2008年06月06日

入会する事で更に楽しい出会いが

 6月2日、関東地方に梅雨入り!の報道がなされた。今年は例年より早いようです。
 
 相変わらず、薄商いが続いております会員権ですが、6月に入りまして、少しずつ変化を見せ始めました。
 今年年初からの傾向でありました売り多し・買い少なしのバランスから、逆転し出したコースが多く見受けられるようになって参りましたが、この傾向は、特に、会員総数が少ないコースに顕著さが見られます。
 ここ数年、年明けから5月頃まで会員権が上がる傾向が続いておりましたが、今年は少し音色が違っているようです。

 6月1日、東関道エリアで一番高級感のある“成田ゴルフ倶楽部”が名変を再開し、注目を集め出しました。また、今週の6月2日に、新設になった総武カントリークラブ株式会社の全株式をPGPが取得し、新証券が発送され次第、速やかに名変が再開されそうな新生“総武カントリークラブ”にも買いが集中し始めています。
 素材そのものは素晴しいだけに、これから先、両陣営がこの両コースをどのようなコンセプトの基に運営していくかを興味深く見守りたいと思います。

 昨年、爆発的な勢いで募集をあっという間に終了させた“きみさらずゴルフリンクス”は、募集価格が60万円アップした一次募集においてもその勢いの衰えは見せず、開始から5日間で36口の申し込みが入っているそうです。募集総数が今回は300口ですので、5日間で1割強の申し込みが入っている計算になります。
 メンバー様にご満足を頂けるゴルフ場にしたいという意気込みを感じさせるゴルフ場の姿勢が、今回の一次募集の好結果に繋がっているのだと推察されます。
 そして、それが、魔法の道路から至って近く、何度来ても飽きのこない戦略性の高さ、サンシャインがふんだんに取り入れられた新装ハウスが大変清々しいとなれば、ゴルファーから注目を集めるのはごく自然と云えるかも知れません。
 弊社HPをご覧の皆様、きみさらずのご用命は、ぜひとも、加賀屋ゴルフへお願い申し上げたく存じます。

 ところで、世の中って狭いなーとお感じになられたことは皆さんも多いとは思いますが、私は先日、つくづくこの事を感じました。

 私は、先週、関西方面へ出張に行ったのですが、この時の夜の焼肉店のテーブルで、私は同じ位の年齢の方の前に向かい合わせで座ったのです。
 その時、その方は私の顔をみるなり、すかさず「前田さん、その節は大変お世話になりました!」「ところで前田さん、私が分りますか?」と仰られたので、私は「えっとー、確か以前ー、ゴルフをーご一緒したーんですよねー」と窮しながら答えました。すると、その方は笑いながら「数年前、Kゴルフに入会の際にお世話になったNです」と仰られたのですが、私はNさんの言葉「Kゴルフ入会・・・」でピンと来て「あっ、あの時の○○○○○をなさっている、、、」とNさんの名前より先に職業を思わず云ってしまったのです。ちなみに、弊社では今も昔もこのKゴルフの売買に携さわったことは一度もありません。
 それから、歳が同じであり同じ倶楽部に入っているNさんと私は、舌がとろけるような美味しい焼肉を頬張りながら、楽しいゴルフ談義に夢中になっていきました。

 そうそう、鶴舞で行われた5月の倶楽部対抗においては、朝一で応援に付いたOさんの4名のパーティの内、3名がゴルフを通じての知り合いであったからでしょうが、競技終了後、Oさんは「前田さんの知り合いばっかりなんだもん!ビックリだよ!」と話されておられましたが、皆さん、ゴルフそして倶楽部を通じて知り合った方々ばかりです。

 私が色々なゴルファーとお近づきになれたのは、私がゴルフをしていたからであり、私がいくつかのゴルフ倶楽部のメンバーになっていたからであります。
 お互いが同じゴルフという趣味を通じてお近づきになれ、そして仲良しになれる。そこに同じ倶楽部の仲間だというプラス要因が加われば、更にお付き合いは深まります。
 ゴルフを通じて仲間を増やす。そして、会員権を購入してメンバーになり、入会して良かったと一番実感するのは、その同じ輪の中に属する気の置けない仲間が一人、二人と増えていった時に感じる幸福感を味わった時なのではないかと思います。

 このようにゴルフを通じて大変楽しい出会いがある中、時として、ゴルフを通じて嫌な思いをすることもあります。

 今週、私は、日頃から仲良くして頂いている目土盛造さんと芝先案内人さんと食事をしたのでありますが、私がお二方と知り合ったのもゴルフ場(京カン)でありますし、そういった意味からも、今日の私のゴルフライフがあるのもゴルフ場のメンバーになったからでありますが、この時、私は、スコアを間違えて申告するプレーヤーについての話を始めました。
 今週、私はあるゴルフ場でのコンペプレーをしていたのですが、ある方が3ホール目でスコアを1打少なく申告されたので、私は「あれっ、これこれじゃないですか?」と申し上げると、ゴメンナサイ、そうでしたと申告し直されました。
 それから数ホール進んで、7番ホール目辺りで、またその方が1打少なく申告されたので、再度私は「あれっ、これこれですよね」と申し上げると、その方は「あっ、そうでした」と申告し直されました。
 それから16番目のホールの時、その方はまたまたスコアを1打少なく申告されたので、私は「今のホールのスコアは○ではないですか?」と申し上げると、その人はまたまた申告し直しました。この人は素晴しいショットを放つし、ゴルフもお上手なんですよ。
 私が、この人は単に数え間違いしただけなのでしょうかね?と目土盛造さんと芝先案内人さんに尋ねると、すかさず、目土さんは「信吾、それは数え間違いなんかじゃない!そんなヤツはゴルファーとは言えんぞ!」という厳しいお言葉が返ってきました。
 悪意があってのものなのか真意の程は私には分りませんが、ゴルファーたるもの、少なくとも色眼鏡で見られないようにしなければなりません。真意の程はどうであれ、まずは、初歩の初歩ともいえる自分のスコアくらいキチンと申告できないようでは困りますよね。
 すると、今度は芝先案内人さんが「実は、先日、私も嫌なゴルファーに当たったんです!」と口を開かれ、「前田さんが、以前こんな人がいたよと話していた、あれっ、銭形平次って言うんでしたっけ?、その人と同伴してしまったんです」と話し始めました。
 芝先案内人さんが仰るには、その方はゴルフがお上手で、その日のスコアは74だったそうです。が、打ち下ろし、打ち上げが続くゴルフ場でのプレーだったらしいのですが、その方はセカンドを打つとどんどん先に行きグリーンに上がっていくそうです。設計上、2打目以降はグリーン面が見えないため、大きかったようだな、或いは左にこぼれているなと芝先案内人さんは思ったそうですが、行ってみると、不思議とこの方のボールはグリーン上の止まっていた模様であり、しかもピンの近くにマークがいつも置かれているのだそうです。
 妙だなとは思ったそうですが、現場を見ているわけではないので、その時は不思議に思っただけだったそうです。ところが、その後、ついに、芝先案内人さんは見てはいけない現場を見たそうです。皆がグリーン上にいる時、その方はあさっての方角を見ながら、さりげなくパターヘッドで自分のマークをこっそり近くにずらしているのを。芝先案内人さんは、きっと、これまでグリーンにいち早く上がって行った理由はこれだったんだ!と確信し、そして、この人が俗に言う“銭形平次”だと悟ったようです。
 この日のこの人の74というスコアに何の意味もないことは云うまでもありませんし、芝先案内人さんが思い出したくもないゴルフだったと仰ったのも尤もです。

 ゴルフって目茶苦茶楽しいスポーツであり、人生修行の経験も積むことができるスポーツです。
 その際、色んなプレーヤーとプレーをしますので、上記のような場面にも遭遇する時があるかもしれません。が、そんな時は、そのようなプレーヤーを反面教師にして、自分はこのようなプレーヤーにはなるまいぞ!と心に思って下さい。
 ゴルフクラブに入会すると、そのクラブで社交の場をもっともっと楽しむ事が出来、良い仲間をもっともっと沢山作れる筈です。
 どうかゴルファーの皆さん、ゴルフをするだけではなく、ぜひとも、ゴルフクラブにもご入会されて、そのクラブでの“ゴルフだけで終わらない、人生における楽しいひと時”をぜひとも味わって下さい!!


 以上を今週の独りごととさせて頂きます。