。
  • 練習場がショボイ。
  • 立川駅からクラブバスで40分と時間が掛る。

 となりますのでしょうか。

 昨年190日(73コースで)プレーしている私が思うに、ここ武蔵野は50歳からのコース選びを真剣に考えている方にはピッタリのコースです。
 更に、その方が更なるゴルフライフを求め、MA(中山)会員権を取得し、中山への名変料(105万円)を払えば中山でもプレーが可能となるなど、どんどん楽しみが湧き出す可能性を持ったコースです。
 私がプレーして来て、最初は感じなかったものの、プレーすればするほど味わい深さを感じたのは大利根が最初でしたが、ここ武蔵野も来れば来るほど面白さを感じるコースです。
 東京西地区にお住まいのアラフィフの方で、行き帰りにおいてのフラストレーションを感じることなく、十二分に倶楽部ライフ(フリーでの来場や独り予約出来る、更には競技会が充実していて家族割引がある)を満喫したいが、予算としては総額150万円までしか出せずの方には、恐らくは大満足であろうと私が思う武蔵野を今週の独りごとで取り上げました。