2008年1月25日
生声風『会員になっての1年後』---作 前田信吾
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 今週もゴルフ場は、降雪の影響でダメージを受けている模様。実際23日(水)は、横浜カントリーで勉強会が開かれる予定であったが、降雪の為、クローズとなってしまい、プレーせずに帰ってきました。
 ゴルフ場に参りプレーせずに帰ってきたのは、今から10年前に、ワイフと今やタイ人と化したT.Sさんと3人で房総カントリーへ行き、朝食だけを摂って、雪道の中、物凄く怖い思いをいながら帰路についた時以来であります。
 ゴルフ場は天候に左右される最たる業種、これは前にも使ったフレーズですが、今週、横浜の中本支配人もこの言葉を使っておられました。

 ブラックマンデーを彷彿させるような空前の株安であるが、会員権にも多少の影響はあるものの、穏やかな動きで、その影響はあまり見られない。ましてや、株で追証が掛かるから会員権を売ってくれという依頼は弊社にはない。これは、会員権はもはや投機の対象から外れ、投資目的ではなく、ゴルフが好きで好きでたまらないという方が、純然たる思いでゴルフを楽しみたいという目的で数年前から購入していた証であり、今、購入しようとしている方は、その純然たる思いを抱いている方々なのであろうと思われる。

 昨年12月14日(金)に私は霞南入会を検討している方との視察プレーに同行した。
 プレー終了後、2階レストランで私はこの方に「貴方に一番適しているのは霞南です」ときっぱりと言い切った。
 私がきっぱりと言い切った理由は、この方(M.Hさん)が会員権を選ぶ際のチョイスポイントNO1は『とにかくいつでも好きな時に独りで予約が入れられ、なおかつ、フリーで行っても暖かく迎えてくれ、プレーが出来る事、更にはキャディ付で歩いてプレーが出来る』であったからである。
 結局、M.Hさんは年末に霞南に入会され、すでに何度かプレーに行かれた事を今年頂いたM.Hさんからのメールで知りましたが、大変お喜びになられている様が私共にも手に取るように分りました。

 ここで、弊社のコンテンツの一つである『会員になっての1年後』を『生声』風に前田信吾自身が初めて書いてみます。

 一昨年暮れに霞南に入会させて頂き、1年が経過しました。
 私は霞南には一度もプレーせずに入会しました。初めて霞南にプレーに行ったのは1月27日でした。フロントに近づくと、受付の女性が「前田さん、おはようございます」の言葉とともにサッとホルダーを出して下さいました。このような出来事は、自称会員権コレクターの私ですが生まれて初めてのことでした。私の心は満面の笑みを見せ、スタッフ教育の素晴しさに驚嘆したのを今でも鮮明に覚えています。
 今年もウッカリ八兵衛を演じ、コース乾燥室に帽子を忘れてしまった時(着払いで結構ですと申し上げたが、、)のスマートな対応も心に染み渡りました。
 高低さが少なく、OBが少ないワイドなコースはどなたにも好かれるレイアウトとなっており、ゲストをお連れした際にはとても喜ばれます。
 直前予約のスムースさにおいては鶴舞に定評があるのが有名でありますが、霞南も決して負けていません。また、メンバーのフリーでの来場においても全く問題なしであり、この両点においては1000万円を越える名門コースにも決して引けをとらないのではないかと思っています。
 更に、ゲスト料金の安さにも定評がありますので、友人知人を大変誘いやすい設定になっています。
 歩き+完全キャディ付ということと周りの評価からコースも見ずに入会した私ですが、マンモスコースを引き当て、今は大、大、大満足です。


 今週、1月21日、私は用事があり、霞南の東京事務所に電話を入れました。いつも電話で出られるのは会員課の関口女史である。少し関口女史と話していたら、やがて関口女史は少々お待ちくださいと仰られ、暫く後、電話口にはなんと社長である大矢社長が出られた。大矢社長は「前田さんのことはスタッフから色々とお聞きしていました」と仰られ、これまでの霞南の歴史や社長のゴルフ場に対する思い、そして最後には私如き者に対して、今年の9月に訪れる預託金償還延長期限到来の話までなされました。 

 そして、翌、1月22日、いみじくも私の携帯に、昨年霞南クラチャン予選でご一緒したN.Iさん(私の友人の従兄弟の方でもある)からの電話が鳴りました。用向きは「どこか別のコースも持とうと考えて、色々と視察に行ったんだけれど、どうもピンと来る良いコースがないんだよね〜、どこか前田さんのお奨めはないだろうか?」というものでした。
 私は次の通りに答えました。
 「N.Iさん、すでに霞南で何年も過ごされているN.Iさんが、もし仮に他のコースに入会された時、あー○○に入会して良かったと思えるコースはそう多くはありませんよ!だから、N.Iさんが次に買うなら、霞南よりもっと素晴しいレイアウトのコース、強いて云うなら名門林間コースしかないでしょう」と申し上げました。すると、N.Iさんは「前田さんが言わんとしていることは、なんとなく分る気がする。わかった、もう少し考えてみる」と仰られました。
 
 霞南は、メンバーを大事にする姿勢、メンバーの予約の取り易さ、メンバーフリー来場時におけるプレーのし易さ、接客の見事さは他の有名名門コースに決して引けを取るコースではないと私は判断しております。
 東関道・成田インターから30分ほど、あるいは大栄インターから25分ほどというアクセスに対しては、人それぞれ、遠い・近い、捉え方が違うとは思われますが、アクセスよりも上記が大事だと思われている方には最適なコースと思っております。
 それ故、私は前出のM.Hさんに強く進言したのでありますし、また、それ故、前出のN.Iさんにも違うコースを検討なら、霞南とレイアウトが全く異なる林間に入会すれば、諸問題で多少のガッカリ感はあっても納得出来ると考え、上記のように申し上げたのであります。

 確かに、霞南が高額の預託金を抱えている以上、どこかで大鉈が振るわれることは仕方がないでしょう。
 が、既に大勢のゴルフ場経営者の方々が手を挙げてしまわれた今、これまでも分割によりメンバー数も増やさず、今も尚、従来通りの基本姿勢で営業を続けている、極めて真っ直ぐなゴルフ場であると私は確信しております。

 数年前に見られた、最後にはスタッフへの給料の遅配を行い、メンバーを蔑ろにし、仕舞いに自分だけはゴールデンパラシュートで着地した(私が勝手に想像しているだけだが)と思われる経営者の方もおられましたが、そのコースと霞南(大矢社長)は全然違うと思います。
 だって普通なら、メンバーを重要視せず、どんどんビジターを入れ、経営戦略を変更し、運営していけば日銭は入ってくるわけじゃないですか。安易な経営者ならきっとそうするでしょうし、もうすでにしている筈です。(2007年6月15日号の独りごとを参照して下さい、なるほどなるほどの事例があります)

 ですから私は、この霞南に何かがあったにしても、民事再生法で甦った香取・ダイヤグリーンのような方式で良くなってもらいたいと強く思っていますし、また、メンバーからの協力があればそうなれるのではないかと期待しています。
 大くのメンバーさんはゴルフが好きで好きで仕方がないはずです。そして、霞南のメンバーさんは霞南(利根ゴルフ)というゴルフ場を愛し、その経営方針に好感を抱いている方々ばかりなのではないでしょうか。
 バブルが崩壊した後もこれまでの経営方針を崩さず、これまでと同じように運営されている霞南に、私は心の底から協力したいと思っています。

 さて、お知らせです。
 昨年11月22日号の独りごとで来年早々にきみさらずで懇親会を開く予定と書きましたが、現在、きみさらずはクラブハウスの大工事中であります。3月末には工事完了と承っておりますので、どうせ懇親ゴルフ会を開くなら工事期間中時に行わず、新装成った後に行いたいと考え、4月5日(土)を予定致したく存じます。
 新メンバーになって頂いた皆様方には、追って必ずご連絡を入れさせて頂きますので宜しくお願い申し上げます。 

 以上、今週の独りごとでした。