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倶楽部対抗 奮闘記  作H.Mさん

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私は京カントリークラブに入会して17年、日頃からクラブ仲間の素敵な皆さんにゴルフの楽しさを教えて頂いています。

数年前から、KGA倶楽部対抗戦競技会がある事を知り、ここ数年は日頃からお世話になっている先輩方が選手で出場しているので、何度か応援に行っていました。
私も関東アマ、関東ミッドアマなどの個人戦の競技会には出た事もあったのですが、団体戦で行われる倶楽部対抗競技会はまったくの別物!と思っていました。なにせ、その日はクラブ関係者の方々、応援に来られた方々でスタートティーグランドは人がいっぱい。。。何とも言えない緊張感!があると感じていました。
そして、何度か応援に行っているうちに私もいつしか選手として出場してみたいと思い始めるようになったのでした。
そしてついに、初めてクラブ選手として倶楽部対抗競技会に出場する事が出来たのでした。

前記の通り、倶楽部対抗戦は団体競技で、通常の個人スコアだけではなく、チームのトータルスコアの為、選手としての責任感は計り知れない重圧でした。大会に向けてやれる事はやった!と自分に言い聞かせて当日を迎えました。
私はBクラス(年齢制限なし・基本的には55歳未満)の4番目、スタート時間は後ろの方だったので皆さんのスタートティーショットを随時見送っていました。

私のスタートがやって来ました。私のスタート時もティーグランド周りは沢山の人だかりでした。そんな中でのティーショットは、緊張しながらもマズマズのショットでした。

セカンド地点までテクテク歩いていると、緊張のせいか右ふくらはぎに違和感が。。。少し足を引きずりながら。。。ストレッチしながら歩いていました。そして放ったセカンドショットは上手くフォロー風に乗ってピン手前3mに2オン。
深呼吸して。。すると、なんと朝いちナイスバーディー!《毒まんじゅう》。すかさず、周りにいる何人かのギャラリー?からもナイスバーディーの声&拍手が。。。
見回すと。。。京カントリークラブメンバーのN姉さん&京カンキャディーのKさんの姿が見えました。
2番ホールへ歩いていると、Kさんから《足ツリに効く漢方薬》を手渡され。。。《Nさんから渡すように言われたよ》受け取りました。そうです。。。私は競技ゴルフの中で周りを気にしていませんでしたが。。。私のプレーを心配して付いて来て下さるようなのです。次のホールも、その次のホールも。。。それも変に視界に入らない感じで見守られている感覚でした。

2オーバーで迎えた9番ロングホールの3打目をミスしてガードバンカーへ、グリーン奥には沢山のギャラリー!!
もちろんホームランしたらけが人が出るかも?なんて考えながら。。。4オン2パットのボギー。何とか39打で前半を終えます。

昼休憩。倶楽部対抗戦競技会のランチは各コースのテントで休憩します。テントに戻ると京カンクラブ関係者の方々から《お疲れ様》と声を掛けて頂いて落ち着きました。
美味しい昼食を取りながらチームキャプテンと話しをしていると。。。《後半は楽しくゴルフして来い!次戦への進出は難しいから。。。》と言われました。どうやら、チームとして、午前中のスコアがまとまらなかった様でした。

後半10番ホール、緊張感も抜けたせいか?素ダボ。11番ホールはボギー。ふと、周りを見渡すと京カントリーの仲間がギャラリーとして増えていることに気付きいました。
このままガタガタで終える訳にはいかないので、自分を落ち着かせる為にあえてニューボール投入。その後、パー。バーディー。ボギー。
そして、16番ホール辺りからギャラリー数は益々増え出します。そんな16番ホールでは私もアドレナリン?球が飛び過ぎてボギー。4オーバー!17番ホールに向かう途中には京カンの倶楽部対抗出場選手《ラウンド終えて》まで駆けつけて来てくれて。。。一言《お前のスコア次第で次戦進出が決まる!!》って言われ。。。
えっ、私のスコア。ダメだったんじゃ。。。どうやら京カンの素敵な選手の皆さんは後半にスコアをまとめてきた様子で、後は私のスコア次第になった模様。

17番ティーグランド周りには京カントリーの仲間達でいっぱいになりました。
同伴プレーヤーからも《京カンのギャラリーは凄い!!》と言われました。そして、アドレナリン全開となった私は4mのパットを沈めてバーディーを奪うと同時にギャラリーからの拍手と歓声がウワー!!
3オーバーで迎えた18番ホール。飛び過ぎたティーショットはバンカーのフチ。スタンスはバンカー中と言う悪条件になってしまいました。当の私はギャラリーの皆さんからの心配そうな視線をひしひしと感じます。
冷静に見てみると花道からピンが見えていました。転がしてでもピン方向に打つと念じてショットしたと同時にギャラリーの皆さんから《行け!行け!Go!Go!》の声援が。
球は花道から転がってピン奥カラーへ。グリーン周りには本当に沢山の人々!
グリーン奥からは下りのライン。パターでショートしない様に打った3打目はピン2mオーバー。同伴プレーヤーの皆さんが難無くパーで終える中、最後は私の2mをパット!静まり返ったグリーン上の中、私は《このパットを沈める為に練習した!》深呼吸をして。。。。。ギャラリーの皆さんから《ナイスパー!》の大歓声と大拍手。。。
私は球を拾い上げたまま自然と右手を上げてギャラリーの皆さんに手を振っていました。

同伴プレーヤーにも恵まれて本当に面白楽しくラウンドが出来ました。
ホールアウト後のスコアアテスト時にはミスが無いようにとキャプテンに付き添われアテストを終了。この時、チームの皆さんに本気で心配されていたんだと思いました。
無事に受理されてクラブハウスを出ると、京カン関係の皆さんと握手して、競技会の最終集計待ち。そして、最終結果をドキドキしながら待っていました。そして、無事に5位で一次予選通過!!関係者の皆さんで記念撮影!

長〜い一日でしたが、天候もコースコンディションも良く!本当に楽しい一日でした。
京カントリークラブ関係者の皆さん、大会関係者の皆さん、ギャラリーの皆さんに感謝しています。私は京カントリークラブの選手として大会に参加する事が出来て本当に幸せ者でした。これからもゴルフを面白楽しく!続けて行きたいと思います。京カンから倶楽部対抗に出場して、京カンは最高のクラブであると同時に最高の仲間たちが集うクラブだと確信しました。