45歳アンパンマンのゴルフ再入門

2005年12月

2005年 12月 03日 長南CC
2005年 12月 11日 エスゴルフ 003
2005年 12月 12日 Hint!<重要>スイングは上げて下ろすだけ
2005年 12月 13日 丸子橋ゴルフ練習場
2005年 12月 14日 丸子橋ゴルフ練習場 2
2005年 12月 17日 PRGR 新橋フィッティングスタジオ
2005年 12月 18日 エスゴルフ 004
2005年 12月 20日 強風の中の丸子橋ゴルフ場
2005年 12月 21日 リンクス新川崎
2005年 12月 21日 友人と共通の会員権
2005年 12月 24日 友人と共通の会員権 2
2005年 12月 25日 東京湾CC 初ラウンド
2005年 12月 30日 京カントリー
2005.12.03 ページ内目次へ
長南CC
会社関係のコンペ。OUT、IN 4組ずつ8組だから良く集まった方だと思う。
本日筆下ろしレベルからアベレージまで、アスリート系はほとんどいない、和気藹々とした面々。

自宅近くまで車で迎えに来てもらい、浮島からアクアラインに乗る。409号牛久の交差点がかなりひどい渋滞で時間を食ったが、それでも2時間弱で到着した。
川崎近辺でみぞれに襲われたが、千葉へ渡ってからは雲も高くなり、予報も晴れだったので天候面の心配はなかったが、気温はかなり低い感じ。

ロッカールームで慎重にストレッチをした後、一応、練習場で25球(250円)だけ球を打ってみた。
アイアンは左へ引っ掛け気味。ドライバーはやはりスライス気味。何より、インパクトのタイミングというかスイングのテンポをまるで忘れてしまった感じでヘッドが戻ってくるのが感じられない。
厚着をしたつもりはないのだが、かなり感覚は違うことに戸惑う。

始球式の後、3組目のスタート。

ドライバーはスライスを予想してフェアウエイ左端を狙いフェアウェイ右側一杯に。距離は240yぐらい出ているようなので、まずまずというところだろうか。
ピンまで150yを7番で狙うも、シャンクが出てOB。(管理道路を超えるとすぐにOBだった)
早くも戦意喪失気味だったが、せっかくコースに来たのだから実戦テストをいろいろやってみよう、と気を取り直す。

グリーンはかなり重く、上りだと急ブレーキがかかる感じだし、下りもしっかり打たないと届かない。左右もあまり切れる感じではなく、直線的に狙った方が間違いないのだが、タッチを合わせられないまま一日が過ぎてしまった。3パットが4回、1パット無しでパット数は今年ワーストの40!
せっかくのスコッティキャメロンなんだけど、慣れていないせいなのかなぁ。でも、まだ2回しか使用していないし、もうしばらく使い続けてからでないと評価は下せない。

アイアンは切り返し以降、上半身の力で振りにいく状態が最後まで治らず、左へのひっかけを連発。一回もナイスショットの感触を得ることができなかった。
トップ気味に入るのはアドレスが悪いせいだと思うが、アンジュレーションの中で重心をどこにセットすれば良いのか、よく判らなくなってきた。
レッスンの時にでも聞いてみなくては。

三浦のWMF-03ウェッジだが、ダフリはかなり改善され、クラブにも慣れてきた感じ。
ただ、距離感は相変わらず出ていない。
試しに58度もアプローチで使ってみたが、距離感が全く出ていない状態では無謀そのもの。でも、球の高さのイメージは合ってきているので、アプローチ練習でまずは50yぐらいの距離感を作ったうえで何度かコースで使えば距離感も合ってくると思う。
打ちやすいし、クラブとしては非常に良い感触。

r7TP(8.5)にROMBAXを挿したドライバーはやはり問題。
スイングが悪いのだが、フック打ちの時に合わせて組んでもらったせいもあって、フェード系の現状スイングでは安心して振ることができない。少しフックに入れなおしてもらうか、ショップに相談して冬用のドライバーを一つ作ろうかと思う。

13度のスプーンを初めてコースのティーショットで使用してみたが、トップが出てあまり参考にならなかった。緊張感があって身体が伸び上がったようだ。
慣れないものを、いきなりコースで使えるほど器用ではないのだということを痛感した。ユーティリティも同様。でも、これは軽く振れればばっちりなので、今後も多用していきたいと思う。

クラブはやはり練習場で自信が持てる状態にしてからでないと、コースに持ち込んではいけない。特に、自分のスタンダードがはっきり持てていないスキルレベルでは、まず、自分のスタンダードを作ることに専念するべきだと思う。

年内にもう一度コースに出たいが、それよりもまずはきちんと練習をして、習い始めたスイングを自分のものにしたい。

本日は進行上の問題でロスト扱いにしたものを含めOB4つ。パット数40で53、56の109。

全然、ダメダメになってきたなぁ・・・。

17時半過ぎにコースを出発。409号線、牛久の合流で少し渋滞があったが19時過ぎには自宅に到着。約1時間半程度だった。

2005.12.11 ページ内目次へ
エスゴルフ 003
しばらく間が空いてしまったが、久しぶりに奥沢のエスゴルフのレッスンに行ってきた。
最初にこれまでの成果を見せて下さい、とインストラクターにスイングを見てもらったのだが、すぐにビデオ室に連れて行かれてスイングを撮影。再生されたスイングを見て愕然となった。

完全な横振り、シャットフェースをインパクトで何とかごまかしたスイング・・・。

ショートアイアンは良いかもしれないがドライバーは難しいでしょう、というインストラクターの言葉通りの現在の状態。ボールがまともに飛ばないのは、決して道具のせいではなく、スイングそのものがおかしくなっていたのだった。

もう一度、手の動きと身体の回転の同調について理論的な話を聞く。
フェースに球を乗せるのではなく、ボールの右下にソールを叩き込むイメージ。ハンマーを斜めに打つイメージ。
以前聞いた時よりは、素直に理解ができる。
そして、横打ち厳禁。

打席に戻って、スイングを直してもらうが、バックスイングでのシャットフェースはかなり重症で、何度も何度も修正してもらったし、かなりアウトサイドに、しかもオープンフェースな感触でやっとスクエアということだった。

アウトサイドにヘッドが上がる感覚が何とも変だったが、自宅に帰ってよくよく解析してみたら、テイクバック直後にコックを入れていたので、ヘッドが外へ上がっていただけで「身体の正面で上下に動く」範囲を決して超えているわけではなかった。

目指すスイングは、上半身については手を「上げて下ろす」だけのシンプルな動きにし、下半身を土台とした身体の回転でソールから球の右下に打ち込んでいく。言葉にすると、こんな感じかもしれない。

帰りがけに、エスゴルフのチーフプロの書いたレッスン書を購入。
色んなレッスン書を読むのは情報の氾濫で良くないとは思ったが、現在指導を受けているスイングについて、きちんとベーシックな考え方を知っておきたいという気持ちだった。
手の動きと身体の動きの同調をテーマに、ハーフスイングを基本に置くところは最近のレッスンの流れ通りだが、本を読むだけでは決して判らない現実があって、それを指導してもらわないと上達しない典型が今の自分。

ちょっと落ち込んだ気分。

でも、やるべきことは何となく理解できたような気はする。
やはり、スイングのリストラはそんなに簡単なことではない、ということだ。

2005.12.12 ページ内目次へ
Hint!<重要>スイングは上げて下ろすだけ
スイングがおかしくなっていたので、午前中に300球、午後に120球とアプローチ120球の合計540球を打った結果、あれほどスライスに悩んでいたドライバーはきれいな高弾道のストレートからフェードに戻り、アイアンの方向性、高さもかなり揃ってきた。
やはり、練習しなくては。

スイングは右を向いて上げて、正面で下ろして、左を向いてあげる。

この単純な動きだけで、後は軸をぶらさなければ必ず同じポイントで球を捉えることができる、ということが良く判った。試しにドライバーにショットマーカーを貼り付けてみたが、5球打って、ほとんど打点が変わらなかったのは特筆もの。

多分、数日でこの感覚は消えてしまい、また一からスイングを模索することになるのかもしれないが、忘れないうちにポイントを記録しておきたいと思う。

<ポイント>
・前傾姿勢を取り、手をだらりと伸ばした状態で掌は内側を向く。この状態の左手でクラブを握った状態が自然なグリップ。従って、右手は右下から握ることになる。
・アドレスの時、グリップエンドは左股関節を指す。
・アドレス時の前後の重心位置は土踏まずの少しだけ前側。一度、踵に重心を乗せてみて位置を確認するべき。
・腕の動きは、左股関節の位置から右肩の真正面の位置、元の位置、左肩の真正面の位置の3点を通るV字以外の位置を通らない。
・ハーフウエイバックでトウが真上を向く、トップでソールが真上を向く、フォローでトウが真上を向くのが正しいフェースローテーション。
→ バックスイングがシャットに上がりやすいので要注意!
・バックスイングは左肩を右に、及び右腰を後ろに引く動きから始める。
・バックスイングでは右股関節の上に上体が乗る。
・切り返しは左腰のリードで始める。
・左股関節への体重移動は、わずかな腰のスライドで行う。
→ 腰をスライドを意識しすぎるとプッシュスライス、腰の位置を変えないと引っ掛けになる。
・インパクトは意識せず、クラブが右腰から左腰へ動く下半円の軌道の中でボールを捉まえる。
・上半身の力で振ろうとしなければ、左腕は自然に伸びる。
・フォローで左股関節の上に上体が乗る。
・腰は既に飛球線方向に向いており、手は左肩に向かって上がっていくだけ。
・スイング中、左右の脇が胸に触れている感覚は常に同じ。特にインパクトの下半円は重要。
・スイングに上半身の力は不要。

<軸をぶらさないように、上げて下ろすことに集中するべし>

これだけの球数を打ったにも関わらず、腰にわずかな疲れがあるだけで、筋肉痛などはどこにもない。スイングには力が要らないという証拠なのだろうか。
ただ、右足の親指がかなりしびれている。

あと、左に体重が移ってから、左膝が頑張る感覚がものにできれば、もっと安定するのではないかという気がする。
次回、今日のレベルまで再現できたら、次はこのテーマに取組んでみよう。

2005.12.13 ページ内目次へ
丸子橋ゴルフ練習場
以前から一度行ってみたいと思っていた「丸子橋ゴルフ練習場」に行ってきた。

丸子橋を川崎側に渡ってすぐの信号を左折、川沿いの道に出たらすぐ左に入り口がある。土手を登ると目の前が練習場。

ドライビングレンジは河川敷に250yの平坦な場所が確保されている。
ネットはあるものの、どスライスを打つと川沿いの道路に打球が飛び出るのではないかと思うのだが、過去、そんな事故は無かったのだろうか。河川敷に入ると舗装が途切れ砂利道となる。車が汚れるのを嫌ってか、土手の取り付き道路に駐車している車が多数あった。

平日の朝7時から9時半までは打ち放題のタイムサービス。
受付で署名し伝票を受け取ると、打席まで行って近くの係員に渡す。60球の欄二つ分にチェックを入れてもらうと、どこでも好きな打席にどうぞ、とのこと。まだ昇ったばかりの朝日がまぶしいので、少し川側の打席を確保した。

打席は踏み固められた固い感触の土。無造作に置かれたショット用の人工芝マットは非常に小さく薄いもので、ダフると下の固い土でヘッドが跳ね返されるのが良く判る。ゴムティは係員のいるテントにS、M、L、LL、3Lの各種が用意されていて自分で必要なものを取りに行くシステムだった。

スイング理論を思い出しつつ、ショートアイアンで身体を暖める。外気温はせいぜい5度程度だが、トレーナー程度で十分に暖かい。ただ、この時期、下半身はかなり冷えるので防寒具の装備が必須。

打球は太陽の方向に向かって打つので、シルエットで飛んだ感じが良く判るが、落下点は逆光のせいもあって良く見えない。目が悪いせいもあるが・・

ドライバーを打つのは非常に気持ちが良い。コースでも広い空間に向かって打つショットに何とも言えない開放感を感じるが、この練習場ではその感覚が気軽に味わえる気がする。
ただ、ドライバーばかり打つのは問題・・・。でも気持ちが良いから、つい、球数が多くなるのは仕方がないか。
ショートアプローチの練習は平坦だし芝を転がる感じがよく掴めるのでGOOD。

球が残り少なくなると、係員が来て次のカゴを置いていってくれる。伝票に更に60球の欄二つにチェックが入るが、打ち放題なので会計には関係が無い。

土手の向こうに練習場の事務所があり、その壁に大きな時計がかかっている。
結局、2時間強で3カゴ目に突入したのだが空腹に勝てず帰宅することにした。

2005.12.14 ページ内目次へ
丸子橋ゴルフ練習場 2
通常営業時間帯の丸子橋ゴルフ練習場に行ってみた。

受付の後、打席の係員に伝票を見せ、120球のチェックを受けて打席に入る。打席には既に120球のカゴが用意されていた。
早朝は太陽がまぶしいが、午後は問題無い。ただ、風向きが全く変わって川側(左)からの横風になっていて、スライス系の打球はかなり流されている。河川敷特有の風の強さもなかなか面白いものがある。

ドライバーはエスゴルフで学んでいるスイング理論を適用してから絶好調。ただ、身体が突っ込むと当然プッシュスライスになるし、下手をするとあまり出したことの無いテンプラになった。左腕がインパクトで縮んでしまう癖が修正されつつあることの証明なのかな、それよりも、スイング軌道が左にずれている証明だなぁ。(^^;

r7TPは表示ロフトが8.5度なのだが、リアルロフトは9度以上確実にあるようで、フェースの上部で捉えるとかなりの高弾道、低スピンの打球になるようだ。
広い空間に打球が飛んで行くのを見るのは非常に爽快な気分。

ついついロング系を打ちたくなってしまって、スプーンやユーティリティをかなりの数打っていた。

球が残り少なくなると係員がやってきて、もう一カゴ打つかどうかたずねてくれる。60球のカゴも用意されているので選択は自由だ。

この練習場は結構広いアプローチ練習場を併設しており、630円/時間で利用することができる。
フラッグはショートアプローチ用も含めると4本立っており、バンカー越えのシチュエーションも用意されている。
通常は、人工芝の打席から打つのだろうけれど、利用者が少ない時は、打席の後ろの野芝の上から打っても構わないようだ。ただ、完全に冬枯れしているので、現在はベアグランドから打つことになる。

試しに土の上から打ってみたが、集中して打たないとかなりの確率でダフるし、ダフるのを怖がるとトップする。集中して自信を持って球の下半球にエッジを入れる意識を持つことで、球だけを捉えることができるようになる。
これは、アプローチでのザックリに悩んでいる現状には最適の練習になった。

球は一カゴ60球なのだが、時間内であれば補充は自由にできる。貸し球器は手動で、ハンドルを回すと一カゴ分の球が出てくる仕組みになっている。

ウェッジを換えてから距離感が合わなかったが、2カゴ打って53度、58度ともにかなり手に馴染んできたように感じた。

この練習場には更にきれいに整備された天然芝のパター練習場も併設されており、420円/時間で利用することができる。カップも当然切られているし、マウンドも作られているので、かなり本グリーンに近い感覚で練習ができると思われるが、今回は日が短くて営業時間が16時までということだったので、次回以降に見送ることにした。

自宅から車で10分強のところに、結構使い勝手の良い練習場があって本当に良かった。

2005.12.17 ページ内目次へ
PRGR 新橋フィッティングスタジオ
PRGRの新橋フィッティングスタジオに行ってきた。

通りに面したビルの一階にあるショップの中にある階段を地下におりると、広めの試打用打席が一打席。まわりの壁にはびっしりと試打クラブが並んでいる。
コーヒーをご馳走になりながら簡単なアンケート。平均スコアやヘッドスピード、ゴルフ暦、フィッティングの目的などのヒヤリングを受けながら貸し靴の紐を締めグローブをはめる。
打席に入ってアイアンで少し身体をほぐしてから、いよいよドライバーのフィッティングにかかる。

量販店で良くみるブリヂストンのサイエンスアイではなく、PRGR独自の測定システム。レーザーの反射板を打席中央に置くのが他のシステムと違うのと、精度が高いせいか測定器の位置決めを結構シビアに行っていたのが印象に残った。

楽に打てるドライバーを探している、ということでフィッティングをお願いする。

まずはアンケート内容からT3のロフト9度、M−46シャフトのものを打ってみる。
5球打った結果の平均だがヘッドスピードは44.3m/s、打出し角14度、バックスピン2430回転。かなりスライスがかかっており、飛距離はトータル245y程度。

次に、スライスへの対処としてロフトを10度にし、ヘッドスピードも遅いのでM−43シャフトを試してみる。
ヘッドスピードは44.6m/s、打出し角14度、バックスピン3080回転。スライス回転は少し減っているがバックスピン量が多すぎる。

ここで、新しい理論的裏づけとしてグリップスピードを計ってみることになった。
電池が仕込まれているのであろうベストとレーザー発光装置のついたクラブで3球ほど打つ。ヘッドスピード47.3m/sに対し、グリップスピードは4.6m/s。ヘッドスピードはインパクトに向かって急激に増速するが、グリップスピードは逆に減少。つまり、腕の振りがとまって、リストを使ってヘッドを走らせるようなスイングであることが数値面からも立証されるという具合だ。
このリストターンを係数にすると10.6とのこと。大体10を超えるとリストを良く使うスイングに分類されるとのことだ。

また、スイングプレーンはバックスイング、ダウンスイング、フォロー共に非常にきれいな面をたどっているが、若干ではあるがダウンスイングがバックスイングの上側をたどっており、切り返しで上半身から始動する傾向があって左肩が少し突っ込んでアウトサイドインに入っているという分析だった。

次に、ロフトは10度のままでM−46シャフトを試してみる。
身体も暖まってきたせいか、ヘッドスピードは45.4m/sへ向上、打出し角16度、バックスピン2350回転。スライスもかなり矯正されている。
ただ、1球だけではあったが、左へ巻いてしまった球が出た。打球はどちらか一方に寄る傾向ではなく左右にちる感じ。

やはり左へ巻く球は絶対に避けるべき、ということで、もう一度ロフト9度、M−46を試してみる。
今度はヘッドスピード44.9m/s、打出し角14.2度、バックスピン量2510回転。スライス回転は一回目の測定よりもかなり減っているのと、平均飛距離が254yと一番飛んでいること。球のばらつきも少なくアウトサイドインが少なくてきれいに入った打球はストレートから若干フェードに260yと一番飛距離が出ており、今回のフィッティングとしてはこのクラブが一番フィットしているという結果だった。

T3は3種類のチタンを使用してヘッド全体のタワミでボールを飛ばそうというコンセプト。またシャフトはどちらかというと撓りを抑えた仕様で、左への巻き球の抑制を主眼においており、フェード気味の打球になるのは普通だという。振った感じは非常に楽だし、打った感じと打球が同じということも重要な感触の一つとして評価できる。
ただ、いつものドライバーよりは若干軽めに出来ており、ここだけ何とかしたいのだが、それにはオーダーメイドにする必要がありそうだし、オークションで安く入手という訳にはいきそうもない。
でも、かなり惹かれるものはあるなぁ。

マシン測定によるフィッティングはちょっと緊張するし、今の自分の技量では必ずしもいつものスイングが出来ているかどうか疑問はあるが、結果が理論的に裏づけられて出ることもあり説得力がある。
もう少しスイングが定着してきたら、もう一度測定をしてもらいたいところだ。

2005.12.18 ページ内目次へ
エスゴルフ 004
体験コースは2ヶ月間に8回のレッスンをこなさなければならないのだが、11月にあまり通えなかったので結構期限が迫ってきている。頑張ってレッスンをこなさなければ。

前回までのカルテに基づいてスイングのチェック。
ここで、バックスイングの考え方について質問し、再度、スイング理論の話を聞いた。

(1)手の動きは肩から肩までの範囲でV字軌道とする。
(2)V字の最下点で、ソールをボールの下半球に打ち込むイメージ。

まずは、これを確実に理解しているかを確かめるために手の動きだけで実際に球を打ってみる。

最初は本当に打てるのかどうか結構怖いものだが、クラブの軌道が判ってくると毎回同じように再現ができるようになった。

(3)アドレス静止状態から、肩、腰を同じように回転させて30センチのテイクバック

テイクバックの位置を基点としてV字軌道の手の動きをさせるために、ボールの30センチ後ろにボールを置いて、それに向かってV字スイング(手の上下動だけでソールを打ち込む)をやってみる。
それから、その位置に仮想のボールがあるという前提で、そこまで静かにヘッドを引くテイクバックの動きを実際に行う。
この時、あまり飛球線に真っ直ぐの位置ではなく、自然に身体の回転に合わせた位置にボールを置くのがポイント。

(4)仮想ボールに対しV字スイングを行う
(5)ヘッドの勢いに任せて上体を起こし自然な形でフォローを取る

これで、ハーフスイングが完成。

今回はこれを完全にものにするために残りの時間、徹底的に練習してみた。

最初はテイクバックの位置から手を上げることに非常に違和感があったが、理論的にはこのV字軌道に身体の回転をつけることによって、ダウンブローのスイングが出来上がることが理解できているので、インパクト近辺の動きをとにかく身体が覚えてくれることを優先することにした。

ポイントは、インパクト時にグリップエンドは左股関節あたりを指していること、だろうか。
(元の手と身体の位置関係に戻っているということ)

結局、100球以上この練習をしたところ、毎回ほぼ同じように打てるようなったので、少しバックスイングを大きくしてみて球を打ってみる。
まだちょっとぎこちないが、強いインパクトが実現できているように思えて嬉しかった。

来週またレッスンを受けたいところだが、年末年始の休みもあるので、多分、数回分は月会員に以降してから消化することになるのかもしれない。

2005.12.20 ページ内目次へ
強風の中の丸子橋ゴルフ場
日曜は強い寒気の入った冬型の気圧配置だった。

日本海側に大雪を降らせた後の強い乾いた北西風が吹き荒れる関東平野。平野部では川沿いが空気の流れにとって一番抵抗が少ないため、荒川や利根川の河川敷は風の通り道となっているのだが、多摩川河川敷も同じような感じだった。

9時過ぎに到着。練習場全体が巻き上げられた砂埃にすっぽりと覆われている。風が一息つくと、その中でもくもくと球を打ち続ける人達が浮かび上がってくる。
そして、また上流から砂塵が一塊になって練習場を覆う。
そんな感じだった。

少しためらわれたのだが、せっかく出かけてきたのだから、と貧乏根性でチェックイン。係員の人の勧めで、風よけネットの効果がいくらか期待できる打席へ入った。

北西からの風は基本的に追い風。しかも息の大きい強風。
アドレスで静止する時に強風が吹くと、クラブヘッドに細かい砂がまとわりつくのが判る。打ったボールを目で追おうとすると、砂埃の逆光で何も見えない。
主にドライバーを打ったのだが、それでも感触は非常に良かった。

一球ずつ、ティーにボールをセットし、きちんとプレルーチンを行ってアドレス。呼吸を整え、風の息を待ってから「ゆっくり」したスイングで軸をぶらさないように振ると、ボールがきれいにほぼイメージ通りに真っ直ぐ飛んでいく。
打ち急ぐとスライス系。あまり左への飛球はなかった。

「ゆっくり」振るということは、インパクトのタイミングを整えるのに非常に有効だと思う。
そして、「ゆっくり」振るためには、スイングのリズムを自分の中に持って、毎回、それを再現できなければならない。逆に言えば、自分のスイングリズムを持てれば、スイングは固まっていくという言い方もできるのだと思う。

また、「ゆっくり」振るためには、腕の力に頼っていてはクラブを維持できない。できるだけ上半身の力を抜いて、ヘッドの重さでスイングするのがベストだ。
ただ、叩いてやろう、とか、飛ばしてやろう、とするとどうしてもインパクトで左腕が縮んで左脇が開く。左腕を伸ばしたままインパクトできれば、もっと安定した方向性と飛距離が手に入れられるという実感はあるのだが、まだ完全には出来ない。

でも、目指すべきスイングのイメージは固まりつつあるように思える。

ちなみに、細かい砂埃は全身にしのびこみ、打席に持ち込んだキャディバックの中まで真っ白。行き帰りに着ていったダウンも真っ白。車の中も非常に細かい砂埃がかなり入り込んでしまった。

強風時の河川敷で練習をするのは、よほどの覚悟が必要だ。

2005.12.21 ページ内目次へ
リンクス新川崎
シングルのゴルフ仲間に誘われて日もとっぷりと暮れた頃から「リンクス新川崎」へ出かけた。
河川敷を別にすれば、200Yの距離を打てる練習場としては一番距離が近い。
ただ、中原街道から綱島街道へとつながる道はひどい渋滞。すいていれば15分程度という距離を倍以上の時間をかけてやっとたどりついた。

明るい照明に照らされたスクエアなフィールドは確かに住宅地の中の練習場としては非常に広々としている。(まぁ、住宅が後から建てこんだのだろうけれど・・。)
施設は非常にきれいで、少しバブル期の名残を感じさせる。ただ、料金もそれなりに高い。友人紹介ということで1000円分のカードを貰い、3階の打席(@16)をとってもらった。

打席は広いし、打席マットまで人口芝なので、固めの芝から打つ感覚であれば打席マットから打てるのが良い。ただ、3階はネットの跳び越し事故防止のためにゴムティがMサイズまでという制限があって、ドライバーはちょっと振りにくい感じだった。

スイングを見てもらいながら何球か打つ。

「肩が入っていない」
「右の壁ができていない」
「スイングリズムがダウン以降で速くなりすぎ」
指摘を受けたことを素直に受け止めて、少しずつではあるが修正を加えていく。

上半身の力で打つのではなく、大きな筋肉でスイングするために修正ポイントを教えてもらっているのだが、いずれも的確な指摘で、最終的にはかなりスイングアークが大きくなると共に「ゆっくりとしたダウンスイング」ができるようになってきた。

ここでも、スイングリズムの重要性を再認識。

結局、これまでリズムとして認識していたのはトップまでで、ダウンからインパクト近辺は力に任せて振っていたように思える。

ダウンからフォローにも適切なリズムは必要なのだと思う。

やはり上級者と一緒に練習すると、何かしら得るものがあるなぁ。

2005.12.21 ページ内目次へ
友人と共通の会員権
近くに住むゴルフ仲間と共通の会員権を購入しようという話が持ち上がっている。

彼も月例や競技の腕を磨くためのコースは所持しているのだが、友人を同伴したり、それなりのクラブライフを送れるような一生ものの会員権が欲しいとのこと。
一緒に行動できれば交通費の面でもかなり助かるし、シングルの腕前から教えてもらえることも多いだろう。

確かに、株価も堅調な動きでそれなりの利益も出ているし、会員権相場も底固めが確実な感じで上向き始めており、財産として長期保有するには良い時期なのかもしれない。
ただ、良いコースとそれなりのコースの二極化は確かに進行しているようだし、長期保有するなら、それなりのコースを選ばなければならないのも事実。かといって、長期に寝かせてしまえるお金がたくさんあるわけでもないので、自ずと選択肢は絞られてしまう。

一応、条件を整理してみた。
・総額200万円以下
・コースレイアウト、メンテナンスが良いこと
・メンバーとしてプレーの優遇が確実に受けられること
・将来的に経営が安定していること
・いわゆるメンバーライフが楽しめること

大田区に住み続けると考えた場合、群馬、栃木方面はかなり遠い印象なのでNG。茨城も土浦ICあたりまで、東関道は大栄ICぐらい、房総はアクアラインから30分程度までという範囲だろうか。埼玉方面は未検討だ。

候補となるコースをピックアップしてみる。
(千葉県)
・上総モナーク
・京
・グレンオーク
・オークヒルズ
・富里
・南総
・真名
(茨城県)
・セベバレステロス

富里とセベは実際にラウンドしたことがある。

セベは何しろコースが面白いし、練習場施設も充実しているうえ、会員になればハンディの制限無く研修会にも参加できるので腕を磨くには最適というところに惹かれる。ただ、少し遠いかな。

富里はホール間のセパレーションが若干狭いように感じたほか、クラブとしては落ち着いた良い雰囲気だしコースも戦略的で美しい。でも、面白さという意味ではセベの方が上だろうか。

真名はお袋が平日メンバーだし既にフレンドリー会員になっている。ゲーリープレーヤーコースは面白そうだが、名義変更料が100万円という高額なのがネックだ。

大森のショップの店長に聞いた話だが、南総は雄大なコースで距離のある36H。グリーン周りはそんなに難しくないものの、距離がある分、ミスショットのペナルティは必ず受けるということ。ただ、コースの面白さについては、個人的にはセベの方が面白いと思うとのこと。

会員権も千葉方面は上がりつつあるようだし、本当に保有するつもりなら早めに視察プレーなどして決めた方が良いかもしれない。

寒いうちが勝負かな。

2005.12.24 ページ内目次へ
友人と共通の会員権 2
HPで様々な情報を提供している加賀屋ゴルフにHPからの照会フォームで相談を出したところ1時間ほどして前田社長自身から携帯に電話をいただいた。

迅速な対応に感激して、茅場町の社屋まで出かけてしまった。

会員権相場は11月頃から上昇を始め、現在は売り物が非常に少ない状態。
そもそも、会員権相場が上昇傾向になると、年会費よりも値上がりが期待できる状態なら売り物はほとんど出てこなくなるのが通例とのこと。
株の相場がある程度持ち直したことで資金的に回せるお金ができたのだが、同じような状況にある人たちが同じようなことを考えて会員権の相場そのものを押し上げているのかもしれない。

ゴルフ場そのものの評価をうかがったのだが、コースそのものもさることながら、クラブとしての運営やクラブ員同士の交流などのソフト面をかなり重視して評価されている点が新鮮でもあり、また、参考にもなった。

一押しは京カントリー。
18Hに対し会員は約2300名。しかも、今年名義書換が再開されてからはアクティブな会員も多く若干込み合う可能性はあるが、同年代の会員が多くゴルフ仲間が集まる倶楽部としては非常に良いようだ。
また、従業員がフレンドリーかつサービス精神が旺盛であり、一日を楽しく過ごせることは間違いさそう。
コースは難易度では定評がある戦略性のあるコース。外資になりメンテナンスにも資金を投下されているが、昔よりグリーンは少し遅くなったとのこと。
クラブハウスの浴場施設がクアハウスなみで、ラウンジでゆっくり寛げる空間がクラブライフを充実したものにしてくれる。
メンバーの多くは他にもコースを持っている人が多く、また他クラブのクラブチャンピオンも多く在籍しているとのこと。結局、人が集まるということは居心地が良いということなのだと思うし、そういう面では非常に良いクラブライフが送れそうだ。

問題は成田を発着する飛行機。低空の飛行機のエンジン音がかなり煩いと感じる可能性があるとのことだが、わざわざ空港に飛行機を見に行き、しかも自家用操縦士のライセンスを取りに米国に行くほどの飛行機好きなのでこの点は全く問題無い。
近くの富里と良く比較されるが、コース的には遜色はなく、現在の相場金額差は開きすぎとの見方だった。

セベについて、落ちついた雰囲気と戦略性では定評のあるコースだが、最近、少し売り物が多くなっているようで相場は落ち込んできている。ここが買い時であろうとも思えるが、やはり通うにあたって距離的な問題は残る。

カナリヤガーデンについては倒産を経て預託金債務の問題は無いとのことだし、コースは良いようだが、経営方針の面で多少わだかまりがありそうな雰囲気だった。

上総モナークは厳格なドレスコードとマナーをきちんと指導しているクラブで、入会審査も人物的な面をきちんと選別しているようだ。会員数も少なく仲良しクラブ的な良さはありそう。コースはニクラウスの設計で、フェアウィイも広くどこへ打っても大丈夫的なところはあるとのこと。ティーの選択によってそれなりに楽しめるようだが、クラブ対抗にも参加していないことから競技ゴルフを目指すのであればちょっと目的に合わないだろうとのこと。

いずれも、総額200万円以内に収まるコース。
今後も、売りが少なくなって相場が上がっていくようであれば、株式で運用している資金の一部を会員権相場に振り向けても損は無さそう。

2005.12.25 ページ内目次へ
東京湾CC 初ラウンド
ラストコール杯ということで会員同士の組合せにも入りやすいだろうと思い、初めて東京湾CCをラウンドしてきた。

5時40分に大田区の自宅を出発。気温2度。第二京浜から環八、大鳥居から産業道路で多摩川を渡り浮島へ。アクアラインを通り袖ヶ浦ICで高速を降り東京湾CCに到着したのは6時30分だった。所用時間50分はかなり近い。
ただ、気温は千葉の方が低くて−2度。スタートホールから数ホールのグリーンにはシートを掛けられていたが、ティーグランドを含め土は完全に凍っていた。

スタートまで1時間強あったので施設を探検。
練習場が#8アイアンまでしか使用できないのはちょっと残念。またアプローチ練習場も無いので、練習環境はあまり良くはない。
クラブハウスのレストランから最終ホールのグリーンがまん前の見えるのも良いが、逆方向の街の景色もまあまあ楽しめる。朝食は少し高めの設定かな。
ショップは非常に充実しているうえ、都内の量販店と同等の価格設定になっており、試打クラブも充実していてコースですぐに試してみられるのは大きなメリットだろう。
ロッカーや貴重品ロッカーの4桁の暗証番号が機械式に合わせる方式なのは電子的な情報漏えいの心配が無い分、今の時代には逆にマッチしているのかもしれない。

スタートは7:48久保田コース。
クラブハウスの位置から左下の谷に降りていったところにスタートホールのティーグランドがある。
面白いのは「素振り場」としてゴムマットが敷かれた場所が用意されていること。これは初めて見た施設だった。

ティーグランドは完全に凍り付いていて早速ティーを一本折ってしまった。

ラウンドしてみてファーストインプレッションは、やはり狭い土地に少し無理をして27ホールを作ったのだなぁ、という印象。
フェアウェイの左右に余裕が無く、またホールによってはグリーン奥にすぐにOBがあってオーバーは厳禁。また、池の絡むホールは箱庭的な景観で美しいが、フェアウェイはその分絞ってあってショットの正確性を要求される。また、ロングホールの中には一打一打を正確に運んでいかないと左右のOBにすぐに吸い込まれるものもあり、面白いと感じる反面、嫌う人も多いのではないかとも思った。
また、ホール間のインターバルがかなり開いているところもいくつかあり、乗用カートは必須。移動途中のトンネルはなかなか面白い。
また、最初のうちはコースの様子が良く判らないのでキャディさんのお世話になった方が良さそうだ。

同伴プレーヤーは40代、50代、70代と年代的には分かれていたが、いずれも5〜6年ぐらい前からのメンバー。アコーディアに経営が移る前はグリーンにまで雑草が生え、バンカーにも全く砂が無いようなひどい状態だったが、やっとまともなコースになってきたとのこと。ただ、年会費の一方的な値上げについては納得のいく説明もなく、年会費を支払わない会員を淘汰するための施策の一つかという見方もあった。
コースそのものを本当に気に入っている、という感じの人がいなかったのはとても残念。
とは言っても、他のコースへ乗り換える気持ちにならないのは交通の便が良いことと、それなりに整備も良くなってきたコースの今後への期待もあるのかもしれない。

最初の組だったせいもあるが、午前、午後共に前も後ろも空いていて、まるで貸切のようなラウンド。ハーフ2時間程度、昼食1時間で非常に快適だった。

13時過ぎには上がってしまい、さんさんと陽光の降り注ぐ浴室で天然温泉にのんびりつかった後、パーティーまで2時間以上待つのも面倒なので早々に家路についた。

帰路も所用時間は1時間弱で15時には帰宅。
のんびりテレビを見てから夕刻は家内と近くのレストランへと出かけた。
こんな時間の使い方もできるんだなぁ、というのが実感。

凍りついたグリーンに直接落としてはいけないと判っていても距離をコントロールできず、時にはグリーンで跳ねて奥のOBへ入れてしまったり、寒さに身体が動かずアイアンショットでシャンクを連発してみたりとボロボロのラウンド。途中からスコアは無視してコースでしかできないことを試みるようなこともしたせいで60、59の119回を記録。

でも、組みあがったばかりの新しいドライバーを2本持ち込んで打ち比べてみたし、試打用に借りたROMBAXのアイアン用シャフトを挿した#2中空アイアンもなかなか良い感触だったし、ウェッジの使い方をいろいろ試してみたり、様々なことを試してみて非常に有意義な一日だった。

クリスマスということで、フライドチキンを家族にお土産に持たせてもらったのはコースからのクリスマスプレゼントというところだろうか。

次は、普通の週末に天気を見ながらふらりと出かけようと思う。

2005.12.30 ページ内目次へ
京カントリー
会員権購入を検討している京カントリーに行ってきた。

5時に目が覚めてしまったので、高速の深夜早朝割引を期待してすぐに出発。気温は5度。前回より少し暖かいかも。
大井南から湾岸に入り、そのまま東関道へと進む。道路公団のHPによれば首都高速では深夜早朝割引は無いので、習志野バリアのETCゲートを通過した時間で判断をされているようだ。富里ICまで700円。半額というのは大きい。

富里ICから昼間は渋滞する道路をすいすいと進んで296号を三里塚交差点まで行き、芝山へと下る。以前、土気に住んでいたこともあり、このあたりの土地勘はある程度はあるのだが、分岐を一つ間違えてカレドニアンの方まで行ってしまったのは失敗だった。

九十九里浜の近いこのあたりは太平洋を流れる黒潮の影響か夏涼しく冬暖かい。雪の心配のいらない地域だ。

ゴルフ場到着は6時半。途中、コンビニで朝食をとったりしたので、実質的な所用時間は約70分というところだろうか。
出迎えの人にバックを渡して奥の駐車場へ。駐車場はそんなに広くもなく、もともと人数を入れる設計にはなっていないように思えた。ハウスから少し遠い気もするが、平坦なので問題は無い。

ハウスに入ると正面にゆったりとしたロビーがあり窓の外には滝が流れている。こじんまりとしたフロントが右側にあり、ショップ等も大げさなものは無く全体に落ち着いた雰囲気。カードホルダーは無く精算番号を記載されたカードを手渡されるだけ。

ロッカールームのエリアはロビーやフロントから完全に視線が遮られており、その中に化粧室等もありホテルのようなレイアウトを思わせる。
ロッカールームへは履物を脱いで上がるシステムで、靴はロッカー下のトレイに置く。ゴルフシューズを持って再び入り口で身支度を整えて出て行く。

キャディマスター室の隣に少し大きめのゴルフ用品を揃えたショップがあり、ボールや小物はこちらに揃っている。バック置き場もそんなに広くはなく、ここも大量に客が入る設計にはなっていないように思えた。

スタートまで時間があったので、練習場で身体を暖めることにした。
キャディマスター室でコインをもらって駐車場奥の練習場へ向かう。ワンコイン420円で50球。100y程度の鳥かごで2階建て。ショットの調子を見たりアプローチの距離感を確認するには十分な施設だ。

ただ、練習場の営業はスタート前だけで午後はネットを下ろしてしまっていた。アスリートなメンバーさんによれば、プレー後にも練習したい向きには成田IC近くの大きな練習場で1000円出せば200球打てるので、そちらへ移動するそうだ。また、コース近くにも大きな練習場が複数ある。

OUT 7:45スタート。カートは2人乗り。他の3名の方は30代から40代のメンバーで、うち2名は今年の9月以降に会員権を購入したとのこと。
前の組は常連メンバー、キャディ付きでチャンピオンティーから打っている。メンバーは通常バックティから打つというので、下手くそながら甘えさせてもらった。

1番はティーショットを若干打ちおろす。フェアウェイは左に広い印象だが、あまり左にティーショットを置くとグリーンは丘越えになって見えないだろう。かといって右にはOBが口を空けており、ラフはかなり大きなアンジュレーションがあるし、フェアウェイそのものも絞られている。最初から考えさせられるショットだ。

ドライバーの方向性に自信を無くしている状態なので無難に左手前のバンカー方向に打出したが、案の定スライスして右ラフへ。グリーンは大きく距離感が良く判らないが、ヤーデージ杭が示す距離を頼りに打ったところ大きくショート。アプローチも寄らず、グリーンの様子も判らないため4パット。

3番ロング。第二打が池へ向かって打ち下ろしになっており、池手前のフェアウェイには階段状にアンジュレーションが付けられている。池越えになるグリーンは奥行きが狭くしかも奥のバンカーで止まらなければOB。もちろん手前にも深いバンカー。ティーショットをフェアウエイにきちんと運べればプランも立てやすいが、そうでないと第ニ打の距離感に悩むことになる。
コースレイアウトを見てもイメージが掴めず、安全をみて刻んだので、池の手前までにかなりたたいてしまった。

4番は池に挟まれた浮島のようになっているフェアウェイにティーショットを上手く運ぶ必要がある。更に池越えで縦長のグリーンを捉える必要があり、ショットの正確性が試されるホール。
借り物の#2で打ったティーショットをミスして手前の池に入れたのはともかく、打ち直してフェアウェイ絶好の位置からSWで打った第二打がドローとなり、わずかにグリーンに届かず石垣に跳ねられて池に入ったのは残念だった。

5番ショートは池越えでグリーン手前に大きく深いバンカーが視界に入りプレッシャーのかかるティーショットになる。でも、非常に絵になるホールだ。

6番は230yぐらいから右側に池があり、フェード打ちの人にはティーショットにプレッシャーがかかるだろう。#2で刻んだつもりがミスショットで距離が出ず、池越えでグリーン手前へ運んだものの縦長のグリーンはアプローチが難しかった。

7番は右に90度のドックレッグ。ティーショットが250y程度確実に飛んで方向性にも自信があればショートカットにチャレンジしても良いかもしれない。
無理をせずフェアウエイをキープしたが、ショートアイアンの距離感が全部ショート気味で合わない。ヤーデージ杭はグリーン中央までの距離を示していると思うのだが、もしかして違うのかな。同伴者がレーザー測距器を持ち込んでいたが、ルールでも認められるようなので欲しくなってしまった。

8番は右側が隣のショートホールで一面のコブ地帯となっておりワンペナとなっている。グリーン手前に、ナスカの地上絵のような文様のバンカーがあるのが印象的。

9番は右側に池と渚バンカーを配した美しいホール。グリーンが斜めに細長いこともありアプローチの距離感が難しいが距離は無い。

午前中は前後の組と干渉するような場面も無く2時間ちょっと。スムースな進行で快適だった。

昼食はパック料金に含まれているとのことで、10種類程度のメニューから選ぶ方式。カツカレーを食してみたが、ご飯の量が適量で満足のいく味だった。
ダイニングルームもそんなに広い設計ではなく、大人数が入るような設計ではなさそうに思える。もともと会員権は2000万円ぐらいしたと聞いたが、接待用か超高級クラブというコンセプトだったのだろうか?メンバー専用のコーヒーラウンジがあると聞いていたが、結局確かめられなかった。

IN 10:51スタート。

10番は素直なミドルだが縦長のグリーンは距離感が難しい。またも4パット。

11番はショートホール。グリーン手前にコブ地帯が広がっており、チョロでもしたら大変なことになりそうだ。

13番は二段フェアウェイ。グリーンに向かって下の段からはかなりの打ち上げになるうえ、縦長のグリーンで距離感が難しい。

14番は距離が無いが、グリーン手前の池が効いていてフェアウェイにきちんとティショットを置いて、第二打で横長のグリーンを狙うショットの距離感、方向性を合わせる必要がある。

15番も距離はそれほどでもないが、右の池を気にしつつ打つティーショットに加え、これも縦長のグリーンへの距離感が難しい。

17番は右のOBが浅いうえ、左の斜面にもアンジュレーションがあり方向性が問われる。左ドックレッグから打ち上げになるグリーンまでの距離感は非常に難しいが、むしろフェアウェイの右奥まで打っておいてから距離感を合わせる方が良いのかもしれない。

18番は長めのショートホール。受けグリーンは傾斜もアンジュレーションもあって、上からの距離感はかなり厳しいものがある。

大たたきは予想していたが、池と遊び過ぎて57、60の117回も打ってしまった。パット数41というのはパターが合っていないこともあるが、グリーンもかなり難しいからでもあると思う。
でも、前回ラウンドよりはアイアンショットが安定してきたし、ドライバーの改善点も大体判ってきているので、10月にクラブセットを変更しスイングのリストラへのチャレンジ以降初めて今後について光明が見えた気がした。
残る課題はアプローチとパター。距離感が問題。パターはやはり使い慣れたピンアンサーに戻すことも考えよう。

京カントリーの印象は、とにかくショットの正確性とマネージメントが求められるコース。アップダウンも適度で計算された設計とも言えるし、池が絡む景観は非常に美しくもありプレッシャーにもなり得る。ただ、距離の短いミドルが多い印象はある。
でも、このコースで思い通りのプレーができたら、さぞ気持ちが良いだろうなぁ。

クラブハウスは落ち着きがあり、風呂は水風呂、ジャグジー、サウナ、露天風呂と完備していてラウンジ(平日はクローズ)でゆっくりすることもできる。ロッカールームで素っ裸になって、地下の浴室に階段を下りるのは最初は抵抗があったが、案外良いものかもしれない。

飛行機の音は午後の離陸便が気になると言えば言えるが、飛行機好きなので問題はない。スポッターなんかだと垂涎ものだと思う。

コースは「セベ」の方が攻めガイがあると思うが、「京カン」は自宅から1時間強で通えるし、メンバー同士の仲が良さそうでメンバーライフが期待できそう。ただ、アクティブなメンバーが多くなったため一組という単位の予約を取るのはそれなりに1ヶ月前とかでないと難しいとのことだが、一人であれば何時でもプレーできるとのこと。
でも、全て乗用カート使用ということで、歩きたい向きにはNGかもしれない。

とても面白くメンバーになりたいと思わせるコース、東京湾CCを決める前に視察プレーをするべきだったかもしれないなぁ。