ゴルフ会員権 コミュニティ

皆様の誠意で支えられている  作T.H

コミュニティ>よもやま話>皆様の誠意で支えられている  作T.H


 M社長が熱く語りました 『加賀屋ゴルフは皆様の誠意で支えられている、皆様のお陰です』と。あれ?モリゾー通信と同じ書き出しになってしまいました。そうです、私もその場にいました。この言葉は、茅場町近くのお店で M社長は自分に言い聞かせるように我々に言いました。焼酎をどんどん飲んで、1時間もすれば酩酊して 記憶喪失になるM社長です。熱く語った名言も、きっと忘れているでしょう。しかし、私には記憶に残る名言でございます。

 ゴルフ場なら酩酊していても、ナイスショットを繰り返すM社長。ふらふらでティーグランドに来て、ビシッとドライバーショットをしているのが不思議です。しかし、ゴルフ場以外ですと1時間も経過すれば 完全に機能停止です。顔は笑顔を保ったまま、こっちを見ているのですが あのしゃべりは止まりました。まさに、お地蔵さんになっているかのようです。みんなの幸せを祈っているようです。自分の名言はすっかり忘れていることは、言うまでもありません。

 しかし、宴席で お客様のOさんの状況を心配して すぐにOさんに電話です。翌日Oさんのアポイントを取り、お会いすることにしていましたまさに、『おまたせしません』 です。Oさんの事を第一に考え、Oさんのためになればと考えていたのでしょう。この時、この状況を見て 酩酊しているM社長をとても尊敬しました。“加賀屋ゴルフを支えて行こう”と思いました。あれ?これってあの名言通りになっているじゃん。

 “加賀屋ゴルフを支えるって何をすればいいのだろう” とモリゾーさんに聞くと『まずは書いてくれ!、、、何でもいいから 文章を書いて加賀屋へ』と言うのです。よって、早速先日参加したスクラッチ選手権の出来事を書いてみました。宴席後、ぐでんぐでんに酩酊M社長はモリゾーさんに任せて 私は別方向で帰りました。とても、いい一日でした。

 梅が満開の3月中旬の日です。やっと春が来ました。そんな暖かい日曜日に開催されたスクラッチ選手権に参加しました。スクラッチなので、もちろんハンデのない大会です。実力勝負です。三十数名が集まり、約半数が決勝にいけます。予選36ホール、決勝36ホールの72ホール、2週間で行なわれます。

 私は、アウトーインー昼食―インーアウトでプレーします。アウトのティーショットに立つと緊張しますね。もちろん4番バッターです。代表選手や研修会の方々とのプレーです。この時に思ったのですが、もうひとりの自分が登場し自分に話しかけるのです。『このホール OBないから思い切って行け』と話しかけてくれるのです。そして、何とかFWに打ちスタートしました。良かったです。ティショットの時は、もう一人の自分が応援してくれるのです。このもう一人を自分A としておきましょう。自分Aが応援してくれ、ティショットはガンガン打って行く事ができます。

 しかし、アプローチになると周りの人がビタビタと行くのです。上手な方々ですので当たり前です。私には新しい自分(自分B)が登場してきます。この自分Bがやっかいです。『バンカー入れるなよ、トップしたらOBだぞ、ダフルな』 と言ってきます。過去に起こしたミスを伝えてくるのです。私は、消極的になりぼろぼろになってしまいます。グリーン回りに来ると、自分Bが出てくるのです。私にささやくのです。こいつを何とかしなければいけないと思っておりました。9番では、グリーン周りから6打のダブルパー。50を打たなくてよかったです。。

 INコースになったら、この自分Bがドンドン強くなっていきます。周りの人がOKの位置にアプローチしてくるから、なおさらです。自分より、遠くの位置からぴったりとアプローチしてきて それを待っている自分には
 自分Bがいくつもの事を伝えてくれ、手が出てこなくなってしまいます。危なく100打ちでした。

 昼食を食べ2ラウンド目 INコースに行っても 同様です。グリーン近くに行くと、自分Bが両サイドにいる感じです。しかも、今度はグリーン上で更に新しい自分Cが出てきます。『こんなことしていて良いのか?。
期末だぞ、仕事月曜日からで間に合うのか、あの数値は大丈夫か』と私がパターをする前 パターを待っている時に伝えてきます。そうです自分Cは、仕事の事ばかり私に言ってきます。5連続スリーパットになってしまいました。呆然とした、9ホールを終えたとき 50オーバーでした。どうにもなりません。

 最後のOUTコースです。28ホール目です。ここで、自分Aが登場してきてくれました。『ガンガン行っちゃえよ』 と言うのです。『朝も打って行っただろう、同じようにやれよ』と自分Aが言ってくれます。ドライバー、3Wでグリーン手前まで来てアプローチです。自分Bが出てきたが、自分Aがパワーアップして 自分Sに変わっていました。自分S(旧自分A)は、『今まで毎週来てゴルフしているだろ アプローチ練習してきただろう ここで思い切って練習の成果出しちゃえよ』 と言ってくれます。『(パターの時)カップ入れて行け 参加者全員驚かしちゃえ』とか言うのです。自分Bも自分Cもいなくなりました。このシングルプレーヤーの中 (研修会や、代表選手)、いつものプレーが出来ました。

 本当に気持ちが大切を感じた一日です。自分Sと仲良く今後していきたいですね。ゴルフは、この気持ちでプレーしないといい結果は出ないと思ったスクラッチ選手権です。競技ゴルフは、“メンタル面における自分との戦い” ですね。自分に問いかけ、自分で答えを出す。自分がライバル、自分に勝つ のが競技ゴルフの面白さです。

 もちろん予選落ちをした事は言うまでもありませんが、どんどん競技に出ようと思いました。メンタル面を鍛えたいと思います。自分Aも 自分Bも 自分Cも 自分Sも、同じ自分。ゴルフ競技に参加することで、新しい自分に会うことが出来ます。多くの自分を知ることで、きっとこの先役立つでしょう。