2008年05月02日

相場がしっかりしているコースの1年間の相場の推移

 やはりゴールデンウィーク期間中は大変静かである。電話もあまり鳴らないし、当然、成約件数も少なくなっています。
 今年のゴールデンウィークは天候にも恵まれているので、各ゴルフ場は大勢のプレーヤーできっと賑わっているでしょうね。

 さて、3週間前に千葉の林間コースのここ1年間の相場の推移について書きましたが、今週は千葉以外の関東地区1都4県の100万円以上の林間コース、及び相場のしっかりしているコースの1年間の相場の推移について書いてみましょう。


 まずは東京都からです。

東京
ゴルフ場 平成19年4月初旬 平成20年4月初旬 下落率 名変諸経費 入会総費用
小金井 9200万円 7500万円 19% 1260万円 8760万円
よみうり 6550万円 5000万円 23% 315万円 5315万円
東京よみうり 3600万円 2650万円 26% 815万円 3465万円
桜ヶ丘 2010万円 1700万円 15% 710万円 2410万円
多摩 1180万円 920万円 22% 315万円 1235万円
府中 1080万円 770万円 29% 615万円 1385万円
八王子 860万円 530万円 38% 510万円 1040万円

 続いて神奈川県です。

神奈川
ゴルフ場 平成19年4月初旬 平成20年4月初旬 下落率 名変諸経費 入会総費用
戸塚 3700万円 2600万円 30% 1315万円 3915万円
相模原 3130万円 2180万円 30% 1115万円 3295万円
レイクウッド 2400万円 2300万円 4% 210万円 2510万円
磯子 2400万円 1950万円 19% 657.5万円 2607.5万円
本厚木 2120万円 1580万円 26% 105万円 1685万円
箱根 1370万円 1140万円 17% 1062.5万円 2202.5万円
平塚富士見 1280万円 870万円 32% 178.5万円 1048.5万円
横浜 1100万円 940万円 15% 957.5万円 1897.5万円
厚木国際 1060万円 940万円 11% 105万円 1045万円
レインボー 520万円 410万円 21% 204万円 614万円

 続いて埼玉県です。

埼玉
ゴルフ場 平成19年4月初旬 平成20年4月初旬 下落率 名変諸経費 入会総費用
武蔵 1840万円 1300万円 29% 810万円 2110万円
狭山 1300万円 960万円 26% 610万円 1570万円
飯能 1040万円 760万円 27% 512.5万円 1272.5万円
日高 810万円 600万円 26% 305万円 905万円
大宮G 580万円 460万円 21% 105万円 565万円
高坂 520万円 400万円 23% 305万円 705万円
鳩山 470万円 300万円 36% 210万円 510万円
東松山 430万円 280万円 35% 310万円 610万円
高麗川 420万円 340万円 19% 105万円 445万円
熊谷 350万円 300万円 14% 73.5万円 373.5万円
石坂 310万円 290万円 7% 210万円 500万円
嵐山 210万円 130万円 38% 310万円 440万円

 千葉県は3週間前を見て頂くとして、続いて茨城県に参ります。

茨城
ゴルフ場 平成19年4月初旬 平成20年4月初旬 下落率 名変諸経費 入会総費用
大利根 2150万円 1720万円 20% 315万円 2035万円
筑波 1450万円 1100万円 24% 105万円 1205万円
茨城 1380万円 950万円 31% 105万円 1055万円
龍ヶ崎 1120万円 710万円 37% 240万円 950万円
大洗 700万円 640万円 9% 99万円 739万円
取手国際 640万円 385万円 40% 305万円 690万円
藤代 360万円 330万円 8% 105万円 435万円
常陽 300万円 210万円 30% 105万円 315万円
江戸崎 290万円 250万円 14% 84万円 334万円
金乃台 240万円 170万円 29% 105万円 275万円
フレンドシップ 200万円 100万円 50% 84万円 184万円
宍戸ヒルズ 170万円 115万円 32% 52.5万円 167.5万円
アスレチック 150万円 180万円 +20% 63万円 243万円

 続いて栃木県に参ります。

栃木
ゴルフ場 平成19年4月初旬 平成20年4月初旬 下落率 名変諸経費 入会総費用
小山 870万円 740万円 15% 105万円 845万円
日光 430万円 315万円 27% 210万円 525万円
アローエース 420万円 400万円 5% 84万円 484万円
唐沢 200万円 150万円 25% 63万円 213万円
宇都宮 180万円 120万円 33% 63万円 183万円
レイクランド 140万円 140万円 0% 63万円 203万円
プレステージ 110万円 100万円 9% 52.5万円 152.5万円


 ほとんど全てのコースが大きく下落している中、下げ幅が少ないコースや、更には上昇したコースまである。
 上昇したコースはアスレチックで、元々コースの評価は高かったのですが、年会費の12万円が相場の足を引っ張っていた。が、今年から年会費を半額にしたのが大きいようでゴルファーの好感を呼んでいる模様です。
 30%以上下落しているコースの中では、フムフムさもあらんと思われるコースも確かにありますが、何故なんだろう?と思わず首をかしげてしまうコースもあります。
 今週プレーに行った取手国際もその何故なんだろう?コースの中の一つでありますが、ウーン、戦略性にちょっと欠けるからかな〜、今年からメンバーのプレー代金が上がったからかな〜、アプの練習環境のせいかな〜、とも考えられますが、しかし、私には40%もの大幅な下落の要因がイマイチよく解りません。

 年会費の額・名変料の金額・メンバープレー代金等の変動で会員権相場はかなり上下します。
 今年から、山梨県のメイプルポイントは、メンバー優遇政策を打ち出しました。きっと、この政策はメンバーさんにとって大変嬉しい政策であり、頼もしいコースと映っているのではないでしょうか。
 せっかく高いお金を出してメンバーになったのに、或いはなろうとしたのに、メンバーとしての維持費が高かったり、ビジターとのプレー費に差がなかったり、メンバーとしてのホスピタリティーが薄かったとしたらガックリきますし、入会する気持ちが萎えますよね。
 各コースがメンバーにとって本当の意味での居心地が良い倶楽部となるのか否か、はてまた、そのコースのメンバーになる意味が本当にあるのか?
 今回のような1年という短期間ではなくある程度長いスパンで見なければなりませんが、会員権相場というのは、その辺を実に正直に表している気がします。

 と書きながら矛盾しているのですが、本日プレーして来た京カンは、確かに相場は大衆コースでありますが、私なんかにとって、居心地の良さは抜群なんですけどね。
 相場は正直なんだけれども、不明な点もまた多いということなのかもしれません。
 きっと京カンは、居心地の良さは抜群だけれども、相場はイマイチな代表的コースの一つなのでしょう。

 以上、結びがヘンテコリンになってしまった今週の独りごとでした。