2008年07月04日

現在の会員権市況

 とうとう7月に入った。今年もすでに半年が過ぎ去ったのであるが、本当に時間の経つのが早い。学生時代は、時間が経つのが遅いと感じた事が度々あったが、30歳を過ぎてからは時間の経過が途端に早くなり、45歳を過ぎた今ではあっという間に時は過ぎ去っていく。

 さて、今週は会員権に触れてみましょう。

 平成2年(1990年)以降、ゴルフ会員権は暴落を続け、平成11年(1999年)までずっと会員権は下がり続けました。そして、この年の前半期においては会員権が上昇し出しましたが、その勢いは1年と続かず、すぐさま下降し始め、4年間ダラダラと下がり続けました。
 そして、会員権は平成15年(2003年)7月頃を境に上昇に転じ始めます。そして、平成19年(2007年)まで上昇を続けました。
 この4年間ほどの相場気配表の動きには力強さがありましたが、今年6月からの相場気配表にはそれらの力強さは見られず、平成12年(2000年)から平成15年(2003年)前半期の相場気配表と似た動きが感じられます。
 特に高額物件の地合いが芳しくありません。
 今年に入って、これまでしばらく1000万円を越えていたコースが、ここに来て軒並み1000万円を割り込んできています。
 ここで、昨年末には1000万円を越えていたのに、今年に入って1000万円を割り込んできたコースをご紹介しましょう。

 東京都では多摩カンが、神奈川県では平塚富士見が、埼玉県では狭山が、千葉県では袖ヶ浦・藤ケ谷が、茨城県では茨城・筑波が1000万円を割り込み始めました。
 現在、1000万円以上の値をつけているコースは、東京都では小金井・桜ヶ丘・東京よみうり・よみうりの4コースに、神奈川県では磯子・相模原・戸塚・箱根・本厚木・レイクウッドの6コース、埼玉県では武蔵の1コース、千葉県では我孫子・(カメリアヒルズ)・鷹之台の2(3)コース、茨城県では大利根の1コース、関東圏では以上の計14(15)のコースしかありません。※カメリアヒルズは相場的には裕に越えているが売買はほとんどなし

 サブプライム問題に端を発した経済市場の悪化は、原油の異常なまでの高騰と食料品といった、我々の生活に直結するモノの相次ぐ値上げにより、消費意欲を確実に減退させている模様です。

 ここ数年の会員権市場は、買い手が少なくても売り手もそう多くはなかった訳ですが、ここに来て売り手の件数は明らかに増えて来ています。この動きを見る限り、景気後退の波は確実に来ていると考えてよろしいでしょう。

 但し、景気が悪くなろうとも、ゴルフがある限り、必ず会員権の需要はあるはずです。

 加賀屋ゴルフにとってこれから大事なことは、ユーザーのゴルフライフに適したゴルフ場(会員権)をいかに的確にユーザーにアドバイス出来るかどうかでありましょう。
 そして、それを速やかに見つけて、速やかに名変に出す。“おまたせしません”のキャッチコピーが今こそ試される時と思っております。

 出物が出づらい案件が市場に出てくるのも丁度このような時期です。自分に適した会員権を求めるなら、逆にこういう時期が最も適していると云えるかもしれません。
 そんな中、総武がかなりの商い件数をこなしている模様です。7月末にはメンバーさんに新証券が発送され、8月には間違いなく名変が再開される事と思われます。
 総武の名変再開を心待ちにされておられる方も多いと思いますが、もう暫くでございます。最初は、名変件数が殺到することから名変業務が混雑することが予想されますが、きっと秋のゴルフシーズン時には総武カントリーのフェアウェイを闊歩出来ている事と存じます。

 7月10日(木)200万ラウンド達成記念・チャリティー加賀屋杯まであと丁度1週間となりました。平日の富里インターから普通に(裏道を知っていれば巻き込まれませんが)京カンへ向かいますと通勤渋滞に巻き込まれることがあります。
 恐れ入りますが、時間に余裕を持たれてご到着頂き、ごゆっくりと朝食会でおくつろぎ頂けます様、宜しくお願い申し上げて、今週の独りごととさせて頂きます。