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"隊長”です。
コロナ禍により今年も延期となってしまったスコットランド&アイルランドツアーの代替として初の中部地区ツアーに行って来ました。
本来ならば、
Prestwick,Carnoustie,Northberwick,Murefield,European,Royal Portrush,Royal Countydown
を回る予定でしたので、なるべくこれらに匹敵するコースを、と回らせていただいたのが、名古屋ゴルフ倶楽部、四日市カンツリー倶楽部、近鉄賢島カンツリークラブ、岐阜関カントリー俱楽部東コース、愛知カンツリー倶楽部です。
近鉄賢島以外すべて日本オープン開催コース、近鉄賢島も長く女子のMIZUNO CLASSICを開催していました。
設計者は、四日市、近鉄賢島、岐阜関が上田治。愛知が井上誠一。そして名古屋が大谷光明といった大家です。
以下、訪問順にそれぞれのコースの印象を①クラブハウスやスタッフ②コースそのもの、という形でお伝えできればと思います。

名古屋ゴルフ倶楽部
①コンクリート外壁の質実剛健といったハウス外観です。廣野と同じくレセプションが後方のオフィスと仕切られて無く開放感があります。女性スタッフは無駄のない的確な応対のなかにも人当たりが柔らかで笑顔が自然。超名門初訪問の緊張をほぐしてくれました。
とあるメンバーから朝はクロックムシューを必ず、と言われていたので食しましたが、フツーのハムチーズホットサンドでした。お付き合いさせてしまったJ.Oさん、S.Mさん、ごめんなさい。
超名門の食堂で大画面TVからワイドショーを音声付きで流していたのはちょっとした驚きでした。
お世話になったキャディさんには的確なキャディ業務のうえに超フレンドリーにご対応いただきました。とても楽しかったです。
②1929年開場、川奈大島に続く大谷光明第二作。
メインのCグリーンは6557ヤード、パー70、コースレート(CR)72.6、スロープレート(SR)142。
一言でいえばコースも質実剛健。グリーン周りの彫りの深い造形美が印象的でした。
狭いという話も聞きましたが、全く感じませんでした。距離も15番のロングは591ヤードあり決して短いコースではありません。17番の池越えショートはTV画面よりはるかに迫力があり趣は違いますが霞ヶ関東コース改造前の10番を思い出しました。
強いて言えば住宅や道路が近いことがマイナス点ですが、ジャパニーズクラシックの名作と感じました。オータニ サーンはむかしから凄かった。ぜひ再訪したいコースです。
 
四日市カンツリー倶楽部
①美しい群青色の瓦の大屋根が印象的な山荘風のハウスです。ここの受付スタッフも上品な中に親しみやすさがあります。中京地区の特性なのでしょうか。
驚いたのは名古屋から40キロも離れていないのに地元出身のキャディさんが全くの関西弁だったことです。これをきっかけにツアー参加者同士でいろいろ調べたところ三重県は中部ではないことが判明。では今回のツアーは、何ツアー?東海ツアー?中京ツアー?結局三重県も中部ゴルフ連盟に所属してることがわかり、中部ツアーで問題なしと落着。
②1959年開場。メイングリーンフルバックは7305ヤード、パー72、CR75.9、SR130。
7305ヤードはとにかく長かった。打ち上げも多いので実感は7400越え。フェアウェイもワイドでロングヒッターの腕試しにもってこいのコースではないでしょうか。おおらかな作りです。古賀や下関、大阪に代表される上田治のダイナミックな作風はあまり感じられません。ツーグリーンの配置やバンカリングに今一つアクセントがあればとおもいますが、セッティングの自由度が高そうなところが日本オープンなどメジャートーナメントに適しているのかもしれません。メインテナンスもとてもよかったのですが、これは!という印象に残るホールが少なく再訪はないかもしれません。
 
近鉄賢島カンツリークラブ
①質素なハウスでした。前泊した志摩観光ホテルとの落差がかなり大きい。ここはキャディーさんが秀逸でした。MIZUNO CLASSICでは若林舞衣子プロなどに付いていたそうで、アドヴァイス記憶力共に抜群のクオリティーでした。
②1969年開場。レギュラーから6626ヤード、パー72、CR72.7、SR137。
こちらも一般的な関東のコースと比べると難度の高いコースです。
ワングリーンということもあり、四日市よりは締まった感じでしたが、ホールが進むうちに似たような作りのホールが続き単調な印象に。バンカーや砲台グリーンなど随所に上田治らしさを感じますが、晩年の作だからでしょうか、総じて穏やかなレイアウトです。セルフも入れており??というプレーヤーがいたり、シーサイドリゾートコースでありながら海が見えるのも11番のショートホールだけで、ここも再訪はなさそうですが、志摩観光ホテルの和定食は再訪の価値ありと見ました。

岐阜関カントリー倶楽部東コース
①モダンな外観。東西36ホールなので広々としてます。清潔感があります。食堂のつまみに関東でなかなかお目にかかれないご当地の明宝ハムがありましたので土産に買いました。
スタッフは標準的。キャディさんは好みが分かれるか。
②1966年開場。ブルー6906ヤード、パー72、CR74.2、SR138。
適度なアップダウンがあるワングリーン。豪快で彫りの深い上田治らしいコースでした。ウォーターハザードも効いた右ドッグレッグの10番がとりわけ好印象。今回ラウンドした上田作品の中では間違いなくナンバー1。再訪したいコースです。
 
愛知カンツリー倶楽部
①今ツアー唯一の雨模様だったせいで、8時15分到着時コースにワンパーティ、ハウスには我々だけだったそうで、森閑としておりました。食堂も開いてませんでした。
ハウス内は隅々まで清潔感に溢れていました。和合でもお世話になったメンバーのT.M様からハーフターンの茶店でぜひチャーハンをと勧められておりましたが、これは大正解!シューマイも美味でした。料理人さんが変わっていたようですが、中華鍋を振る音も楽しく女性スタッフの接客も素晴らしかったです。
キャディさんは前半後半で交代しましたが、特に後半の方はキャディを始めてほんの数か月とはとても思えない完璧なクオリティーでした。前半の方も同じく始めて間もないとお聞きし、愛知カンツリー倶楽部のキャディー研修の質の高さが窺えました。
②1955年開場。愛知県で名古屋ゴルフ倶楽部に次いで二番目に古いコースです。
フルバック7163ヤード、パー74、CR75.1、SR128。
14番通称アパッチ砦に象徴されるように関東の井上誠一作品にはあまり見られない地形の大きな起伏を生かしたダイナミックなコースです。剛の上田、柔の井上と評されることが多いですが、このコースはかなり骨太な印象です。ぜひとも再訪したいコースです。
 
文中の再訪についてはあくまで東京から時間をかけてという条件つきですので、東京近郊にあるとすればいずれも魅力的なコースでした。
強いてコースの個人的な評価をつければ 愛知を10点として 名古屋9.8、岐阜関9.6、近鉄賢島8.8、四日市8.6といったところでしょうか。
 
最後になりましたが、コースのアレンジのみならず豪華なお食事までお世話いただいたT.M様
本当にありがとうございました。
また、ご同伴いただいた前田社長、東京名古屋二往復いただいたJ.Mさん、ツアーを通じて素晴らしいショットを連発したS.Mさん、いつもながら大変お世話になりました。
今回も思い出深いツアーをありがとうございました。

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T.K

 

掲載日:2021年7月5日